DIC 可塑剤の各製品を値上げ、コスト上昇に対応

,

2021年11月16日

 DICは15日、可塑剤について11月25日納入分から値上げすると発表した。対象製品と値上げ幅は、ポリエステル系可塑剤が「61円/kg以上」、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA)が「54円/kg」、トリメリット酸系可塑剤が「69円/kg以上」、特殊可塑剤が「64円/kg以上」となっている。

 可塑剤の主原料である各種酸・グリコール・アルコール類は、原油・ナフサ価格の上昇および国際市況高騰による内外価格差是正を背景とした価格改定が発表されている。またそれに伴い、ユーティリティ・物流費用も上昇し続けている。

 同社では、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るために値上げが避けられないと判断した。

東ソー 炭化水素系高機能洗浄剤を値上げ、安定供給図る

,

2021年11月16日

 東ソーは15日、炭化水素系高機能洗浄剤「HCシリーズ」全グレードを、12月15日出荷分から「30円/L以上」値上げすると発表した。

 同社は、安定品質と安定供給のために生産体制の維持・向上に努めているが、昨今の原油価格の高騰による原材料費の上昇や、製造設備維持コスト、物流コスト、包装材料費の上昇を受け、現行価格での販売が困難な状況となっている。こうした状況下、安定供給を維持するためにも価格改定が必要だと判断した。

 

東洋紡 エアバッグ用原糸・基布値上げ、来月から実施

,

2021年11月15日

 東洋紡は、自動車エアバッグ用の原糸と基布を12月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は、「現行価格から15~20%」の値上げ。中国市場向けは「現行価格から15~30%」の上げ幅となる。

 対象製品の主原料のナイロン66は、産業用繊維や自動車部品用途で需要が伸長する一方、ナイロン66樹脂や原料は2月の北米寒波影響などによる供給不足から、原料価格が高騰。また、エアバッグ用基布のコート剤として使用するシリコーン樹脂は、原料の金属シリコンの生産が主要生産地の中国で電力不足により大幅に落ち込んでいることなどを背景に、シリコーン樹脂の需給はひっ迫し価格も大幅に上昇している。加えて、原油・天然ガス価格急騰による製造コスト、米中を中心とする景気回復に伴う人件費、コンテナ輸送などの物流費も上昇を続ける。

 こうしたコスト上昇は、自助努力の範囲を大きく超えていることから、同社は今後も安定した生産、販売、開発体制を維持するために値上げを決めた。

東洋紡 OPP、CPPなど包装用フィルム追加値上げ

,

2021年11月15日

 東洋紡はこのほど、包装用フィルム製品の一部を11月21日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム、無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、直鎖状低密度ポリエチレン(L‐LDPE)フィルムの3製品。改定幅は、いずれも「連250円(20㎛換算)」(連:500㎡)。

 同3製品については、8月に続く今年4度目の値上げの発表。上昇が続く原油・ナフサ価格などを背景に、包装用フィルム製品の原料価格が一段と高騰。燃料費や電力費、物流経費、設備維持費用なども上昇しており製造コストを押し上げている。

 同社では徹底したコスト削減を行っているが、前回の価格改定発表以降も原料価格の高騰が続いていることなどから、現在の価格体系では安定的製品供給が困難と判断。追加の価格改定実施を決めた。

帝人フロンティア ポリエステル繊維を値上げ、安定供給を図る

,

2021年11月15日

 帝人フロンティアは11日、ポリエステル繊維について、12月出荷分から値上げすると発表した。対象製品はポリエステル繊維(長繊維・短繊維)およびテキスタイルで、改定幅はポリエステル繊維および紡績糸が「40円/kg」、テキスタイルが「1mあたり5%」となっている。

 原油価格の上昇、ポリエステル原料であるPTAやEG、およびポリエステルリサイクルチップの価格上昇、物流費、染色・加工費の高騰などにより製造コストが上昇している。

 同社は、生産効率化や経費削減などにより販売価格の維持に努めてきたが、これらのコスト上昇が自社の合理化努力で吸収できる範囲を超えていることから、製品の安定供給を確保するため、今回の値上げを決定した。

クラレ 中間膜PVBフィルム値上げ、コスト高に対応

,

2021年11月15日

 クラレは11日、建築・自動車向け合わせガラス用中間膜について、12月1日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。対象製品はポリビニルブチラール(PVB)フィルム「トロシフォル」などで、改定幅は「15%以上」。

 対象製品に関する主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えてきている。このような状況下、同社は、安定供給を維持するために、価格改定の実施を決定した。

旭化成 ポリアセタール樹脂を値上げ、原燃料価格が高騰

,

2021年11月15日

 旭化成は11日、ポリアセタール樹脂「テナック」および「テナック-C」の全品種について、12月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「40円/kg」、海外が「350USドル/t」「300ユーロ/t」となっている。

 主原料および原燃料価格の高騰により、事業継続に必要なコストが急激に上昇している。同社は、可能な限りのコスト削減努力を継続しているものの、自助努力にて吸収できる範囲を超えていることから、価格改定を決定した。

三菱ケミカル アセトンなど値上げ、原燃料などコストが上昇

, , ,

2021年11月15日

 三菱ケミカルは11日、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)について、11月22日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、アセトンが「26円/kg以上」(荷姿:ドラム缶、石油缶は「36円/kg以上」)、MIBKとDAAがいずれも「33円/kg以上」(荷姿:ドラム缶、石油缶は「43円/kg以上」)となっている。

 原油価格上昇の影響を受け、国産ナフサ基準価格および当該製品の製造にかかる用役費・副原料費は騰勢を強めている。さらに、鋼材費の高騰によるドラム缶価格の上昇も避けられない事態となっている。

 同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、価格改定の実施を決定した。なお同社は、同製品について、8月に値上げを実施している。

三菱ケミカル ビスフェノールAを再値上げ、原料高に対応

,

2021年11月15日

 三菱ケミカルは11日、ビスフェノールA(BPA)について、11月22日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 国産ナフサ基準価格は、原油価格上昇の影響を受けて騰勢を強めている。さらに、当該製品の製造にかかる用役費・副原料費などの諸経費も上昇を避けられない事態となっている。

 同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、今回、値上げの実施を決定した。なお同社は、8月にも価格改定を行っており、約3カ月ぶりの値上げとなる。