資生堂 イオンの化粧品の使用済み容器リサイクルに参画

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2021年7月6日

 資生堂は、イオンリテールが運営するヘルス&ビューティーケアの専門ショップブランド「グラムビューティーク」で行う容器の回収リサイクル「グラムビューティーク リサイクル プログラム」に参画している。

 本州・四国・九州の「イオン」「イオンスタイル」内の化粧品売り場計87店舗内に、回収ボックスを設置。イオンでの購入やメーカーを問わず、全てのブランドのスキンケア、メイクアップ、ヘアケア、ヘアカラー製品の使用済み容器を回収し、リサイクルする。 イオン、コーセー、日本ロレアル、P&Gジャパンと、容器回収やリサイクルを行うテラサイクル・ジャパンが協働し、消費者とともに環境課題を考え、課題の解決に貢献することを目的としている。

 回収は6月4日から始まっており、回収した空き容器は、洗浄・粉砕の後、ペレット(プラスチック素材)にマテリアルリサイクルし、買い物かごやエコバックとして生まれ変わる予定だ。

SEMI パワー半導体の最新動向、ウェビナーを開催

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2021年7月5日

 SEMIはこのほど、国内外でパワー半導体と化合物半導体関連の事業を手掛ける装置・材料メーカーが、最新動向を解説するウェビナー「SEMIパートナーサーチ‐For Power & Compound‐」をオンライン(Zoom)で開催すると発表した。期間は7月13~15日の3日間で、聴講料は無料。

 今回のウェビナーは、カーボンニュートラル、自動車の自動化で注目されるパワー半導体、5G時代を支える化合物半導体にテーマを絞り、SEMIの会員企業の装置・材料メーカー・団体の24社が最新技術・製品について詳細に説明。またSiC(炭化ケイ素)の技術開発に関連する団体のSiCアライアンスが「SiCロードマップ」について講演を行う予定。

 詳細およびプログラムの参加申し込みはウェブサイト(https://www.semi.org/jp/events/semi-partner-search-power-and-compound)まで。

DSM 「ダイニーマ」のPMP7社とパートナーシップ

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2021年7月5日

 DSMはこのほど、「ダイニーマ」ファブリックの拡販に向け、プレミアム製造パートナー(PMP)7社とのパートナーシップを結んだと発表した。

 同社は、新たに選定したPMP各社(韓国、スペイン、パキスタン、オーストリア、ベルギー、ドイツ、中国)と、長年にわたって良好なビジネス関係を構築。今回、パートナーシップを結んだ繊維会社は、「ダイニーマ」のファイバーとファブリックの品質、製造、イノベーション、加工ノウハウに関する基準を満たしている。

 世界最強の繊維「ダイニーマ」は、過去30年にわたり、クリティカルな用途に比類のない性能と保護をもたらしてきた。ファブリック形状において、「ダイニーマ」は卓越した強度を誇るとともに、ナイロンやポリエステル、アラミドといった従来の素材に比べ、最大で45%の軽量化を実現。コンポジット、デニム、ニット、織布、コンポジット補強用ハイブリッドファブリックとして使用可能で、仕事上やレジャーの際に、危険から人々を守る。

 「ダイニーマ」の性能といった本質的なメリットに加え、PMP各社は、様々なファブリックの提供、上市するまでの時間の短縮、新しいファブリックイノベーション、世界トップクラスの機能、DSMの厳格な品質要件・管理要件を満たす素材加工など、顧客ニーズに応えつつ、オペレーション上でもメリットを提供する。

 一方、昨年には、人々の環境の保護に貢献するというDSMのコミットメントに従い、世界初となるバイオベースのHMPEファイバーを上市。バイオベースの「ダイニーマ」は従来品とまったく同じ性能を誇り、一般的なHMPEよりもカーボンフットプリントを90%低減している。昨年10月時点で、DSMはファブリックポートフォリオのすべてをバイオベースの「ダイニーマ」に変更し、直線型経済から循環型経済への重要な架け橋となっている。

 

中外製薬 DX銘柄に2年連続で選定、取り組みが評価

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2021年7月5日

 中外製薬はこのほど、経済産業省と東京証券取引所が選定する「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄2021」に2年連続で選定されたと発表した。

 DX銘柄の選定にあたっては、企業価値貢献とDX実現能力の観点から評価され、国内上場会社から28社が選定。同社は、トップマネジメントの積極的なコミット、明確なデジタルビジョンや投資方針の下、AIなどを活用した創薬開発プロセスの変革や人財強化・風土改革、患者への新たな価値提供に向けた取り組みなどが評価された。

 同社はヘルスケア産業のトップイノベーター像の実現を目指し、新成長戦略「TOP I 2030」を策定。2つの柱として「世界最高水準の創薬実現」と「先進的事業モデルの構築」を掲げ、そのキードライバーの1つにDXを位置づけている。DXの推進にあたっては、「CHUGAIデジタルビジョン2030」に基づく「デジタル基盤の強化」「すべてのバリューチェーン効率化」「デジタルを活用した革新的な新薬創出」の3つの基本戦略によって、同社のビジネスを変革し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供していく。

出光ファインコンポジット 7月1日から社名を変更

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2021年7月5日

 出光ファインコンポジットはこのほど、出光ライオンコンポジットから社名を変更したと発表した。

 同社は、出光興産がライオン保有の全株式を取得し、今年4月から出光興産の連結子会社となっていた。今後、出光ファインコンポジットは出光興産との連携により、新規エンジニアリングプラスチック複合材料を創出するとともに、設立以来培ってきた環境配慮型の商品開発力を応用し、循環型およびCO2削減に寄与する材料の持続的な供給に取り組んでいく。

 なお、海外法人(香港、上海、タイ)についても同日付で変更したが、インドについては手続き中であることから、7月31日までに変更する予定だ。

日本ゼオン 人事(1日)

2021年7月5日

[日本ゼオン・人事](1日)▽解兼原料統括部門長兼物流統括部門長、取締役常務執行役員兼基盤事業本部長平川宏之▽コーポレートサスティナビリティ推進本部長兼コーポレートサスティナビリティ統括部門長、執行役員兼CSR推進室長渡辺えりさ▽法務・コンプライアンス部門長、同役員兼法務部長中島和雄▽原料統括部門長兼物流統括部門長安済靖▽CNT事業推進部長、次世代デバイス事業推進室長兼CNT研究所長上島貢▽事業企画室長、経営企画統括部門長兼経営企画部長白川真之▽IR・SR室長平井利枝▽リスクマネジメント室長湊信昭▽ZΣ推進部長、生産革新センター長浅野浩一▽生産革新推進部長山本正人▽デジタルシステム管理部長上杉昌也▽高機能樹脂開発企画部長大森宏紀。

 

 

出光興産 人事(6月30日他)

2021年7月5日

[出光興産・人事](6月30日)▽海月研究所社長山上誠児(1日)▽リチウム電池材料部生産技術開発センター製造技術グループリーダー遠藤岳朗(8月1日)▽原油・海外事業部ガス事業担当部長兼出光カナダ社長兼出光カナダガス社長舟木洋介▽潤滑油二部潤滑油販売政策課長児玉知行▽同部中部潤滑油課長小島丈幸▽同部営業研究所総務課長山本昌弘▽出光ルブヨーロッパ社長立松義治。

 

日本ゼオン 組織改正(1日)

2021年7月5日

[日本ゼオン/組織改正](1日)▽管理本部に法務・コンプライアンス部門を新設▽法務・コンプライアンス部門に法務部・品質保証部を移管▽CSR推進本部をコーポレートサスティナビリティ推進本部に改称▽CSR統括部門をコーポレートサスティナビリティ統括部門に改称▽コーポレートサスティナビリティ統括部門にリスクマネジメント室を新設、広報室を第3階層組織に改編▽管理本部直下にIR・SR室を新設、CSR統括部門から総務部を移管▽生産革新センターに生産革新推進部を新設▽高機能樹脂事業部に高機能樹脂開発企画部を新設▽高機能事業本部にCNT事業推進部を新設▽CNT事業推進部に次世代デバイス事業推進室を移管。

三井化学 「新造形主義」テーマに素材の魅力展示会開催

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2021年7月2日

 三井化学は組織横断的なオープン・ラボラトリー活動「そざいの魅力ラボ(MOLp:モル)」の一環として、7月13~17日の5日間、ライトボックススタジオ青山(東京都港区)を会場に、「NeoPLASTICism(新造形主義)」をテーマに素材の魅力を体感できる「MOLpCafe(モルカフェ)2021」を開催する。

15年後のフレコンバッグのアップサイクルバッグ
15年後のフレコンバッグのアップサイクルバッグ

 今回は、軟包装材のアップリサイクルプロジェクト「RePLAYER」、海水抽出のミネラル成分から生まれたイノベーティブプラスチック「NAGORI update」、ポリオレフィン合成パルプ「SWP」といった機能性素材を使った製品をはじめ、太陽光で色が変わるボタン「SHIRANUI Button」、新素材不織布による新たな中綿を提案する「Vegan Down Jacket」などを展示。サステナブルな未来に向けて素材の魅力を生かしたアイデアやヒントを身近なプロダクトへと昇華させ、展示・発表するとともに、実際に手にとって体感できるように一部商品の販売も行う。同活動の有志メンバーによる試行錯誤の末に導き出した1つの形を提示することで、来場者と共に自由に議論が行えるカフェのような展示会を企画している。

太陽の光で色が変わるボタン「SHIRANUI Button」
太陽の光で色が変わるボタン「SHIRANUI Button」

 「MOLp」は、三井化学グループが100年以上にわたり、継承し、培ってきた素材や技術の「機能的な価値」や「感性的な魅力」を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく同社グループのオープン ・ラボラトリー活動。

 2015年の活動スタート以来、MTDO(エムテド)の田子學(たご・まなぶ)氏をクリエイティブパートナーに迎え、設立コンセプト「感性からカガクを考える~Fusion of Intuition and Science~」 に沿い、社会・ヒトと素材の新しい関係性を追求してきた。同活動を通じて素材や技術の価値や魅力を探索し、コミュニケーションによりこれからの未来社会にシェアしていくことで、素材の未来を切りひらいていく。

DIC BASFのグローバル顔料事業の買収が完了

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2021年7月2日

 DICはこのほど、独BASFがもつ顔料事業「BCE(BASF Colors and Effects)」に関する資産および株式の買収を完了したと発表した。

 DICは2019年にBASFと売買契約を締結。BCEに関する技術、特許などの知的財産、株式買収に含まれない営業権などの資産、同事業を構成する18社の株式取得に向けて、関連する諸手続きを進めてきた。6月30日にすべての手続きが完了したため、両社間でクロージングの合意に至った。

 DICは中期経営計画の中で、「安全・安心」「彩り」「快適」の価値提供を通じて、〝ユニークで社会から信頼されるグローバル企業〟を目指し、「質的転換」による事業体質の強化「バリュー・トランスフォーメーション」と、社会課題や社会変化に対応した新事業の創出「ニュー・ピラー・クリエイション」の2つを基本戦略として推進している。

 DICグループの一員となるBCEは欧州を中心にグローバルに拠点をもち、高級顔料、エフェクト顔料(化粧品向け)および特殊無機顔料では世界有数の会社であり、BCEが保有する技術、製品、生産設備、サプライチェーン、顧客サービスなどの事業ポートフォリオは、DICと重複が少なく製品補完性が高い状況にある。

 今回の買収によって、両社のポートフォリオが相互に補完されることにより、DICはディスプレイ、化粧品、塗料、プラスチック、インキ、スペシャリティ用途などの製品群をさらに拡充し、世界有数の顔料メーカーとしての地位を強化していく。そしてグローバルベースでより幅広い製品とソリューションを顧客に提供する体制を構築することで、顔料事業の質的転換を加速していく。