塩ビ 8月インド向け輸出、前月比280ドル安

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2022年7月27日

2ヵ月連続で大幅下落、中国品攻勢が値下げ圧力

 塩ビ樹脂(PVC)の8月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比280ドル安の1050ドル/t、中国・その他向けは同190ドル安の930ドル/tとなり、前月に引き続き大幅安で決着した。台湾大手メーカーも、

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ユニチカトレーディング 医療用繊維を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年7月27日

 ユニチカトレーディングは26日、衣料用繊維(化学・合成繊維、天然繊維〈フィラメント糸・紡績糸〉、織物、編物)について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「10~20%」。

 原油価格の上昇に伴う合繊原料価格および綿花価格の高騰に加え、エネルギー、物流、副資材、染料、助剤などの価格上昇、さらには足元での急激な円安進行の影響も深刻となっている。昨年来あらゆる価格の上昇に歯止めがかかっておらず、製造コストについても今後は一段と厳しい状況が続くと予測される。

 こうした中、同社は、徹底的な経費削減と効率化を続けてきたが、自助努力により吸収できる範囲を超えていることから、安定した製品供給体制を維持するため、価格改定の実施を決定した。

DIC エポキシ系可塑剤を値上げ、原料や諸費用が高騰

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2022年7月27日

 DICは26日、エポキシ系可塑剤を8月5日納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、エポキシ化亜麻仁油(ELSO)が「75円/kg」、その他エポキシ系可塑剤が「34円/kg以上」。

 主原料の植物油はロシア・ウクライナ問題の影響や、世界的な脱炭素の流れを受けたバイオマス材料需要の高まりなどを背景に価格の上昇が続いている。また、原油や天然ガス価格の高騰に伴い、各種石油化学原料の価格をはじめ、ユーティリティ費用、物流費用、容器費用も高止まりしている。同社では自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断した。

アジア石化市況 行動制限解除もエチレンは軟化

2022年7月26日

芳香族は上昇基調、ベンゼン誘導品の収益が悪化

 アジア地域の6月第2週の石化市況では、エチレンは前週比23ドル安の1020ドル/tでの取引となった。4月初旬の1375ドルをピークに、この10週間で350ドル以上も値が下がっている。ゼロコロナ政策により中国景気が悪化し、誘導品需要が低迷していることが背景。上海ロックダウンは解除されたものの、上流のエチレン需要の回復までには一定の時間がかかると見られる。スプレッドも

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東亞合成 次亜塩素酸ソーダ製品を値上げ、来月から実施

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2022年7月26日

 東亞合成は25日、次亜塩素酸ソーダ、「ツルクロン」「アロンクリン」の値上げを決め需要家との交渉に入ると発表した。改定幅はタンクローリー品が「6円/kg以上」、ポリ缶とバッグインボックス品が「10円/kg以上」。

 対象製品については、昨年12月に値上げを実施したが、その後も原燃料価格の急騰を受けて、次亜塩素酸ソーダの製造・販売コストが上昇し、同社の事業採算が悪化している。自助努力のみでのコスト吸収は困難なことから、適正品質の製品を安定供給していくため、今回の価格改定を打ち出した。

デンカ クロロプレンゴムを値上げ、製造コストが上昇

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2022年7月26日

 デンカは25日、クロロプレンゴム「デンカクロロプレン」について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「65円/kg以上」、輸出が「500ドル/t以上」および「450ユーロ/t以上」となっている。

  クロロプレンゴムの世界市場は好調な需要を背景に需給バランスがひっ迫しており、すべての需要に応えられない状況が続いている。同社は、原燃料価格の上昇による製造コスト増は自助努力の限界を超えていることから、製品の安定供給ならびに事業の維持継続のためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

東亞合成 液体カセイソーダ値上げ、原燃料価格が急騰

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2022年7月26日

 東亞合成は25日、液体カセイソーダを8月1日出荷分から値上げすることを決め、需要家との交渉に入ると発表した。改定幅は「30円/kg以上」(固形換算)。

 同製品については、昨年12月に価格改定を実施したが、その後も原燃料価格の急騰に伴い、カセイソーダの製造・販売コストが上昇し、事業採算が悪化している。同社では、生産効率化や物流合理化によるコスト削減に努めてきたものの、自社のみでの吸収は不可能なことから、適正品質の製品を安定供給していくために、再度の価格是正が必要と判断した。