三菱ケミカルのグループ会社で浄水器の販売を行う三菱ケミカル・クリンスイはこのほど、スマートフォンで管理できるIoT機能を搭載した蛇口直結型浄水器を発表した。専用アプリを使用し「浄水使用残量」や「カートリッジ交換予想日」などの情報が分かる、「クリンスイMD301i」と「クリンスイCB073i」を今月21日から全国で販売開始する。
通信機能には、消費電力の少ない「FeliCa」を採用。タッチするだけで浄水器とスマホの通信ができるため、同社は新製品を、日常生活に取り入れやすいIoT製品と位置づける。デザインモデル「MONO(モノ)シリーズ」は、独自の中空糸膜技術により赤サビや雑菌など13+2物質の除去能力をもつ。
今回新発売となる「クリンスイMD301i」は、浄水使用量を計測し、搭載された通信機能を使って、「①カートリッジ残量」「②カートリッジの交換予想日」「③カートリッジを利用している期間」「④使用した浄水量をペットボトルの水に換算した場合の本数と費用」「⑤浄水器本体の電池残量」などの様々な情報をスマホに表示する。
ベーシックモデル「CBシリーズ」からは、「クリンスイCB073i」をラインアップ。カートリッジ購入日から算出した交換予測日をスマホに通知する。いずれも、交換時期が近づくとスマホにプッシュ通知が届く機能がある。アプリ上では、対応するカートリッジの品番やパッケージ画像も確認でき、利用者に適切なカートリッジ交換を促す仕組み。
同社では、利用者のカートリッジ交換に関する不便を解決しながら、さらに快適に使用できる浄水器の提供を目的に、今後も進化したIoT搭載製品を展開していく予定だ。