三井化学は15日、本社で経営概況説明会を開催した。淡輪敏社長は業績について「成長3領域(モビリティ・ヘルスケア・フード&パッケージング)は利益成長が継続しているが、基盤素材は、一過性の要因に加え市況変動の影響を受けた。下期も経済環境は厳しく市況回復は見込めない」とし、通期業績予想を下方修正した背景を語った。そして「構造改革
三井化学 淡輪社長「ポートフォリオ改革で事業基盤強化」
2019年11月18日
2019年11月18日
2019年11月15日
2019年11月14日
2019年11月14日
2019年11月14日
三井化学は、障害者の活躍推進に取り組むイニシアチブ「The Valuable 500」の活動や考え方に賛同し、先月29日、加盟文書に署名した。
同イニシアチブは、今年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の中で発足。障害のあるなしにかかわらず共に働き「インクルーシブ(包括的)なビジネスは、インクルーシブな社会を創る」という考えの下、ビジネスリーダーによる、障害者がビジネスや社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できる仕組みづくりや改革を目的に立ち上げられた。
三井化学グループは、「多様性を積極的に生かし、社員一人ひとりが生き生きと働ける会社」を実現するため、Diversity(多様性)とInclusion(包含・協働)の取り組みを積極的に展開しており、障害者の活躍や働き甲斐は特に重要であると捉えている。
今回の加盟に伴い、①障害のある社員の全従業員に対する比率を全社目標とする②障害や病気をもつ社員が組織の一員としての実感をもちつつ、個々の能力を発揮できる職場風土の醸成に取り組む③事業活動を通じ、人々が健康的で自立した生活を送るための社会課題の解決を目指す④SNSなどを活用し、取り組みを積極的に発信する、の4つの具体的なアクションを定めた。
11月13日現在、「The Valuable 500」への参加を表明している企業は320社(うち日本企業は3社)。来年1月のダボス会議までに500社以上の参加を目指す。
発起人は、アイルランド出身の視覚障害者、カロライン・ケイシー氏。世界経済会議のヤング・グローバル・リーダーズの1人として選出された社会起業家。
2019年11月14日
積水化学工業は12日、都内ホテルで記者懇談会を開催した。
髙下貞二社長は、「当社グループは環境を経営のど真ん中に置く『ESG経営』にシフトし、課題を解決する製品・サービス・技術を提供してきた。今後、ESG経営で飛躍するため、成長投資と構造改革をスピードアップすることが必要だ」と述べた。
そして「先月に開催されたプリンセス駅伝では、女子陸上競技部が区間優勝者なく総合力で優勝することができた。当社グループは多様な事業、顧客、人材を抱えており、まさに総合力が試されていると感じている」とした上で、全カンパニーの製品・サービスが100点以上結集した「あさかリードタウン」や、高機能プラスチックカンパニーの40種類以上の製品や技術が詰め込まれたコンセプトカーなど、同社が推進する「フュージョン(融合)」事例を紹介した。
最後に「当社は2030年までに
2019年11月13日
日本ゼオンは「東京タワー ウィンターファンタジー~オレンジ・イルミネーション2019~」(1~14日)に、ソーラーカード式ランプをはじめとする各種デバイスの特別展示「LNES JOURNEY in TOKYO TOWER」を行っている=写真。
東京タワー正面玄関前のオレンジ・イルミネーション横で開催しており、1日に点灯式を行った。同社は、オープンイノベーションプロジェクトとして、湘南T‐SITEなどを舞台に「project LNES」を展開。今回は、「薄さ」と「デザイン」を追求したソーラーカード式ランプをキャンピングトレーラー内に展示している。
環境にやさしい発電デバイスとして、心安らぐ生命のような揺らぐ明かりが特徴となっている。近代アートとわびさびを融合した「なつかしく新しい未来」の世界観を「オレンジ・イルミネーション」とともに味わえる。
2019年11月12日
JSRは11日、川崎市殿町の国際戦略拠点キング スカイフロントに2021年7月の開所を目指し、新研究所を着工したと発表した。新研究所の名称は、「JSR Bioscience and informatics R&D Center(JSR BiRD)」。
未来に向けた価値の創出に取り組み、同社グループのライフサイエンス技術の集約に加え、オープンイノベーション促進を目的に設置する。また、今後本格化するデジタル変革に向け、新研究所をインフォマティクスの拠点として強化していく計画。加えて、首都圏に位置し、羽田空港に対面する同地域は世界へ向けての発信基地として最適な立地であり、新研究所では新規ビジネス創出を実現する。
その施策として、①ライフサイエンス研究の深堀りと社会実装:同社は、JSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンターにおいて、世界最高峰の医学研究者と精密医療・幹細胞生物学と細胞医療・微生物叢・先端医療機器の共同研究を実施。新研究所は、その中でも微生物叢、特に最近注目されている腸内細菌の生菌製剤化を中心に研究を進める拠点としていく。
インフォマティクス、オミックス解析(生体内のゲノム、転写物、タンパク室、代謝物と臨床情報とを網羅的に解析する手法)と共に、半導体材料事業などで培ってきたエンジニアリング、自動化技術を用いて成果の早期社会実装を目指す。
②インフォマティクスの強化:同社は、デジタル変革を見据えインフォマティクス技術に注力。社内にはマテリアルズ・インフォマティクス推進室を設置し、デジタル変革による研究開発力の強化と新たな価値の創出に取り組んでいる。
それに加え、IBM Qネットワークハブ(慶大量子コンピューティングセンター内に開設)への参画や、先駆的なデジタルトランスフォーメーションカンパニーとの協業によって先進技術を習得しており、実験結果や材料性能の事前予測なども推進。新研究所を拠点に、インフォマティクス活動をより活性化し、本格化するデジタル変革を顧客への価値へつなげていく。
③新事業を創出するためのインキュベーション:変化のスピードが加速している現在、新事業創出には、オープンイノベーションにより生み出された複数の価値を育成・支援し、新たなエコシステムを構築することが必要になる。同社は、新研究所の実験設備、オフィスをパートナーに広く開放することで、新規ビジネスの創出を支援し、その成長を促進していく。
2019年11月12日
宇部興産建材はこのほど、窓際の結露対策として珪藻土を用いて調湿効果をもたらす、「なのらぼ 珪藻土の結露とり」の販売を開始した。同商品は、ナノテクノロジーを用いた国産のスーパー珪藻土で作られた珪藻土タイル。吸水性が高い珪藻土の機能を上手く用い、結露の発生自体を抑制してくれる便利なアイテムだ。
冬になると、室内外の温度差により結露が起こるが、放っておくと、窓のサッシ、ゴムパッキン、カーテン、床などに黒カビが発生し、健康に害を及ぼすとともに、家の寿命に悪影響を与える。
これまで発売されている結露対策商品は、結露発生後に対処療法で施すことが問題だった。シートタイプのものは、発生した結露をふき取ることが必要だったり、吸水テープタイプはそもそも吸水量に限界があったり、交換の手間もかかるため、本質的に結露の対策ができていなかった。
今回、開発した「なのらぼ 珪藻土の結露とり」は結露の発生自体を抑制しつつ、吸水をしてくれるという効果がある。3つの特長として、①群を抜く吸水量、②あらゆる窓に対応、③手入れ不要な手軽さ、が挙げられる。価格は、大(200㎜×2枚)、中(百㎜×4枚)、小(50㎜×2枚)と塩ビレール・両面テープ付2本の1セットで3500円(税別)、2セットで6300円(税別)となっている。
2019年11月12日