三菱ケミカルグループ アクリル樹脂フィルムを値上げ、コストが上昇

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2022年8月24日

 三菱ケミカルグループは23日、アクリル樹脂フィルム「アクリプレン」全品種について9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格比20%以上」。

 原油・ナフサなどの市況高騰により、粗原料価格が上昇していることに加えて、生産設備維持費用や物流費といった諸費用も上昇するなど事業環境が悪化している。同社は、継続的な合理化に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断した。

アジア石化市況 エチレン減産も需給悪化が継続

2022年8月23日

芳香族も大幅安に、原油や海外市況の下落が背景

 アジア地域の7月第2週の石化市況では、エチレンは前週比30ドル安の925ドル/tでの取引となった。これで14週連続の下落となっている。6月に上海ロックダウンが解除されたものの、コロナ対策の強化から中国市場において誘導品需要が低迷していることが要因。スプレッドも

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デンカ ポリビニルアルコールを値上げ、「60円/kg」

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2022年8月23日

 デンカは22日、ポリビニルアルコール(PVA)「デンカポバール」について、9月10日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「60円/kg」。

 同社は、昨年から断続的にPVAの価格改定を実施している。今年に入ってからも3月、4月と値上げし、今回は約5ヵ月ぶりとなる。PVAは需給バランスがさらにタイト化しており、製品供給も一層ひっ迫している状況。同社は、市場への安定供給を維持するために、価格改定が必要と判断した。

三菱ケミカルグループ PS系シュリンクフィルムを値上げ、9月から

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2022年8月22日

 三菱ケミカルグループは19日、ポリスチレン(PS)系シュリンクフィルム「DXLフィルム」について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「50円/kg」。

 原油・ナフサなどの市況高騰により、粗原料の価格が上昇していることに加えて、生産設備維持費用、物流費などの諸費用の上昇により、事業環境が悪化している。同社は、継続的な合理化に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、今回、2月に表明した「40円/kg」の値上げに追加する形で、改定を実施することを決定した。

宇部MC過酸化水素 過酸化水素を値上げ、収益を改善

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2022年8月22日

 宇部MC過酸化水素は19日、過酸化水素を9月1日出荷分から値上げすることを決定しユーザーとの交渉を開始すると発表した。改定幅は、ローリーが「20円/kg以上」、その他荷姿が「25円/kg以上」。なお、同製品の値上げを表明するのは、2021年10月以来となる。

 同社は、原燃料価格の上昇を製品価格に転嫁し、事業収益の改善を図るため、値上げを決定した。過酸化水素は紙・パルプの漂白や工業用酸化剤、廃水処理、土壌改良、半導体の製造工程における洗浄剤など幅広い分野で利用されている。

 

出光興産 水添石油樹脂を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年8月19日

 出光興産は18日、水添石油樹脂「アイマーブ」全グレードについて、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「60円/kg以上」。当該製品の値上げは、昨年12月以来となる。

 原油・ナフサ価格の上昇が続く中、急激な円安が進み、原料コストや用役費、また設備維持を目的とした修繕費や物流費といった各種コストが増加している。同社は、コスト低減に継続して取り組んでいるものの、こうしたコストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えていることから、さらなる価格改定をせざるを得ないと判断した。

 なお、原料など各種コストが想定以上に大きく変動する場合には、改定幅を修正するケースもあるとしている。

クラレ 液状ゴムを値上げ、主要原料価格が高騰

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2022年8月19日

 クラレはこのほど、液状ゴムを9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内向けが「100円/kg」、海外向けが「1.0USドル/kg」。

 当該製品は主要原料価格が高騰し、収益を圧迫している。同社は、製造コストの著しい上昇は自助努力による吸収の範囲を超えることから、供給の継続と事業運営の維持のため、値上げを決定した。