国際臭素会議 横浜でアジア会議を開催、日本の研究者らが講演

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2018年11月8日

 「臭素科学・環境フォーラム(BSEF)アジア会議」が5日、横浜市の横浜グランドインターコンチネンタルホテルで開催され=写真、日本の臭素研究者、自動車・電気電子機器業界の専門家らが講演を行った。

臭素会議 BSEF(国際臭素会議)は、臭素と臭素系難燃剤の科学・環境面での理解を深めることを目的に、世界の4メーカーで構成。本部をブリュッセルに置き、米国・中国・日本・インド・ブラジルに支部がある。

 BSEFジャパンは本部との連携を通じて、行政当局・ユーザー、利害関係者への科学的情報の提供などを行っており、アルベマール日本、ICLジャパン、ランクセス・ソリューションズ・ジャパン、東ソーの4社がメンバーとなっている。

 フォーラムでは、最初にBSEFのカストゥリランガン・カンナ会長(ランクセス・グローバルプロダクトアドボカシー担当)があいさつを行い、世界的な規制の現状、規制の関係でポリマー系が延びていること、臭素系難燃剤がアジアで好調なことなどを紹介した。

 講演では、西澤技術研究所の西澤仁代表が「臭素系難燃剤‐実用に向けた高効率難燃剤の役割」をテーマに、臭素系難燃剤が

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デンカの4-9月期 販売数量増加や交易条件改善で増益に

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2018年11月8日

 デンカは7日、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比6%増の1983億円、営業利益2%増の146億円、経常利益3%減の150億円、純利益7%減の114億円だった。

 同日開催された決算会見で、山本学社長は「今年は中計の初年度だが、計画通りにスタートができている。2つの成長戦略として掲げた、事業ポートフォリオ変革や革新的プロセスによる生産性向上の進捗も順調だ」と語った。上期業績については「売上高は電子・先端製品などの販売数量の増加や石化系製品の売価改定が進み増収となった。営業利益は

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旭化成 コンセプトカー「アクシー」がドイツのデザイン賞を受賞

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2018年11月8日

 旭化成は7日、EVメーカーであるGLM(京都市)と共同開発したコンセプトカー「AKXY(アクシー)」が、ドイツの「ドイツデザインアワード Special Mention Category 2019」を受賞したと発表した。授賞式は来年2月8日にフランクフルトで開催される予定。

走るコンセプトカー「アクシー」
走るコンセプトカー「アクシー」

 アクシーは昨年5月に発表した走るコンセプトカー。これまで国内外の様々な展示会や顧客とのプライベート展示会で活用し、自動車関連産業の関係者と未来の自動車と自動車がもたらすソリューションについてディスカッションを行ってきた。

 今回、「このコンセプトカーはすべての内装と外装の要素が調和し、先進的なデザインに落とし込まれている。その形状と機能は細部に至るまで印象的で、未来の自動車の姿を彷彿させる」との評価から、同賞を受賞することになった。

 アクシーの開発・運用責任者であるオートモーティブ事業推進室の宇高道尊室長は「アクシーは有機的なイメージをもつ曲線と、無機的なイメージを持つ直線を巧みに組み合わせ、当社が理想とする安全・環境・快適な自動車を表した未来的なデザインにしている。そのことが評価され、今回の受賞に至ったことは大変嬉しい」と述べている。

 同社は、アクシーを今後も国内外の展示会などを通じて最大限活用し、より多くの顧客とのコネクトを続け、自動車の安全性と快適性の向上、環境への貢献に応じた多様なキーアイテムを総合的に提案していく考えだ。

JXTGホールディングスの4-9月期 堅調な事業環境を背景に増収増益

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2018年11月8日

 JXTGホールディングスは7日、2019年3月期第2四半期の連結業績(国際会計基準:IFRS)を発表した。売上高は前年同期比16%増の5兆4296億円、営業利益126%増の4412億円、税引前利益133%増の4241億円、親会社四半期利益131%増の2851億円。なお、在庫影響を除いた営業利益相当額は3411億円(前年同期は2194億円)となった。

 小野田泰取締役常務執行役員は「上期の在庫影響除き営業利益は、事業環境を背景に3411億円となり、前年同期比で1217億円の良化となった。エネルギーセグメントについては、堅調な国内の石油製品マージンに加えて、統合シナジーの創出、培地事業の売却などにより増益となった。石油・天然ガス開発セグメントでは、原油価格の上昇や経費削減などにより増益、また金属セグメントについても、

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信越ポリマーの4-9月期 小野社長「新規事業育成に経営資源を投入」

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2018年11月8日

 信越ポリマーは7日、2019年3月期第2四半期の決算説明会を開催した。小野義昭社長は「上期は増収増益だった。ウエハー容器製品が、好調な半導体デバイス、ウエハーの旺盛な需要に生産力を増強することで対応し収益を伸ばした。車載用入力デバイスも安定生産を続け、技術革新が進行する自動車産業の需要を確実に取り込み販売が好調だった。一方、OA関連製品は伸び悩み、塩ビ製品も原料値上げの影響を受け厳しい状況だった」と総括した。

 上期の連結業績は、売上高は前年同期比9%増の423億円、営業利益9%増の38億円となり、2期連続の増収、6期連続の増益となった。海外売上高比率は

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宇部興産 機械部門の米子会社で組立工場の拡張が完了

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2018年11月8日

 宇部興産は7日、宇部興産機械の米国子会社UBE Machinery(UMI)で、射出成形機の組立工場の拡張工事が完了し、10月25日にオープンセレモニーを開催したと発表した。

拡張工事が完了した組立工場02
拡張工事が完了した組立工場

 拡張により、大型射出成形機の供給能力が倍増する。工場拡張に併せ、型締力3000t以上の超大型の射出成形機を組み立てるための大型クレーン、重量物搬送用の構内台車、最新鋭の粉体塗装設備を追加で導入するなど、効率的でより高い品質に寄与する生産体制を実現した。

 射出成形機の組み立てだけでなく、制御装置や油圧部品など、設備の老朽化した機器を最新の機器に刷新するリビルド事業のさらなる取り込みも図る。

 宇部興産機械は、宇部興産グループの機械事業の中核会社。昨年1月の宇部興産機械とU-MHIプラテック(旧三菱重工プラスチックテクノロジー)との射出成形機部門の事業統合を機に、グローバルな市場ニーズに対応した商品ラインアップのもと、UMIは北米市場での拡販を図ってきた。

 今回の拡張工事は、米系ローカルの顧客を中心に需要が高い、省スペースタイプの大型サーボ油圧2プラテン機の旺盛なニーズに応えるもの。

日本触媒 人事(12月1日)

2018年11月7日

 [日本触媒・人事](12月1日)▽インドネシアプロジェクト担当、取締役常務執行役員、生産・技術部門管掌、生産本部担当、エンジニアリング本部担当入口治郎▽同プロジェクトリーダー、同本部主席部員北浦正次。

JXTGエネルギー 「ENEOS水素基金」の助成対象者を決定

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2018年11月7日

 JXTGエネルギーはこのほど、同社が設立した「公益信託ENEOS水素基金(運営委員長:堂免一成・東京大学大学院工学系研究科教授、受託者:三井住友信託銀行)」の2018年度助成対象者を決定した。

 助成を受けるのは▼北海道大学大学院理学研究院化学部門錯体化学研究室・小林厚志准教授▼岡山大学大学院自然科学研究科応用化学専攻・岸本昭教授▼慶應義塾大学理工学部応用化学科・緒明佑哉准教授▼鳥取大学大学院工学研究科化学・生物応用工学専攻・辻悦司講師▼東京理科大学理学部第二部化学科・倉持悠輔助教▼九州工業大学物質工学研究系・横野照尚教授の6人。

 小林・岸本・緒明の3氏は第1分野(水素製造技術)、辻・倉持・横野の3氏は第3分野(CO2固定化・削減技術)に関する研究をテーマとしており、今回は第2分野(水素貯蔵・輸送に関する技術)については、対象者がいなかった。

 同社は水素エネルギー社会の早期実現に貢献することを目的に、2006年3月に同基金を創設。水素エネルギー供給に関する研究助成に特化した公益信託としては、日本初の基金である。水素エネルギー供給に関する「独創的かつ先導的な基礎研究」に対し、年間総額5000万円(1件あたりの上限1000万円)の研究助成金を、約30年間にわたり安定的に交付することが可能な規模を有している。

 なお、公益信託とは委託者が財産を一定の公益目的のために信託銀行(受託者)に拠出し、設定した公益信託(公益信託契約)に従って、信託銀行がその財産を管理・運用し、公益のために役立てる制度。

 奨学金の支給、自然科学・人文科学研究への助成、自然環境保護活動への助成、国際協力・国際交流促進など、様々な金銭給付型の公益事業に活用されている。公益信託の設定にあたっては、主務官庁の許可が必要となっており、ENEOS水素基金の主務官庁は経済産業省である。