アジア石化市況 エチレン続落で1130ドル/t

, , , , ,

2018年10月23日

 アジア地域の石化市況ではエチレンが続落し、10月第1週は1130~1200ドル/tと前週から下値で68ドル安、上値で65ドル安での取引となった。前週は中国・国慶節休暇(10月1~7日)を前に引き合いが弱く

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ダイセル 人事(11月1日、12月1日、2019年1月1日)

2018年10月23日

 [ダイセル・人事](11月1日)▽新事業開発室オプトセンシンググループ製品開発チーム主席部員竹津伊織▽レスポンシブル・ケア室安全推進グループ主席部員浦山豊▽セルロースカンパニー機能セルロース事業推進部主席部員、同カンパニー事業企画室主席部員浅野隆幸▽同カンパニー生産統括室品質保証グループリーダー兵頭信幸▽同カンパニー同室同グループ主席部員小川浩▽解兼同カンパニーフィルターマーケティング部主席部員、同カンパニーセルロース技術開発センター主席研究員小國数馬▽解兼同、同カンパニー生産統括室品質保証グループ主席部員神頭伸明▽大竹工場安全環境部長、同工場副工場長三輪勇人▽ダイセル・セイフティ・システムズ第二工場生産部課長加藤万濫▽ダイセル網干産業浅井幸男▽ダイセルバリューコーティング営業本部コーティングプロダクツ営業部主任部員熊本一範(12月1日)▽研究開発本部長補佐潘立端▽有機合成カンパニー事業戦略室長兼同カンパニー同室戦略企画グループリーダー、新事業開発室事業化戦略グループ主幹部員奥村浩一▽同カンパニー同室主幹部員田中賢一▽同カンパニーマーケティング本部電子材料マーケティング部長前田繁宏▽Daicel America Holdings,Inc.社長、Daicel ChemTech,Inc.社長浅田和雄(2019年1月1日)▽事業支援センター人事グループ主任部員石橋英之。

NEDOなど 光触媒で世界最高の水素生成エネルギー変換効率を達成

, , , ,

2018年10月23日

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem:アープケム)はこのほど、東京大学と太陽電池材料として知られるCu(In,Ga)Se2(略称:CIGS)をベースとした光触媒で、非単結晶光触媒の中で世界最高の水素生成エネルギー変換効率12.5%を達成したと発表した。

 今回開発した水素生成光触媒と、従来のBiVO4からなる酸素生成光触媒で二段型セルを組み立て、疑似太陽光照射下での水の全分解反応を試みたところ、太陽光エネルギー変換効率は3.7%を達成。この値は、2016年に公表された太陽光エネルギー変換効率の23%増に相当する。

 光触媒は太陽光エネルギーを化学エネルギーに変換する機能性材料。太陽光の強度のピークは主に可視光領域(400~800㎚)にあるため、この波長域の光を吸収する光触媒ができれば、効率よく太陽光のエネルギーを利用できる。

 しかし、従来の光触媒は、吸収波長が主として紫外光領域(~400㎚)に限られるものが多く、可視光から赤外光領域にかけての光を利用できるように、光触媒の吸収波長の長波長化が課題の1つだった。

 このため、従来よりも長波長の光を吸収する光触媒材料として、硫化物やセレン化物といったカルコゲナイド系材料の開発を進め、CIGSベースの光触媒開発に至った。

 NEDOなどは今後、高性能な酸素生成光触媒を開発し、今回の研究で得られた水素生成光触媒と組み合わせることで、2021年度末までに太陽光エネルギー変換効率10%の達成を目指す。

 なお、アープケムは国際石油開発帝石、TOTO、ファインセラミックスセンター、富士フイルム、三井化学、三菱ケミカルの5社1団体が参画する研究組合。太陽光の下、①光触媒による水の分解で水素/酸素を製造し②分離膜を用いて水素を安全に分離し③合成触媒を用いて水素と二酸化炭素から化学品原料である低級オレフィンを製造する人工光合成型の化学プロセスを確立し、化石資源からの脱却や資源問題・環境問題の解決を目指す目的で、2012年に設立された。

 NEDOなどとともに、環境に優しいモノづくりを実現するため、太陽光のエネルギーで水から生成した水素と、工場などから排出される二酸化炭素を合成して、プラスチック原料などの基幹化学品(C2~C4オレフィン)を製造する人工光合成の研究開発を進めている。

ダイセル 「中国地方発明表彰」で「発明奨励賞」を受賞

,

2018年10月23日

 ダイセルはこのほど、今年度の「中国地方発明表彰」(主催:公益社団法人発明協会)で、同社の「繊維油剤エマルションおよびその製造方法」が「発明奨励賞」を受賞したと発表した。

 同発明は、摩擦や機械抵抗を低減するために使用する、油剤のエマルション粒子径を最適に調整して製品の損傷を抑制する技術で、同社セルロース主力製品の品質や生産性向上に役立てている。

 地方発明表彰は、優れた発明などを生み出した技術者・研究者などに対する表彰で、1921年(大正10年)からの歴史がある。

 表彰式は31日に岡山市のホテルグランヴィア岡山で行われる。

積水化学 「あったかハイムキャンペーン」を全国で開催

,

2018年10月23日

 積水化学工業の住宅カンパニーは、27日から来年2月28日まで、「あったかハイムキャンペーン」を全国で開催する。

 鉄骨系ユニット住宅向け全室空調システム「快適エアリー」や、木質系ユニット住宅向け全室空調システム「空気工房プラス」など、独自の空調システムの特長を「家じゅう」「すみずみまで」「やさしく」のキーワードで表現し、「あったかハイム」の魅力発信の強化を行う。

 テレビCMでは、27日から全国で順次「あったかの妖精」編の放送を開始。今回は「あったかの妖精」と阿部寛さんと家族が登場し、あったかの妖精のダンスによって、家族が心まで温まる幸せな暮らしを思い描くストーリーになっている。

 また、同日から期間限定で「あったかハイム」特設Webサイトを開設。Web上で「あったか」の仕組みや暮らしを、ビジュアルで分かりやすくナビゲートする。

 特設サイトには、キャンペーン期間限定の特別資料請求ツールの申し込みフォームを用意し、希望者にプレゼントする。さらに、キャンペーン期間中、空調システムの性能を住宅展示場で実際に体感してもらう。

 展示場では「あったか」の仕組みがわかるカタログや動画を用意。温度が確認できる「あったかの妖精」が描かれたPOPを各部屋に設置し、来場者が「あったかの妖精」を探しながら部屋ごとの温度を確認するイベントを開催する。家じゅうの様々な場所で「あったか」を体感してもらいながら、展示場内を案内する。

独ランクセス 米マサチューセッツ大との連携を強化

, ,

2018年10月23日

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど、同社のウレタンシステムズ(URE)ビジネスユニットが、米国マサチューセッツ大学アマースト校の産学共同高分子研究センター(CUMIRP)との研究プロジェクトへの参加期間を延長するとともに、その範囲を拡大することを決定したと発表した。

 これにより、同ユニットは今月から、これまでの研究分野に加え、高分子複合材の力学と高度生産に関する研究、クラスターMにも参加する。

 このクラスター研究の分野の1つに、積層造形の技術革新と次世代3Dプリンティングの構築がある。この取り組みは、優れた界面強度を持ち、焼結度または反応速度が高い樹脂の生成に重点を置いており、積層造形はランクセスのUREビジネスユニットの戦略の焦点となっている。

 また、CUMIRPのクラスターMは、次世代素材の構造・過程・物性関係について理解するとともに、処理能力を同時に向上する新たな処理方法あるいは添加剤、工学的物性の開発に取り組んでいる。同クラスターは、ここ数年間、このノウハウを添加剤の新材料開発に応用することに焦点を当てている。

 同ユニットのグローバル研究開発部長であるポリーナ・ウェア博士は「この連携により、ランクセスとマサチューセッツ大学との関係が全面的に強化され、長い目で見れば最高の人材を獲得するためにも一役を担うだろう」と述べている。

出光興産 メチルエチルケトンを11月1日から値上げ

,

2018年10月23日

 出光興産は22日、メチルエチルケトン(MEK)を11月1日出荷分から18円/kg以上値上げすると発表した。

 MEKの主原料である国産ナフサの基準価格は、米国の利上げや中東の政情不安を背景に原油価格の上昇を受け、今年第4四半期(10-12月)は6万円/kl水準が想定され、前回、7月にリリースした想定価格をさらに上回る見込みとなっている。

 こうした中、同社は一層のコスト低減努力を継続しているが、今回、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は、再度価格改定を実施することもあるとしている

三菱ケミカル オキソ・アクリル酸製品を来月から値上げ

, ,

2018年10月23日

 三菱ケミカルは22日、オキソ製品とアクリル酸製品を11月1日出荷分から値上げすることを決定し、ユーザーとの交渉を開始すると発表した。

 対象製品と値上げ幅は、オキソ製品の2-エチルヘキサノール、ノルマルブタノール、イソブタノール、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソノニルアルコールが10円/kg以上。

 アクリル酸製品のアクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸メチル、アクリル酸イソブチルが15円/kg以上となっている。

 国産基準ナフサ価格は、原油価格上昇の影響を受け、今年度第3四半期(10-12月)は、おおむね5万8000円/k程度に上昇する見込みとなっている。加えて当該製品の製造にかかる用役費などの諸経費も高騰しており、こうした大幅なコストアップ分を自助努力のみで吸収することは困難だと判断した。

 またアクリル酸製品については、今回の原料高騰などによる改定額に前回の採算是正未達分を加え、価格改定を再度実施することにした。

 

三菱ケミカル エチレングリコール類を値上げ

,

2018年10月23日

 三菱ケミカルは22日、エチレングリコール類を値上げすることを決定しユーザーとの交渉を開始すると発表した。

 対象製品と値上げ時期、値上げ幅は、モノエチレングリコールとジエチレングリコールが11月19日納入分から9円/kg以上、トリエチレングリコールが来年1月4日納入分から50円/kg以上としている。

 国産基準ナフサ価格は、原油価格上昇の影響を受け、今年度第3四半期(10-12月)は、おおむね5万8000円/kl程度に上昇する見込みとなっている。

 同社は、このような原料価格上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難だと判断した。

 また、トリエチレングリコールについては、国際的に需給がひっ迫しており、国際市況価格が高騰している中、同社としても製造条件の調整などで対応してきたが、内外格差とコスト増を総合的に勘案し、今回の価格改定を決定した。