積水化学 ZEH対応の環境貢献型賃貸集合住宅を発売

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2018年11月16日

 積水化学工業の住宅カンパニーは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様を標準化した賃貸集合住宅「レトアAZ(エーゼット)」を、22日から全国(北海道・沖縄と一部離島地域、積雪地域を除く)で販売を開始する。

 今回新たに発売するレトアAZは、同社の賃貸集合住宅商品で初めてZEH対応仕様を標準化。環境への貢献度を高め、戸建て住宅並みの住み心地、高度な安心・安全を追求することで、入居者満足度の向上とオーナーの長期安定経営を目指した商品となる。

 特長として①ZEH対応仕様の標準化で、戸建て住宅並みの断熱性能を実現②大容量太陽光発電システム(PV)で入居者とオーナーの経済メリットをサポート③強靭な建物と大容量PVで災害時の入居者の安心・安全な暮らしを確保-が挙げられる。

 同社は昨年7月から順次、戸建て住宅のZEH対応仕様を標準化し、環境貢献商品を積極的に推進してきた。今回新発売するレトアAZでは、集合住宅でZEH対応仕様を標準化し、大容量PVも搭載可能にすることで「2020年までに標準的な新築住宅でZEHを実現する」という国の方針を先取りし、一層の環境への貢献を目指す。

 なお、同社が実施した賃貸集合住宅の入居者を対象にした調査によると、PV付き賃貸集合住宅の入居後の満足度は86.7%と高い評価を得ている。こうした入居者からの支持の高さも、ZEH対応仕様を標準化したレトアAZなどの環境貢献商品を積極展開する理由の1つだ。

 販売目標は、年間600棟を計画(初年度200棟)。販売価格は3.3㎡あたり75万円からとなる。

三井化学グループ 「BioJapan 2018」に出展

2018年10月9日

 三井化学は10~12日にパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2018」に出展(小間番号:B-37)し、敗血症向け・培養不要・コンタミフリーの細菌迅速同定用試薬を公開する。

 同社は富山大学と共に、敗血症の原因菌を迅速に同定する新たな検査法(Tm mapping法)の製品化を進めている。今回、研究用試薬として「細菌迅速同定用PCR試薬キット」を展示するほか、周辺の試薬など同社のユニークな技術や製品を紹介する。

 また、同イベント内で行われる日本医療研究開発機構(AMED)によるスポンサーセミナー「医療分野研究成果展開事業 産学連携医療イノベーション創出プログラム(ACT-M/MS)第1回成果発表会(医療技術)」では、共同研究を行う富山大学の仁井見英樹准教授による関連発表「菌数をバイオマーカーとする、新規起炎菌迅速同定・定量システム」も予定されている。同セミナーの開催日時は12日午後2時45分~4時45分、場所はF202会場。

 BioJapanは、バイオ関連ビジネスでのアジア最大のパートナリングイベントで、世界30カ国から900社以上の参加が見込まれる。創薬、個別化医療、再生医療、診断・医療機器、ヘルスケア、機能性食品、研究用機器・試薬などの分野を対象としている。この機会を通じ、同社はグループのプレゼンス向上やビジネス拡大、新規顧客の獲得を目指す考えだ。