三洋化成 ポリウレタン原料のPPGとPOPを値上げ

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2022年1月21日

 三洋化成工業はこのほど、ポリウレタンなどの主原料であるポリプロピレングリコール(PPG)とポリマーポリオール(POP)の値上げを1月5日出荷分から実施したと発表した。改定幅は国産ナフサ価格変動分以外で、いずれも「30~100円/kg」。

 近年、原料費の大幅な高騰に加え、副資材や用役・物流費、製造に関わる設備の維持補修費などのコストも増加。同社はこれまで様々なコスト削減に取り組んできたが、これらのコスト増加は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、安定供給を継続するために今回の価格改定を決定した。

アジア石化市況 エチレン50ドル安の大幅下落

2022年1月18日

芳香族3製品とも軟化、スチレンモノマーは反転

 アジア地域の昨年12月第1週の石化市況は、引き続き、川下の需要の弱さや原油・ナフサ安の影響などを背景に、需要家が様子見の姿勢を強めた。エチレンは前週比50ドル安の1065ドル/tでの取引となり、9月以来3カ月ぶりに1100ドル台を下回っている。

 スプレッドについては、

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旭化成 変性PPE樹脂を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年1月18日

 旭化成は17日、機能樹脂である変性PPE(ポリフェニレンエーテル)樹脂「ザイロン」の全品種について、2月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「50円/kg」、海外が「500USドル/t」。

 昨年来の需要拡大による需給バランスのタイト化と原料価格の高騰に加え、事業継続に必要な物流コストが急激に上昇している。同社は可能なかぎりのコスト削減努力を継続しているものの、自助努力にて吸収できる範囲を超えていることから、事業継続のために価格改定が不可避だと判断した。

旭化成 結晶セルロースを値上げ、原料価格の上昇に対応

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2022年1月17日

 旭化成は14日、結晶セルロース「セオラス」「セルフィア」について、3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「125~250円/kg」。

 結晶セルロースの主原料である精製パルプは、この10年にわたり価格上昇が続いている。また結晶セルロース製剤の副原料も高騰している。同社は、2011年のパルプおよび副原料を要因とする価格改定以来、コストアップを吸収してきたが、自助努力で吸収できる範囲を超えているため、今回、値上げせざるを得ないと判断した。