SABIC 優れた外観の発泡成形用PPコンパウンド

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2022年7月19日

 SABICはこのほど、発泡成形(FIM)に特化したPPコンパウンド3製品を発表した。欧州に続き、南北アメリカ、アジア太平洋地域でも販売を始める。発泡成形はシルバーストリーク(銀条)やスワールマーク(発泡痕)、ディンプル(凹み)など、成形品表面の美観を損ねる場合があり、目に触れない部品などの用途への適用に限られていた。

 新しいPPコンパウンドは、

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戸田工業など Na‐Fe系酸化物によるCO2分離回収

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2022年7月19日

 戸田工業、エア・ウォーター、埼玉大学が共同提案した「Na‐Fe系酸化物による革新的CO2分離回収技術の開発」がこのほど、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/CO2の分離回収等技術開発プロジェクト」に採択された。中小規模のCO2回収装置の開発に取り組み、CO2 1t当たりの回収コストは2000円台を目指す。期間は今年度からの5年間で、事業規模は17億円。

 カーボンニュートラル社会実現に向けた取り組みが進む中、大規模発電所などだけでなく、

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東レなど4社 フェムテックの実証事業、経産省に採択

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2022年7月19日

 東レ、あすか製薬、ネクイノ、プレミア・ウェルネスサイエンスの4社はこのほど、経済産業省「令和4年度フェムテック等サポートサービス実証事業」における補助事業者に採択されたと発表した。

 フェムテックとは、

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王子ホールディングス MRに対応した環境配慮型コップ原紙を開発

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2022年7月19日

 王子ホールディングスはこのほど、グループ会社である王子パッケージングと、水系樹脂コーティング技術を活用し、「マテリアルリサイクル(MR)に対応した環境配慮型コップ原紙」の開発に成功したと発表した。

MRに対応した環境配慮型コップ原紙

近年、世界的にプラスチック削減の動きが加速している。紙コップや牛乳パックなどにはラミネート紙が使われているが、現行の紙リサイクルシステムにおいて禁忌品であり、可燃ごみとして扱われ、MRの観点では

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中国輸入ナフサ、2022年はロシア品のシェアが拡大

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2022年7月19日

韓国に次ぐ2位に浮上、他国に比べ単価も割安に

 貿易統計によると中国が輸入している国別のナフサでは、2022年に入り、ロシア品のプレゼンスが高まっている。1~5月のロシア品の輸入量は、前年同期比で約5

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石化協 APIC2023・インド大会、9月に再協議

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2022年7月19日

 石油化学工業協会は15日、「アジア石油化学工業会議(APIC)2023・インド大会」の開催の可否について、9月に再度協議すると発表した。

 先日、APIC加盟7協会によるウェブ会議を開催。その結果、新型コロナのパンデミックが依然として終息しておらず、APIC加盟国において海外への渡航に支障が残る中、会議に参加できるか明確ではないと判断。さらに今後、数ヵ月間の状況を注視した上で、9月に再協議を行うとしている。

 APICは「2019・台湾大会」以降、コロナ感染の拡大により、2020年に予定されていた「インド大会」の延期が続いている。

三菱エンジニアリングプラスチックス PC樹脂を値上げ、原料価格などが高騰

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2022年7月19日

 三菱エンジニアリングプラスチックスは15日、ポリカーボネート(PC)樹脂「ユーピロン」「ノバレックス」「ザンター」について、7月20日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「90円/kg以上」、海外が「0.3USドル/kg以上」。

 昨今のウクライナ情勢などによるエネルギーコストの大幅な上昇、物流費のさらなる上昇に加え、特に国内においては、為替影響により、主原料、副原料が高騰しており、収益を大幅に低下させている。同社は、継続的にコスト削減を務めてきたが、自助の合理化努力で吸収できる範囲を超えていることから、再度の値上げを決定した。

ユニチカ 産業資材用合成繊維を値上げ、安定供給を維持

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2022年7月19日

 ユニチカは15日、産業資材用合成繊維(ポリエステル、ナイロン)について、8月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ポリエステル繊維(長繊維、短繊維、紡績糸、モノフィラメント)が「40円/kg」、ナイロン繊維(短繊維、モノフィラメント)が「50円/kg」。

 昨年後半からの原油価格の上昇による合繊原料の高騰に加え、エネルギー、物流や副資材の高騰、さらに足元での急激な円安進行も含めてコストが上昇しており、今後さらに状況が一段と厳しくなると見られている。こうした中、同社は、あらゆる項目での費用削減や値上げに取り組んできたものの、吸収できる範囲を超えていることから、今後の製品の安定供給を維持するため、価格改定の実施を決定した。

三菱ケミカルグループ キレート剤を国内外で値上げ、原料価格が高騰

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2022年7月19日

 三菱ケミカルグループは15日、キレート剤であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)について、7月18日出荷分から値上げすることを決定し、需要家と交渉に入ったと発表した。改定幅は、EDTA類が国内「100円/kg以上」、輸出「740ドル/t以上」。DTPA類が国内「180円/kg以上」、輸出が「1300ドル/t以上」。

 キレート剤は国内の洗剤や肥料向けの需要が堅調に推移し、海外では水処理用途を中心に需要が伸張している。一方、原油価格の上昇により国産ナフサ価格が?8万円を超えるレベルで推移していることを受けて、EDA・苛性ソーダ・ホルマリンといったキレート剤の原料価格が高騰。加えて梱包材料、物流費など諸経費が上昇し、さらに働き方改革や設備安全への要求の高まりから製造コストが上昇するなど、採算が悪化している。

 同社グループは、生産の効率化などによるコスト低減努力を続けているが、原料価格の上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、コスト上昇分を価格に転嫁せざるを得ないと判断し、価格改定の実施を決定した。