旭化成 アルミペーストを値上げ、原料価格上昇に対応

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2022年9月6日

 旭化成は5日、「旭化成アルミペースト」全品種について、10月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「54円/kg」。

 アルミペーストの主原料となるアルミ地金およびアルミ粉の価格が上昇している。同社は、これまで合理化に努め対応してきたが、自助努力の限界を超えていることから、製品の安定供給維持のために、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

デンカ スチレンモノマーを値上げ、電力コストが上昇

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2022年9月6日

 デンカは5日、スチレンモノマーについて、11月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「4円/kg」。

 昨今のエネルギーを取り巻く情勢の中で、製造に関わる電力コストなどが著しく上昇し、事業収益の悪化が進んでいる。同社は、継続してコスト削減に努めているものの、自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、今後も安定的な供給を継続するためには採算是正が必要と判断し、価格改定の実施を決定した。

クラレ PVB樹脂を値上げ、国内外で来月から実施

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2022年9月2日

 クラレは1日、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂「モビタール」を10月1日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。同製品の値上げ発表は今年4月以来のこと。対象銘柄と改定幅は以下の通り。

 低重合度銘柄(B14S、B16H、B20H、BA20S)は、国内向けが「180円/kg以上」、アジアパシフィック、北中南米、中東・アフリカ向けは「1400米ドル/t以上」、欧州向けは「1400ユーロ/t以上」。その他の銘柄は、国内向けが「140円/kg以上」、アジアパシフィック、北中南米、中東・アフリカ向けは「1000米ドル/t以上」、欧州向けは「1000ユーロ/t以上」。対象製品の主要原材料や物流費用などを含めたコストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えてきていることから、安定供給を維持するために価格改定を決めた。

塩ビ樹脂 9月のインド向け輸出価格、5ヵ月ぶりに反転

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2022年9月1日

採算悪化で中国品が減少、替わりに米国品が増加

 塩ビ樹脂(PVC)の9月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比60ドル高の1110ドル/t、中国その他向けは同10ドル安の920ドル/tとなった。両地域とも5月から輸出価格が急落していたが、インド向けは4月以来5ヵ月ぶりに反転し、中国向けも小幅な下げに落ち着いている。

 それに対し台湾大手メーカーは、

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