工学院大学 8月に八王子キャンパスで科学イベントを開催

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2019年7月29日

 工学院大学は8月24、25日に「第26回工学院大学わくわくサイエンス祭 科学教室」を、同大学八王子キャンパスと附属中・高校キャンパス(八王子市中野町2665―1)で開催する。

 科学教育の普及を目的とした社会貢献事業で、さまざまな分野の演示実験を用意した学生・生徒が説明し、「科学の面白さ」を子どもたちに伝える。全87テーマを用意する予定。

 主なものとしては「熱気球を作って、あげてみよう!」「ミニチュアハウスを作ってみよう」「スライム作り」「小麦粉粘土で遊ぼう!」「小さな雷を見てみよう!」などが考えられている。

 対象は未就学児から一般まで。参加無料で事前予約は不要だが、一部演示テーマは事前申し込み制。詳細はホームページ(https://www.kogakuin.ac.jp/science/)を参照。

 この科学教室は1994年から行われており、毎年7500人以上が来場する多摩地域最大級の科学イベント。先生役として演示を担当する学生・生徒たちにとっては、企画・運営や教える側を担うことで、企画力・技術力・コミュニケーション能力を高める機会となる。

 一方、子どもたちにとっては、「大学生・中高生のお兄さんお姉さん」に気軽に質問でき、科学への興味を伸ばすことが期待される。また、教育連携校(高校)からの参加も年々増え、今年は都立多摩科学技術高校が初参加する。

 

日本化学会 「巡回展 国際周期表年2019特別展」を8月に開催

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2019年7月29日

 日本化学会は、「巡回展:国際周期表年2019特別展」を8月から来年4月にかけて開催する(詳細はウェブサイト:https://iypt.jp/j-exhibition/top.html)。

 2019年はメンデレーエフが元素の周期律を発見して150周年に当たること、また2016年末に103番元素ニホニウムを含む108番までの4つの新元素名が確定して周期表第7周期までが完成したことから、これらを記念して、2017年末にユネスコが「国際周期表年2019(IYPT2019)」を制定。わが国でも日本化学会内に「国際周期表年実行委員会」を設置して、オールジャパン体制で様々な記念イベントを開催している。

 主なイベントとして、「閉会式」(12月5日、東京プリンスホテル)、「巡回展:国際周期表年2019特別展」「私たちの元素―エッセイコンテスト」「私たちの元素―産学からのメッセージ」など。また、関連協賛イベントも各地で開催されている(詳細:https://iypt.jp)。

 

ハネウェル 中国家電大手と提携 低GWP冷媒を供給

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2019年7月29日

 大手産業機械メーカーの米ハネウェルはこのほど、中国の大手家電メーカー美的集団と、新冷媒を使う空調用途開発で戦略的パートナーシップを提携した。

 美的集団はビル用マルチエアコン(VRF)やチラー(ターボ冷凍機)などの空調用途で、従来のR‐410A冷媒を、ハネウェルの「ソルスティスN41」(R‐466A)冷媒への移行を図る。

 R‐466Aは、据付型空調システム用途向けの低GWP(地球温暖化係数)で、不燃性の冷媒。今年末の上市を予定しているR‐466Aは、R‐410Aを代替する冷媒として、初めてASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)34分類A1クラス(不燃性)と、低GWPを両立した。

 現在発表されているほかのR‐410A代替候補冷媒は、全て燃焼性だが、R‐466Aは不燃性であることから、従来の不燃性冷媒であるR‐410Aの機器設計を大幅に変更する必要がなく、燃焼性冷媒使用によるリスク対策として一般的に求められるセンサー類やバルブ類が不要だ。

 初期の検証では、R‐410A代替としてR‐466Aを使う場合、設備業者に対する燃焼性冷媒への移行取り扱いトレーニングが不要であることも示されており、資格をもつ施工技術者人材の不足に対する大きなメリットになる。

 ハネウェルのクリス・ラピエトラ空調用途向け冷媒担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは「従来冷媒のR‐404Aに比べて65%低いGWPを実現した「ソルスティスN41」で、安全性と省エネ性、環境の持続可能性に貢献していく」とコメントしている。

 同社は「ルスティス」「ゼネトロン」ブランドで、世界中で冷凍冷蔵やビル冷暖房、カーエアコン向けなどの幅広い冷媒を開発・製造・供給している。同社とサプライヤーパートナーは、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)技術に基づく次世代製品の研究開発と製造供給体制の整備に向け、9億ドルの投資プログラムを実施した。

 

ダウ 東京オリンピック関連施設に材料科学技術を提供

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2019年7月29日

 ダウは、オリンピックのワールドワイドパートナーおよび「公式化学会社」として、東京2020オリンピック主要施設に断熱やシーリング、接続ケーブルや電線などのコーティングや保護で業界トップクラスの技術を提供し、オリンピックに貢献している。

 オリンピック・アンド・スポーツソリューションズ事業部のマイク・リード副社長は、「オリンピック競技大会は、選手たち自身が最高のパフォーマンスを出せるよう挑戦する機会になるだけではなく、彼らの存在がインスピレーションとなり、ビジネスの通常の枠を超えて前向きな変化を生み出す原動力となる。ダウはスポーツを出発点として、ニーズを理解し、かつ革新的な材料科学技術を提供することで、より良いオリンピック競技大会を築くべく貢献した」とコメント。

 同社はオリンピックに関連する新規・仮設施設の建設、そして東京1964オリンピック大会の際に使用された施設の改修など、顧客企業とともに様々な製品技術の導入を進めてきた。これらの協働は、CO2排出量を抑えながら高水準のインフラの建設を実現するなど、スポーツの枠を超えた社会変化を生むことにもつながっている。

 なお東京2020オリンピック競技大会では、合計で43(新設8、前回大会の改修25、仮設施設10)の施設が活用される。同社は採用された製品技術の例として、ポリウレタン、コーティング用水性アクリル樹脂、グリコールエーテル溶剤、ポリエチレン樹脂、電線・ケーブル向けポリオレフィン樹脂などを挙げている。

中外製薬の1-6月期 自社製品の売上拡大で最高益

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2019年7月29日

 中外製薬は25日、都内において2019年1-6月期決算(IFRS)の説明会を開催した。売上収益は12%増の3203億円、コア営業利益45%増の1305億円となり、売上、利益とも過去最高となった。

 小坂達朗社長CEOは「通期の計画に対し順調な進捗となり、中期経営計画『IBI21』のスタートとして

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出光興産 豪鉱山跡で揚水型水力発電事業化の調査開始

2019年7月29日

 出光興産は26日、子会社である出光オーストラリアリソーシス社を通じて権益を所有する、オーストラリアのマッセルブルック石炭鉱山での揚水型水力発電事業化へ向けた調査を、同国大手電力会社のAGLエナジー社と共同で行うと発表した。同調査は再生可能エネルギーの活用推進と地域貢献を目的に、来月から実施する。

 同プロジェクトは、マッセルブルック石炭鉱山の採掘跡地と隣接する丘陵地(ベルズマウンテン)の地形に着目した揚水型水力発電事業。

 同石炭鉱山の採掘跡地を下部貯水池に転用し、日中と夜間の安価な太陽光や風力などの再生エネルギー電力で、下部貯水池に溜まった水を上部貯水池に汲み上げる。

 早朝と夕方の需要帯に、水の落差を利用してタービンを回し発電することを想定しており、発電規模は250MWとなる見込み。AGLエナジー社と共同で事業化調査を進め、商業化を検討する。

 両社は今後も、再生可能エネルギーの活用を推進するとともに、日本とオーストラリアのエネルギーセキュリティに貢献するための様々な機会創出を目指す。

SEMI 2Qのシリコンウェーハ出荷面積は前期比2%減

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2019年7月26日

 SEMIはこのほど、SEMI SMG(Silicon Manufacturers Group)によるシリコンウェーハ業界の分析結果をもとに、2Q(4-6月期)の世界シリコンウェーハ出荷面積が29億8300万平方インチと、1Q(1-3月期)の30億5100万平方インチから2.2%減少したと発表した。前年同期比では5.6%の減少となる。

 SEMI SMGのニール・ウィーバー会長(Shin‐Etsu Handotai America技術TS担当ディレクター)は、「シリコンウェーハの世界出荷面積には、業界全体に吹いている向かい風の影響が及んでいる。足元の出荷面積の成長は鈍化しているが、長期的には成長が持続する見通しだ」とコメントしている。

JXTGホールディングス 「心のふれあい」題材に童話賞に1万超の応募

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2019年7月26日

 JXTGホールディングスはこのほど、「第50回JXTG童話賞」に、1万425編の応募があったと発表した。

 1970年に創設された童話賞は毎年、「心のふれあい」をテーマにオリジナル創作童話を募集し、優秀作品を表彰している。今回も、5歳から97歳まで幅広い年代からの応募があり、一般の部には7913編、中学生の部には1355編、小学生以下の部では1157編の作品が集まった。

 児童文学者の西本鶏介さんをはじめとする選考委員による厳正な審査ののち、各部門の最優秀賞・優秀賞・佳作・奨励賞作品を、10月中旬をめどに決定し、11月15日に表彰式を開催する予定だ。童話賞には〝3つの願い〟が込められている。

 1つは、応募テーマでもある〝「心のふれあい」を多くの人に届けたい〟というもの。同社では、佳作以上の入賞作品を1冊の童話集「童話の花束」にまとめ、全国の教育機関や社会福祉施設、海外の日本語学校などへ毎年寄贈している。

 1973年の発刊以来これまでに、その時々の時代を映す、心のふれあいを書き綴った650編以上の作品が収められた。

 ほかにも〝子どもたちの夢を応援したい〟〝元気な森林づくりの力になりたい〟との思いから、童話集「童話の花束」を通じて、子どもたちの育成・支援、環境保全活動に取り組む。

 童話集のチャリティー販売で得た売上金は、全額を「JXTG童話基金」に繰り入れ、同基金から全国社会福祉協議会(全社協)に寄付を行う。

 全社協が設立した「JXTG奨学助成制度」により、児童福祉施設などで暮らす子どもたちの、大学・専門学校進学時の入学支度金として活用されている。昨年度は5740万円を寄付。2004年の同制度創設以来、5842人に対し、5億7000万円の助成を行った。

 「童話の花束」の製紙原料には、同社グループが森林整備に取り組む地域の間伐材を使う。森林整備により木々が健全に生育することから、CO2吸収量拡大への貢献を図る。同時に、国産材の利用を高めることで森林保全を推進する、林野庁の「木づかい運動」を応援している。

 

丸紅 電動キックボードシェア事業、共同実証実験を開始

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2019年7月26日

 丸紅はこのほど、mobby rideと電動キックボードシェアリング事業に向けた実証実験に、共同で取り組むことに合意したと発表した。

 丸紅は国内電力プロジェクト部において、主に国内電力事業に関わる新規事業創出手段の多様化、ノウハウ獲得・内製化、人材育成などのため、オープンイノベーションプログラム「Marubeni Accelerator 2018」を2018年11月より実施し、多数の応募の中からmobby rideの採択を決定。

 共同実証実験の1つ目の取り組みとして、8月11日と18日の2日間、静岡県浜松市の浜松市フラワーパーク(はままつフラワーパーク)で電動キックボードの乗車イベントを実施する。

 この取り組みでは、利便性、快適性およびニーズに関するユーザーの声を集め、今後のシェアリング事業実現に向けた経済効果、集客効果などの検証を行う。

 丸紅は、発電事業から地域密着型ユーティリティサービス事業まで幅広く手掛け、電力事業の拡大に取り組んでおり、人々の生活課題の中で、とりわけ「移動」という活動領域での新たな電力サービス事業の可能性を追求していく。

 mobby rideは、電動キックボードのシェアリングサービス「mobby」を展開しており、福岡市や神戸市で実証実験を進めている。mobby rideはマイクロモビリティの社会実装を目指し、今後も自治体や企業と連携し事業を推進していく。

 両社は、はままつフラワーパークでの実証実験を経て、さらなる取り組みとして、国家戦略特区での実証実験の実施に向けて協議をしている。

 また、中長期的には継続的なシェアリング事業、およびその他MaaS関連ビジネスへと発展させ、移動手段の提供のみならず、自由な移動そのものがより豊かな暮らし、幸福な体験といった付加価値を生む事業の実現を目指す。