クラレ 「インターフェックスジャパン」に出展

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2019年6月28日

 クラレは7月3~5日に東京ビッグサイトで開催される「第21回インターフェックスジャパン‐〔医薬品〕〔化粧品〕〔洗剤 〕製造・包装展‐」に出展する。

 プラスチックで最高レベルのガスバリア(気体遮断)性を持ち、医療・医薬品の保存に使用されている「エバール」や、醸造食品の精製や医薬品の製造などで実績のある中空糸膜モジュールを紹介する。

 「エバール」はプラスチックの中で最高レベルのガスバリア性をもつ、EVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂。酸素を通しにくいため、医薬包装では油分やビタミンなど有効成分の酸化を防止する。

 また、香りや薬効成分が吸着しにくい特長もある。「エバール」を使用した容器・包装材は透明なため、内容物の中身を確認することもできる。

 中空糸膜モジュールについては、限外ろ過・精密ろ過膜モジュール「ピューリア」、小型限外ろ過膜モジュール「キャラクター」を紹介する。

 ウイルス除去から排水のリサイクルまで、豊富なラインアップにより各種用途に対応可能。醸造食品の精製や医薬品の製造分野でも多数の実績がある。

帝人 タイの防災・防護向け国際見本市にアラミド繊維を出展

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2019年6月28日

 帝人グループのタイ現地法人テイジン・コーポレーション(タイランド)は、7月4~6日にバンコク国際貿易展示場で開催される「セーフ・アット・ワーク2019」に出展し、アラミド繊維と織物、製品の消防服などを紹介する。

 今年で33回目の開催となる同展示会は、防災・防護用途向けの素材・製品を一堂に集めたタイ最大の国際見本市で、毎年100社以上の企業が出展している。

 同社の今回の主要プロモート素材は、メタ系アラミド繊維「コーネックス」、メタ系アラミド繊維「コーネックス・ネオ」、パラ系アラミド繊維「トワロン」。

 「コーネックス」は、作業者の安全確保と快適性向上に向け、高い耐熱性や難燃性に加え、軽量性や吸汗速乾機能などを持つ織物を、消防服や作業服などの防護用途に広く展開している。

 「コーネックス・ネオ」は、世界最高レベルの優れた熱防護性とともに高い染色性を持ち、後染め加工ができるため、小ロット需要への対応が可能な防護用作業服向け素材である。

 「トワロン」は強度・弾性・耐衝撃性・寸法安定性などに優れ、防弾チョッキや防護服、補強材などの用途に使われる。

 なお、5日午後2時半~4時に、会場内の「グランドホール203」で開催される、一般繊維製品の火災事故防止に関するセミナーで、テイジン・コーポレーション(タイランド)のソムキッド・ラタナプラパポーン営業部長が、タイでのワークウェアの安全品質向上を目指した取り組みについて講演を行う。

 中期経営計画で「安心・安全・防災ソリューション」を重点領域の一つとしている帝人グループは、自社の高機能素材や長年培ってきた技術・ノウハウを生かし、防災・防護に携わる人たちの作業安全性の向上や、人々の安心な生活に貢献するソリューションを今後も提案していく。

 

 

帝人フロンティア 米アウトドアスポーツ展に出展

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2019年6月14日

 帝人フロンティアは18~20日に米国デンバーで開催される、 世界最大のアウトドアスポーツ国際見本市「アウトドア・リテーラー・サマーマーケット」に出展する。

 今回は主力素材である「デルタ」シリーズを中心に、スポーツウェアに求められる高い機能性と風合いの良さ、ファッション性を兼ね備えたハイブリッド素材を数多く展示する。

 主なプロモート素材は「アスティ」「デルタピーク」「オクタ」と植物由来素材。

 「アスティ」はアスレジャーに最適なコットン調ポリエステル高機能素材。一本の糸の中に細い部分と太い部分を不均一に混在させることで、ポリエステル長繊維でコットンの外観と風合いを実現した。吸汗速乾性やUVカット性などの優れた機能性を兼ね備える。また、リサイクル原料による繊維を使用していることから、環境にも配慮した素材である。

 「デルタピーク」は物性・機能・品位の高次元融合を実現した次世代型新素材。緻密でフラットな特殊構造により、軽量で引っ掛かりにくく、形態安定性、ストレッチ性、防透性など、多くの機能性を持つ。今回の出展では、理想的な着圧感と天然素材のような風合いや外観の両立を実現した「デルタSLX」など、さまざまなバリエーションを紹介する。

 「オクタ」は中空糸に8本の突起を放射線状に配列した高異型特殊断面ポリエステル繊維。8本の突起が生み出す繊維間の空隙が、吸汗速乾性や嵩高性などのさまざまな機能を発揮する。今回は「オクタ」を使用し、中綿と裏地を一体化した快適機能素材「オクタCPCP」も紹介する。

 植物由来素材としては、ソフトな肌触りと快適なストレッチ性が特徴で、形態回復性・耐久性にも優れるポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」など、構成成分の一部が植物由来の素材を提案する。

 これらの製品以外では、環境活動指針として掲げる「THINK ECO」をアピールするとともに、マイクロプラスチックへの対応、化石資源の消費抑制とCO2排出量の低減に貢献するソリューションを積極的に提案し、北米市場での同社素材のさらなる認知度向上と、新規顧客の開拓を目指す。

 

三井化学 G20イノベーション展でバイオPPを紹介

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2019年6月14日

 三井化学は14~16日に、軽井沢駅前プリンスショッピングプラザ駐車場で開催される、G20軽井沢関係閣僚会合の展示会で、バイオポリプロピレン(バイオPP)に関するパネル展示をする。

 同会合は大阪市で開催されるG20サミットに合わせ、日本が議長国として開催される関係閣僚会議の1つ。サイドイベント「地球へ社会へ未来へ G20イノベーション展」では、水素エネルギー、海洋プラスチックごみ対策、イノベーションなどをテーマに、日本最先端のエネルギー・環境関連技術の展示を行う。

 PPは自動車部材をはじめ、医療から家電、住宅、食品分野まで、幅広い用途に使用されており、人々の生活に欠かせない素材の1つである。日本で生産されるプラスチックの2割強を占める主要な素材だが、バイオマス原料化の難易度が高く、今のところ工業化レベルの技術確立には至っていない。

 従来のプラスチックは、数億年の長い年月をかけて地中に蓄えられた化石資源が原料なのに対し、バイオマスプラスチックは植物が主な原料。植物は大気中のCO2を吸収して生育するので、CO2削減に効果的で、地球温暖化を緩和する。

 植物を原料とするバイオPPは、持続可能な社会への貢献が期待される製品で、同社グループが目指すバイオPPの事業化は、非可食植物を主体とするバイオマス原料から、発酵によりイソプロパノール(IPA)を製造し、それを脱水しプロピレンを得て、さらに重合してPPを製造する世界初のIPA法である。

 この製法は、これまでに検討されている他社のバイオマス製法に比べ、より安価なバイオPPの製造が可能になる。また、パートナー企業との取り組みを通じて、バイオマス原料の供給を受ける一方、バイオマス原料製造で生じた廃棄物の回収と有効活用により、同社製造設備への電力供給を目的としたバイオマス発電や肥料の製造も行う。

 同社はパートナー企業とともに、サプライチェーンを通じた資源循環型モデルの構築と、環境対応による社会貢献を目指す。

 

クラレ 「G20イノベーション展」に生分解性ガスバリア素材を出展

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2019年6月10日

 クラレは14日から16日まで、長野県軽井沢町で開催される「地球へ社会へ未来へG20イノベーション展」に出展する。

 同展は「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」の併設イベントとして実施される、日本政府主催の展示イベント。同社は環境対応型包装材料として、優れたガスバリア性でフードロス削減に貢献する「プランティック」を紹介する。

 同製品はバイオマス由来の生分解性ガスバリア素材で、優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能。

 成形性に優れるため、主に生鮮食品のMAP(ガス置換)包装や、生パスタなどのチルド流通食品の包装材として、2003年の商業化以降、オーストラリアや欧米の大手スーパーチェーンなどで採用されている。

 また、食品の香りや匂いを保持できることから、韓国ではコーヒー豆を保存する環境対応コーヒーパウチとして採用が進んでいる。展示会場は、軽井沢プリンスショッピングプラザ駐車場の一角に設けられる。

帝人フロンティア 再生ポリエステル高機能新素材を提案

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2019年6月7日

 帝人フロンティアは2020年秋冬向けのアスレジャー用新素材として、コットン調リサイクルポリエステル高機能素材「アスティ」を提案する。6~7日に東京・日本橋浜町のプラザマームで開催中の「スポーツウェア素材展」で紹介している。

 スポーツ用素材はこれまで機能性を追求してきたが、さらなる機能性に加え、タウンユースとしての着用快適性や意匠性、さらにはマイクロプラスチック問題への対応なども求められるようになっている。

 「アスティ」はこうした市場の要望に応えるため、

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「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」開催

2019年5月27日

全景 自動車の最先端技術を集めた「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」が22∼24日、横浜市みなとみらいのパシフィコ横浜で開催された。28回目となる今回は624社が出展し、化学メーカーも多数出展した。その中から11社・グループの展示内容を紹介する。

三菱ケミカルホールディングスグループ
 三菱ケミカルや三菱エンジニアリングプラスチックスなどグループ10社で出展した。展示ブースは「CASE」「軽量化」「意匠」「KAITEKI」「環境」の5つのゾーンで構成。このうち、CASEではセンサーやモーター回り、コネクティッドなどに関する技術、軽量化では超極細アクリル繊維や炭素繊維、ガラス長繊維ポリプロピレンなどを使った自動車部材の提案を行った。

 例えば、CASE分野の伸縮性エポキシフィルムは、伸縮性・透明性・耐熱性・耐薬品に優れ、融点がなく、熱分解温度が高いという特徴を生かし、センシングや接着部材として提案した。

 軽量化の超極細アクリル繊維「XAI(サイ)」は、フェルトなど現行の防音部材に混ぜることで、吸・遮音性能が向上する。さらに、数十%混ぜるだけで、吸音性能を維持したまま、約五〇%の軽量化も図れる。

 ブースには30以上の技術・製品を展示し、グループ全体で自動車関連技術をPRしていた。

旭化成
 車室空間のコンセプト・モックアップ「AKXY POD(アクシーポッド)」は、旭化成が考える、搭乗者にとって快適・安全・安心な未来の車室空間をさまざ旭化成まな繊維製品や樹脂製品、センサーなどを用いて具現化したもの。

 2017年に発表した「AKXY」が同社製品を使い、実際に走れる車だったのに対し、アクシーポッドは

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クラレ チャイナプラスに出展、高機能エラストマーなど

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2019年5月22日

 クラレグループの可楽麗国際貿易(上海)と可楽麗貿易(上海)は、中国・広州で開催中のアジア最大のプラスチック・ゴム工業展示会「チャイナプラス2019」に共同出展している。広州国際会議展覧センターで今月24日まで。

 主な出展製品は、ガスバリア性樹脂「エバール」、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」、アクリル系ブロック共重合体「クラリティ」、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」など。

 独自開発した素材や製品を展示し、採用実績の多い電気・電子部品や自動車関連部品などへの用途拡大を目指し、訴求を図っている。

 

旭化成 春夏「ベンベルグ」アウター素材展示会を開催

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2019年5月22日

 旭化成は22~23日の2日間、「2020 Spring & Summer『ベンベルグ』アウター素材展示会~Bemberg Outer Collection~」を開催する。会場は、The Garden Room(東京都目黒区)。展示会では、世界の最先端を走る日本の産地企業が生地開発してきたこだわりの「ベンベルグ」アウター素材を、集大成して提案する。

 今回のメインテーマ「Sensorial Airy」コーナーでは、「ベンベルグ」を使用した軽やかな素材を紹介。30デニールまでの細デニールの展開がある特長を生かし、軽やかに感じる素材開発も自由自在に実現可能なことを訴求していく。

 同時に、透明感のある原糸と、これまでに培ってきた撚糸技術によって、軽やかさだけでなく透け感のある素材としても提案する。ほかにも、アイテム別素材、「ベンベルグ」開発に取り組む42社の産地企業が開発した、こだわりの「ベンベルグ」素材のハンガー展示なども行う。

ダウ チャイナプラスで持続可能なソリューションを発表

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2019年5月21日

 ダウは20日、中国・広州で開催されるチャイナプラス 2019(21~24日)で、新たなブランドメッセージである「Seek Together(共に探そう)」のもと、包装、インフラストラクチャー、コンシューマー、輸送という消費者主導の4つの市場セグメントに関する革新的で持続可能な8つのソリューションを発表する。

 ダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックのアジア太平洋コマーシャル・バイスプレジデントであるバンバン・キャンドラ氏は、「プラスチックが循環経済に不可欠なものとなり、ライフサイクルを通じて価値を保ち続ける未来を思い描いている。チャイナプラス2019で紹介するイノベーションは、そのビジョンの実現に向けた道筋を示すものだ」とコメントしている。

 今回の展示の中で、各セグメントでは、革新的な包装素材による日常生活に不可欠な食品や消費財の保護、持続可能な材料を使用した建造物の建設、素材化学を通じたケアによる消費者の幸せと健康増進への寄与、輸送業界への安全で持続可能な製品の提供と人々の安全な輸送の実現、といった日々の生活をより良くするための取り組みを紹介する。