トクヤマ プリフィードを値上げ、採算是正を図る

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2022年11月16日

 トクヤマは15日、プリフィード(結晶性層状珪酸ナトリウム)について12月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「80円/kg以上」。

 原料である珪酸ソーダカレット、カセイソーダの市況は昨年より上昇を続けており、また燃料価格高騰の影響も受け、採算が大幅に悪化している。同社は、国内唯一の結晶性層状珪酸ナトリウムメーカーとして、今後も安定供給を継続していくために、自社の合理化努力のみで吸収することは困難と判断し、値上げを決定した。

アジア石化市況 エチレンは5週ぶりに900ドル割

2022年11月15日

海外品流入で需給緩和、国慶節休暇前で様子見か

 アジア地域の9月第5週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル安の880ドル/tで取引された。国慶節休暇を控えていることや、安価な海外品がアジア市場に流入してきていることもあり、5週ぶりに900ドル台を下回っている。ナフサとのスプレッドも

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ダウ日本 ポリウレタン原料を値上げ、採算是正を図る

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2022年11月10日

 ダウ日本は9日、ポリウレタン原料について12月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、ポリオール類(北米・欧州原産品)、ポリウレタンシステム製品(自動車業界向け)とも「20%以上」。

 原油やエネルギー価格、輸送費などが高騰していることに加え、円安の影響も受けており、当該製品のコストが大幅に上昇している。同社は、すでに適正な採算ラインを下回っていることから、自助努力だけでは製品価格を維持することが困難であるため、価格改定を決定した。

 

アジア石化市況 エチレンは海外市況下落で一段安

2022年11月8日

芳香族3製品は原油高で上昇、SM四週ぶり下落

 アジア地域の9月第4週の石化市況では、エチレンは前週比50ドル安の915ドル/tで取引された。海外のエチレン市況が急落したことで、アジア市場に輸入玉が増加するとの見方が強まり、一段安となっている。ナフサとのスプレッドも59ドル縮小の239ドルに悪化した。センター各社の定修が明けてくることもあり、市場に先安感も出てきている。

 プロピレンは

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