DIC IRサイトがインターネットIR表彰で優良賞に

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2020年12月23日

 DICはこのほど、大和インベスター・リレーションズ(大和IR)が選定する「2020年インターネットIR表彰」において、特に優秀なIR(株主・投資家情報)サイトを構築し、情報開示ならびにコミュニケーション活動で有効に活用している企業として優良賞を初めて受賞した。

インターネットIR表彰 優良賞
インターネットIR表彰 優良賞

 同表彰は、企業IRはインターネットに包摂されるという「5T&C」の考え方のもと、大和IRが上場企業3883社のホームページを調査・評価し、総合的に優れたIRサイト企業を対象に表彰する制度。

 DICは、インターネットIRにおける基本項目を審査する一次審査、大和IRスコアボードに基づく二次審査、英語版IRサイトの評価を対象とした最終審査を経て、優良賞の1社として選出された。なお、受賞者は同社を含めて、最優秀賞7社、優秀賞21社、優良賞116社が選定されている。

 同社では、コーポレートコミュニケーション強化の観点から、今年2月に社外向けサイトを全面リニューアルし、株主および投資家へのIR情報のタイムリーな発信や充実に努めている。今後も株主および投資家のニーズに対応できるよう、IRサイトの情報拡充、見やすさ、使いやすさの向上に継続的に取り組んでいく。

 

東レ CDP水セキュリティで2年連続最高評価を獲得

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2020年12月23日

 東レはこのほど、国際的な非営利組織CDPが実施した水資源保護に関する調査において、最高評価である「水セキュリティAリスト企業」に2年連続で選定された。

水セキュリティで CDPから 2 年連続で最高評価
水セキュリティで CDPから 2 年連続で最高評価

 東レグループは、2050年に目指す世界を示した「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」や長期経営ビジョンの中において、安全な水の提供を東レグループが取り組むべき課題の1つとして掲げている。この課題の実現に向け、東レグループ全体でRO膜をはじめとする水処理技術を通じた世界各地域の水不足への貢献と、自らの事業活動における水資源の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進や適切な管理による水資源の保護に取り組んでいる。

 水資源は人間を含めた生物の生存に不可欠な要素だが、私たちの生活で容易に利用可能な淡水は地球上の水のわずか0.01%しかない。世界の人口増加や経済発展を背景に、水ストレスの増大や水質汚染が問題となっており、近年、世界的な気候変動の影響による干ばつや洪水などの災害が世界で多発している。

 さらに、世界の食糧需要は今後15年間で20%以上増加すると予測され、水資源の枯渇は農作物不作による飢饉頻発のリスクにもつながるため、安全な水の確保は、SDGsの1つとなっている。

 東レグループは今後も、「すべての製品の元となる素材には社会を本質的に変える力がある」との信念の下、水資源問題や気候変動を含む地球規模の課題の解決に貢献すべく取り組みを積極的に推進し、社会全体のサステナビリティ実現に力を尽くしていく。

三井化学 東京都スポーツ推進企業に6年連続で認定

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2020年12月23日

 三井化学はこのほど、東京都(事務局:東京都オリンピック・パラリンピック準備局)の「令和2年度東京都スポーツ推進企業」に6年連続して認定された。2015年度から始まったこの制度は、従業員のスポーツ活動を推進する優れた取り組みや、スポーツ分野での支援を実施している企業などを認定するもの。同社が社内で実施している「ヘルシーマイレージ合戦!」への取り組みが評価された。

 同社は、社員の健康づくりを環境保全や品質管理と同様に重要な活動として経営方針に組み込んでおり、「組織ぐるみで取り組み、全社員が進んで参加する」活動の浸透を図っている。

 「ヘルシーマイレージ合戦!」は、国内九事業所と出向者(海外赴任者含む)が参加対象であり、3~6名で構成される任意のチームまたは個人でエントリーし、運動量や健康的な生活によって得られるマイルを、ゲーム感覚で楽しみながら貯める3カ月間のプログラムだ。年に2回実施しており、今年5~7月に国内社員の42%にあたる約4000人と海外赴任者が参加した。また、本社を含めた計七事業所の健康管理室に配置している専属産業医や保健師、衛生管理者が運用・推進し、小規模事業所や関係会社の主要工場の嘱託産業医・看護師からの協力も得ながら、グループ社員の健康増進をサポートしている。

 同社は今後も「ヘルシーマイレージ合戦!」を通じて全社員の健康増進を図ると共に、運動を通じたコミュニケーションの活性化に努めていく。

 

 

宇部興産 有機系土木・建築材料開発、宇部興産建材が発売

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2020年12月23日

 宇部興産は22日、化学事業の知見を生かし、ウレタン樹脂の分子構造設計技術を土木・建築分野に展開したコンクリート構造物用の有機系表面被覆材「U-レジストクリアコート」と有機系はく落防止材「U-レジストクリアガード」を開発したと発表した。これらの製品は、土木・建築用材料を販売する宇部興産建材が11月から発売を開始している。

Uーレジストシリーズの製品群
Uーレジストシリーズの製品群

 2つの新製品は、宇部興産化学カンパニー研究開発本部の基盤技術研究所・建築インフラ研究グループが開発した新規ウレタン樹脂を使用。強靭性と高耐久性を兼ね備え、補強メッシュなしで良好なはく落防止性能を持つ。また、コンクリートの劣化因子である炭酸ガスや塩化物イオンなどがコンクリート内部に侵入することを防止するため、構造物の長寿命化を可能にする。さらに、透明塗膜であることから視認性に優れ、施工後の構造物の目視点検ができるため、コンクリートの状態の変化を早期に検知できる。

Uーレジスト 押抜き試験
Uーレジスト 押抜き試験

 宇部興産建材では、コンクリート構造物の保全・長寿命化のニーズに応えるため、これらの製品を拡販していく。

合成ゴム 9月の出荷量は前年比2%減まで回復

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2020年12月23日

需要は持ち直し、前月比では四ヵ月連続でプラス

 合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、9月の合成ゴムの出荷量は前年同月比1.7%減の11万5000tだった。12カ月連続で前年割れとなったが、ほぼ前年並みまで回復。前月比で見ても4カ月連続でプラス、6カ月ぶりに11万t台となっている。

 9月を品目別で見てみると、 “合成ゴム 9月の出荷量は前年比2%減まで回復” の続きを読む

塩ビ樹脂 11月の総出荷は12%減、定修要因で輸出減少

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2020年12月22日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、11月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比11.8%減の13万1000tとなり、2カ月ぶりにマイナスに転じた。5月以降、前年実績を上回ってきた輸出が、同18.8%減の4万7200tと2桁減で推移したのが主な要因。

 ただ、斉藤恭彦会長(信越化学工業社長)は16日の定例記者会見で

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サントリー生命科学財団 若手研究者を支援、採択者が決定

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2020年12月22日

 サントリー生命科学財団はこのほど、1月に設立した「サントリーSunRiSE」(生命科学研究者支援プログラム)の採択者が決定したと発表した。487人の応募から採択された10人に対し、1人当たり5000万円(年間1000万円×5年間)の総額5億円の支援を行う。

 同プログラムは、若手研究者が志の大きい挑戦的なテーマに取り組み、研究者の〝知りたい、極めたい〟を実現できるよう、資金の使途や期間の制限をできる限り排除し、柔軟性・有効性の高い支援を行う。研究資金だけではなく、途中経過や成果をほかの研究者と議論することでネットワークを構築し、さらなる展開につなげることも支援する。

 同財団は、これからの日本を担う若者の大いなるチャレンジを支援し、日本の基礎研究の活性化を図る。

生命科学研究者支援プログラム
生命科学研究者支援プログラム

デンカ 建造物の計測・診断技術で新サービスを開発

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2020年12月22日

 デンカはこのほど、主要グループ会社デンカリノテック(東京都中央区)が熊本県高森町、KYOTO,S 3D STUDIO、Wee-vaの4者間で3D計測・診断技術導入による新サービスの開発・提供を目的とした業務提携協定を締結したと発表した。

熊本県高森町での記者会見
熊本県高森町での記者会見

 最先端の3D技術を基軸に、高森町の歴史的文化財を含む建築構造物や鉄道車両などの保全・保護のほか、町の伝統行事のアーカイブや観光事業振興などの業務の効率化につながる新たなサービスの創出を目指す。

 デンカリノテックは、コンクリート構造物の調査・診断を通じた最適な補修・補強を手掛けており、360度3Dデジタル計測により建築構造物を線画化し、精度の高い設計・施工から維持管理まで応用展開している。図面や設計図がない構造物にも適用できるため、文化財保全の一環として、世界文化遺産の京都醍醐寺の3D計測を昨年実施した。

 デンカグループは経営計画「Denka Value-Up」で、高付加価値インフラ事業をヘルスケア、環境・エネルギーに並ぶ重点分野と位置付けている。デンカリノテックの3D計測・調査診断技術とデンカの特殊混和材などの無機材料を組み合わせて、高付加価値インフラでの事業拡大につなげていく。

アジア石化市況 エチレン上値は1000ドル/tを回復

2020年12月22日

ベンゼンは一段高で600ドル台、SMは大幅下落

 アジア地域の12月第1週の石化市況では、エチレンは下値ステイ、上値10ドル高の950~1000ドル/tでの取引となった。上値が1000ドルを回復したのは2019年5月以来となる。春先から停止していたナフサクラッカーが再開されたことで、ナフサクラッカーのトラブルで強まっていた先高観が収まりつつある。また、需要家の間で玉を確保する動きが一巡したこともあり小幅な値動きとなった。 ナフサとのスプレッドは “アジア石化市況 エチレン上値は1000ドル/tを回復” の続きを読む