KHネオケム 川崎に「KH i-Lab」を開設

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2019年10月28日

オープンイノベーション加速、新規事業創出狙う

 KHネオケムは、同社が目指す「VISION2030」の達成に向け、今年度から始動した第3次中期経営計画(2019~21年度)を新たな挑戦の3年間に位置づけている。

説明を行う磯貝取締役
説明を行う磯貝取締役

 3つの戦略の1つ「機能化学品事業拡大に向けた積極投資」の中には「独立した研究新拠点における新ビジネスの早期創出」を掲げており、その拠点となる「KH i‐Lab(イノベーション・ラボ)」が、10月1日に川崎市の産学交流・研究開発施設「AIRBIC(エアビック)」内にオープンした。

 24日に開催されたメディア向けお披露目会で、研究開発本部長兼イノベーション戦略室長の磯貝幸宏取締役は「前中計では新事業などに取り組んできたが、『市場との距離感』が大きな課題だと分かった。「KH i‐Lab」は、

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東洋紡 人財育成プログラム第2期始動、CFで事業創出

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2019年10月25日

 東洋紡は、クラウドファンディング(CF)を活用し、新規事業の立ち上げを促進する人材育成のための社内プログラム「みらい人財塾」の第2期を始動した。

東洋紡 「みらい人財塾」のワークショップの様子
「みらい人財塾」のワークショップ

 「みらい人財塾」の第1期は、昨年11月に開始。社内公募で選ばれた20~40代の社員30人が参加し、自社の素材・技術を生かした新商品を企画した。

 マクアケが運営する国内最大級のCFサービス「Makuake(マクアケ)」を活用し、第1弾商品として高機能なドッグウェア「HUGLABO(ハグラボ)」のCFを実施。目標を上回る資金を調達し、商品化が決定した。

 CFは発売前の段階で顧客(支援者)を獲得できることに加え、属性や意見などの情報を専用のツールで分析することも可能だ。「みらい人財塾」の参加者は、潜在的な顧客ニーズを基に、これまでにない新商品のアイデアを創出するだけでなく、自らが資金を調達することで、実際に商品を形にすることができる。

 同プログラムを実施し、新商品の企画・開発から販売までの一連のプロセスを実践的に経験させることで、新規事業の立ち上げに挑戦する人財を育成するのが狙いだ。先月24日から新たな参加者15人による第2期の活動を開始した。

 来春以降のCF実施に向け、新商品を企画し、事業化計画を作成していく。東洋紡は今後も同プログラムを継続し、新商品・新事業の創出に挑戦する人財育成を通じて、多様化する顧客のニーズに応えていく。

ランクセス 中国で新プラントが稼働、高性能プラスチックを製造

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2019年10月25日

 ランクセスはこのほど、中国・常州拠点の新プラントを稼働させた。この新しいコンパウンディング施設では、特に自動車分野と電子・電気産業向けの高性能プラスチック「デュレタン」と「ポカン」ブランドを製造する。

 新プラントの特長は、インテリジェント製造設備になっていること。計量から溶融、混合、冷却、造粒、ペレット冷却、パレタイジングまで、製造工程全体を自動制御できるよう設計されている。

 例えば、計量システムは連続製造を可能にするため、複数のロス・イン・ウエイト式連続定量供給装置を導入した。ペレット加工システムは供給と運搬が完全自動で管理。押出機から出された高温のプラスチックストランドは、自動的に冷却槽に投入され、完全冷却後に自動コンベヤに転送されて造粒のためペレタイザーに送られる。

 また、環境基準に準拠するため、新しい製造拠点すべてに最先端の技術を導入した。高性能で低消費電力を備えた最新のミキサー、廃水・排ガス・ダストの効率的な処理システムなどが、消費電力削減・素材の消費量削減・汚染物質削減のクリーンな製造プロセスを実現している。

 ランクセスのハイパフォーマンスマテリアル(HPM)ビジネスユニットはグローバル製造ネットワークを運営しており、ドイツのドルマーゲンで研究開発、クレフェルト‐ユルディンゲンでPA6の重合とコンパウンディング、ハッム‐ユントロプでPBTの重合とコンパウンディング、ブリロンで「テペックス」の製造と開発、ベルギーのアントワープでPA6の重合、中国の無錫と常州、インドのジャガディア、米国のガストニア、ブラジルのポルトフェリースでコンパウンディングを行っている。

積水化学 「あったかハイムキャンペーン」を全国で開催

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2019年10月24日

 積水化学工業の住宅カンパニーは「あったかハイムキャンペーン~ただいま!の向こうに~」(10月26日~2020年2月29日)を全国で開催する。

 2006年度からスタートした同キャンペーンは、今年度で14年目を迎えた。今回の「あったかハイムキャンペーン」では、IoT機能を強化し進化した独自の空調システムと断熱性能を従来以上にユーザーに周知し、差別化を図ることを狙いとしている。

 内容として、「あったかハイム」新コンテンツの展開では、特設ウェブサイトの開設や、新テレビCM「ただいま!の向こうに」篇の放送を開始する。また、「あったか」体感イベントの展開では、空調システムの性能を住宅展示場などで実際に体感してもらい、工場生産による高い気密性・断熱性などをアピールする。

大日本住友製薬 台風被災者支援へ義援金の寄付を決定

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2019年10月23日

 大日本住友製薬は21日、台風19号による被災者に対する支援と復興に役立ててもらうため、中央共同募金会を通じて、1000万円の義援金を寄付することを決定したと発表した。

 なお、同社の子会社であるDSP五協フード&ケミカルとDSファーマアニマルヘルスも、それぞれ100万円の義援金拠出を予定している。

出光 佐渡市立真野小で「ふるさとプロジェクト」開催

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2019年10月23日

 出光興産は、佐渡市立真野小学校で和楽器奏者による演奏・体験学習と植樹式を行う第9回「ふるさとプロジェクト」を開催した。

 「ふるさとプロジェクト」は「次代を担う若者の挑戦・成長・能力発揮」の支援と地域貢献を目的として、昨年10月から行っている。今回は今月11日に、同社佐渡油槽所がある新潟県佐渡市で開催し、真野小の児童が日本の伝統文化に触れた。

 活動内容は和楽器奏者のAUN(あうん)と石本かおりさんによる和楽器の演奏鑑賞、希望者による和太鼓演奏体験、桜の植樹式。AUNは井上良平さんと井上公平さんの双子ユニットで、「AUN J クラシック・オーケストラ」のメンバーだ。

 「AUN J クラシック・オーケストラ」は、通常一緒に演奏されることのない和楽器(和太鼓・三味線・箏・尺八・篠笛・鳴り物)を再編成し、独自の音楽性を追究している、2008年結成の和楽器のみのユニットである。

 各楽器の第一線で活躍する邦楽家8人が集結し、一級の古典技術と新世代の感性を兼ね備えた、聞きやすく誰にでも楽しめる楽曲は、他の和楽器グループにはない独自の世界観を作り上げている。

 同社は「AUN J」の、邦楽という伝統を継承しながらも新しい音楽の領域に挑戦する姿勢、それぞれの文化を尊重しながら新たな調べを共創する取り組みに賛同し、海外のコンサートなどを協賛してきた。

 一方、石本かおりさんは若手箏曲演奏家。「AUN J」の妹分として2017年に結成された、五人編成の若手女性和楽器ユニット「SAKURA J SOUNDS」のリーダーである。

 今回の和楽器鑑賞と和楽器体験には全校児童約220人、ヤマザクラ4本を植えた植樹式には、代表児童の約70人が参加した。これにより、「ふるさとプロジェクト」への参加人数は累計で約2700人になった。

 同社は今後もこの活動を通じて小学生に日本の伝統文化を体験する機会を提供し、次世代育成と文化振興、地域に貢献していく方針だ。

三井化学 アンリアレイジとコラボ、アートフェスに参加

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2019年10月23日

 三井化学のオープンラボラトリー活動・素材の魅力ラボ「MOLp」(モル)は、ファッションブランドANREALAGE(アンリアレイジ)と共同で、デザイン&アートのフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナート・トーキョー)2019」に参加し、東京・青山にある複合文化施設スパイラル・エスプラナードで展示を行っている。

 青山・原宿・六本木など、東京の主要11エリア、100カ所以上を舞台に街全体がミュージアムになるイベント。アンリアレイジと三井化学のフォトクロミック(調光)レンズ材料「SunSensors」(サンセンサーズ)のコラボレーションから生まれた、太陽の光を受けて色が変わる服「フォトクロミック・ガーメント」などを展示。今年9月にアンリアレイジがファイナリストに選出された世界的コンテスト「LVMH Prize」で発表し、高い評価を受けた。

 今回、パリでの発表以降初めての展示となる。三井化学グループは「MOLp」を2015年に設立。〝Fusion of Intuition and Science〟(直感と科学の融合)の考えの下、様々な素材の中に眠っている機能的価値や感性的な魅力を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく活動を進めている。27日まで開催(午前11時~午後8時)。入場無料・予約不要。

中外製薬 台風19号による被災者へ義援金を拠出

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2019年10月21日

 中外製薬はこのほど、台風第19号により甚大な被害が発生した被災地への救援活動を支援するため、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームAMDAグループに1000万円の義援金を拠出する、と発表した。同社は『被災された方々には心からお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧を祈念いたします』とコメントしている。

JXTGグループ 台風19号被災者へ義援金を寄贈

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2019年10月21日

 JXTGグループはこのほど、令和元年台風第19号の被災者や被災地支援のため、社会福祉法人中央共同募金会に2000万円の義援金を寄贈する、と発表した。同社は「今回の台風により亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。被災地における1日も早い復興を心から祈念いたします」とコメントしている。

大日本住友薬 再生・細胞医薬品の豪州社の買収提案を取り下げ

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2019年10月21日

 大日本住友製薬はこのほど、再生・細胞医薬品企業であるオーストラリアCynata Therapeutics社の買収提案を取り下げたと発表した。大日本住友製薬は今年7月、買収提案を行っていることを開示していた。その後、買収について検討していたが、買収に関する条件について合意に至らなかった。