財務省 4Q国産ナフサ6万700円と6期連続上昇

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2022年1月31日

中東リスク背景に上昇継続、1Qはさらに一段高

 財務省が28日に発表した貿易統計によると、昨年4Q(10-12月期)の国産ナフサ価格は、6万700円/klとなった。3Q(7-9月期)比7200円高の大幅高で推移したほか、6四半期連続で上昇し、2014年4Q(6万6000円)に次ぐ高値を付けた。単月では、

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東亞合成 カセイカリ製品値上げ、原料・コスト高を是正

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2022年1月28日

 東亞合成は27日、「液体カセイカリ」「フレークカセイカリ」「スーパーカリ」の3製品について、2月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、液体カセイカリとスーパーカリが「45円/kg以上」(固形換算)、フレークカセイカリが「45円/kg以上」(有姿)。

 同製品主原料の塩化カリ価格は引続き高騰しており、電力やユーティリティ、物流コストも大幅に上昇し利益を圧迫している。同社では、生産効率化や物流合理化によるコスト削減を継続して実施しているが、これらのコストアップは、自助努力のみで吸収できる範囲を大幅に超えていることから、適正品質の製品を安定供給していくためには、価格是正が必要であると判断した。

アジア石化市況 エチレンは前週並み1065ドル

2022年1月25日

芳香族3製品は反発、スチレンモノマーも強含み

 アジア地域の昨年12月第2週の石化市況は、川下の需要が盛り上がらない反面、原油・ナフサ価格が持ち直したこともあり、膠着した状況となっている。

 エチレンは前週並みの1065ドル/tでの取引となった。原料価格を誘導品に転嫁しづらい展開が続いていることから、需要家の購買意欲が高まっていない。スプレッドも

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三菱ケミカル MMA、MAAなど値上げ、昨年4月以来

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2022年1月25日

 三菱ケミカルと三菱ケミカルメタクリレーツは24日、MMA(メチルメタクリレート)モノマー、MAA(メタクリル酸)およびメタクリル酸エステル類の国内価格について、2月1日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始したと発表した。改定幅はMMAモノマー、MAA、メタクリル酸エステル類(BMA、HEMAなど)とも「25円/kg以上」。

 同社は、MMAの主要原料の1つであるナフサ価格の上昇などを背景に、昨年4月1日出荷分から当該製品の価格改定を行った。国産ナフサ価格は昨年4―6月期の4万7700円から、7―9月期には5万3500円/klまで上昇。10―12月には同6万円に達することが想定されており、MMAとその誘導品の製造コストが大幅に上昇している。

 同社は、これらコスト上昇分を吸収するためにこれまで自助努力を続けてきたが、これ以上の負担は極めて困難な状況となったことから、今後も国内顧客への良品質の製品を安定的に供給していくために、値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル PVA製品群を値上げ、採算是正を図る

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2022年1月24日

 三菱ケミカルは21日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、国内と輸出の取引価格を2月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品はPVA「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」、アモルファスビニルアルコール系樹脂「ニチゴーGポリマー」、ゴーセネックスZ用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅はいずれも国内価格が「50円/kg」、輸出価格が「500USドル/t」または「450ユーロ/t」。同製品群は昨年11月に続く値上げとなる。

 現在、PVA系樹脂の需給バランスがタイトな状況にあり、対象製品も供給が一層ひっ迫している。さらに、各種コストの上昇により、同社の事業収益は悪化が進んでいる。こうした中、同社は、安定供給を維持するためには採算是正が必要であると判断し、今回の値上げを決定した。