東洋紡 超高剛性OPPフィルム、包装材の減プラに貢献

, ,

2022年8月22日

 東洋紡はこのほど、一般的な二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムの約1.7倍のコシの強さをもつ、超高剛性OPPフィルムの製品シリーズ「パイレン EXTOP」を開発したと発表した。

「減プラマーク」の運用を開始。「パイレン EXTOP」など東洋紡の環境対応フィルムを使用した顧客の包装材に付与する

 防曇タイプ、高耐熱タイプなどをラインアップし、食品包装用途を中心に今秋から販売を開始する。世界的に消費者の環境意識が高まる中、同シリーズの普及を通じて包装材のプラスチック使用量の削減や、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)化を促進し、循環型経済の実現に貢献していく考えだ。

 「パイレン EXTOP」シリーズは、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レ・デュポン エラストマーで新型コロナ不活化

, , , ,

2022年8月22日

練り込みや後加工が不要、様々な分野に展開図る

 東レ・デュポンは19日、広島大学大学院医系科学研究科ウイルス学研究室(坂口剛正教授)との共同研究により、ポリエステルエラストマー「ハイトレル」の特殊グレードで、新型コロナウイルスに対する不活化効果を確認したと発表した。練り込みや後加工を施すことなく、エラストマー成形品で不活化が確認された初の技術となる。すでに一部でサンプルワークを開始しており、3~4年後には上市につなげていく方針だ。

「ハイトレル」

「ハイトレル」は、米デュポンが開発した「熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー」。ハードセグメント(PBT)とソフトセグメント(ポリエーテル)のブロック共重合体であり、ゴム弾性をもちつつ、高機能性、良成形加工性も備えるエンジニアリングプラスチックの特長を有している。温度依存性が小さく、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

三井化学 体温で馴染む新素材、ワコールが女性靴に採用

, , , ,

2022年8月22日

 三井化学はこのほど、ヒトの体温を感知して触れたカラダをやさしく包み込む新素材「HUMOFIT(ヒューモフィット)」が、ワコールが展開している、30~40代の働く女性をターゲットにした靴ブランド「サクセスウォーク」の新商品「体温でフィットする靴 SOPIVA(ソピバ)」に採用されたと発表した。ワコールは同新製品を今月3日から、全国の一部百貨店の店頭をはじめ、アマゾン、オンワード、ワコールのウェブストアで順次販売を開始した。

「HUMOFIT」が採用されたワコールの「体温でフィットする靴 SOPIVA(ソピバ)」(左)。アッパー(足先)部分に採用し、足の幅や甲へのフィット感と歩きやすさを実現した

 ワコールは2020年、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

太陽石油 昆虫の飼料利用、愛媛大学と実証実験を開始

, , , ,

2022年8月19日

 太陽石油と愛媛大学はこのほど、同大学において記者会見を開催し、愛媛県宇和島市の養殖漁場において、昆虫を原料とする養殖飼料を用いた養殖実証試験を開始したと発表した。

愛媛大学 左から仁科弘重学長 三浦猛教授

 秀長水産(愛媛県宇和島市)の協力のもと、今年7月から来年3月までの期間、8000尾のマダイを用いた本格的な養殖実証試験を行う。なお、この取り組みは、同社が今年6月に同大学に設置した寄附講座「昆虫の飼料利用学」の活動の一環。昆虫飼料の

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東レインターナショナル 国内初の環境配慮型繊維スリング、9月から販売

, , ,

2022年8月19日

 東レインターナショナルは18日、資材や貨物の吊り上げに使用される繊維スリング(吊り具)「シライスリング」について、国内で初めて(同社調べ)、リサイクルポリエステル糸を使用した環境配慮型繊維スリングを開発し、9月から販売を開始すると発表した。2023年度10万本、2025年度25万本の販売を目指す。

繊維スリング

繊維スリングは、ワイヤロープやチェーンスリングに比べて軽量で柔軟性に優れている。吊り荷を傷つけにくいメリットのほか、取り扱いやすさから作業の合理化や省力化に役立つため、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

NEDO バイオ製品の実用化、有効性の実証に着手

, , ,

2022年8月8日

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこのほど、産業・社会に有用な物質のバイオ生産システム(産業用物質生産システム)の有効性を実証する取り組みについて、新たに6件の研究開発を採択した。石化原料の

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

北越コーポレーション 電磁波ノイズ抑制シートを開発

, , , ,

2022年8月8日

 北越コーポレーションはこのほど、これまで研究してきたセルロースナノファイバー(CNF)の技術と、コート紙製造などで培ってきた塗工技術を融合し、5Gや次世代移動通信システム「ビヨンド5G」にも対応可能な電磁波ノイズ抑制シートを開発した。

波ノイズ抑制シート (ハーフカット)

 従来の電磁波ノイズ抑制シートは、樹脂に磁性体を練り込んだ磁性シートが主流だが、同社が開発した電磁波ノイズ抑制シートは、カーボンナノチューブ(CNT)をシートの表面に塗布することにより、その厚さを0.055mm以下まで薄く、軽くすることを実現。同電磁波ノイズ抑制シートは、伝導ノイズと放射ノイズともに抑制効果があり、特に

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

積水化学工業 大阪の新駅に、ペロブスカイト太陽電池を設置

, , , ,

2022年8月5日

 積水化学工業はこのほど、JR西日本が開業を目指す「うめきた(大阪)駅」にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を提供し、設置することが決定したと発表した。

フィルム型ペロブスカイト太陽電池

 同太陽電池は、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

積水化学工業 バイオマス材料の粘接着剤ブランドを発足

, , , ,

2022年8月5日

 積水化学工業と積水フーラー(H.B.フーラーとの合弁会社)は4日、サステナビリティに貢献する接着剤の新たなブランド「SFグリーンメルト」(商標出願中)を立ち上げると発表した。9月から製品サンプル提供を行い、10月から販売を開始する。

バイオマス材料の粘接着剤「SFグリーンメルト」

 持続可能な社会の実現が世界共通の目標となり、接着剤についても環境への配慮が求められている。こうした環境ニーズに向けた取り組みの第一歩として、積水フーラーは、バイオマス原料を用いた接着剤の研究開発に取り組んできた。材料選定基準に資する

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

クラリアント 万華の無水マレイン酸工場に触媒が採用

, , , , ,

2022年8月4日

 クラリアントはこのほど、中国・万華化学が山東省煙台市に開設する新しい無水マレイン酸プラント向けに「SynDane」触媒を供給する大型契約を受注した。同プラントは世界最大級となる年産20万tの生産能力をもち、2023年の操業開始を予定している。

 万華化学が世界で初めて採用する、 “クラリアント 万華の無水マレイン酸工場に触媒が採用” の続きを読む