東ソー ペースト塩ビ樹脂値上げ、原燃料高で今年3度目

,

2021年11月9日

 東ソーは8日、ペースト塩ビ樹脂を12月1日納入分から「43円/kg以上」値上げすると発表した。同製品は、3月、6月に続く今年3度目の値上げ。

 経済活動の再開に伴う需要回復が進み、原油・ナフサをはじめあらゆる資源価格の急激な上昇が続いている。また、原燃料価格の騰勢に加え、プラントの維持・メンテナンス費用、物流費の高騰が収益を大きく圧迫している。

 同社は今年2度の価格改定を実施し自助努力も続けてきたが、こうしたコストの増大は従来の改定水準を遥かに上回るものとなっており、事業採算の確保が不可能な状況にある。このような環境下、同社は、今後も徹底したコスト削減に注力していくものの、安定供給継続のためには価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

プライムポリマー PEとPP値上げ、ナフサ高騰に対応

, ,

2021年11月9日

 プライムポリマーは8日、ポリエチレン(HDPE、L‐LDPE)、ポリプロピレン(PP)について、11月22日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、PEとPPの全製品が「15円/kg以上」、「エボリュー」が「21円/kg以上」となっている。ただ、ゴムなどの副資材コストも上昇しており、一部製品については追加の値上げを実施する。

 コロナワクチン普及に伴う景気回復により原油需要が増加する一方、OPECプラスの緩やかな増産ペース、北米原油設備のハリケーン被害の長期化により、原油価格は高騰を続けている。国産ナフサ価格は、原油価格の上昇に加え、アジア域内の堅調な需要を受け6万7000円/klを超える水準で推移すると見込まれる。

 同社は、厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、こうした原料と副資材コストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えるものとなるため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は、改定幅の修正もあるとしている。

東亞合成 アクリル製品を値上げ、原料高などに対応

,

2021年11月8日

 東亞合成は5日、アクリル製品を15日出荷分から値上げすることを決め、需要家との交渉に入ると発表した。対象製品は、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸イソブチルの5製品。改定幅はいずれも「40円/kg以上」。

 対象製品については、原料アルコール価格や用役・物流費用の上昇に加え、保全・修繕費も増加するなど厳しい事業環境が継続している。同社では、生産効率化や物流合理化によるコスト削減に努めているが、自社での吸収は困難だと判断。適正品質の製品を安定供給していくために、今回の値上げに踏み切った。

塩ビ樹脂 11月のインド向け輸出価格、2000ドル突破

,

2021年11月5日

中国が電力不足で供給減少、需給が一段とひっ迫

 塩ビ樹脂(PVC)の11月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比170ドル高の2050ドル/t、中国その他向けは同250ドル高の1640ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同250ドル高の1860ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同250ドル高の1640ドル/t(同なし)で決着している。両地域とも、大幅高となった前月からさらに上昇しており、過去最高レベルとなっている。

 その要因として、

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

カネカ 塩ビ樹脂を再値上げ、原燃料価格の高騰に対応

,

2021年11月5日

 カネカはこのほど、塩化ビニル樹脂の全品種について11月20日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、汎用塩化ビニル樹脂のほか、塩化ビニルペースト樹脂を含む特殊塩化ビニル樹脂全ての品種で、改定幅は「40円/kg以上」。

 同社は、今年に入り3月と6月に価格改定を実施したが、その後もナフサをはじめとした各種原燃料が高騰を継続。これに伴い、原材料・ユーティリティ・物流・設備の保守保全などにかかる全てのコストが急増している。同社は、国内への安定供給を果たすため、価格改定が必要と判断した。

三菱ケミカル 酢酸ビニルモノマーを値上げ、原料価格が上昇

,

2021年11月5日

 三菱ケミカルは4日、酢酸ビニルモノマーについて、11月8日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「30円/kg」。

 当該製品の原料であるエチレンおよび酢酸などの価格は想定以上に上昇を続けている。同社は、これらのコスト上昇分を、自助努力のみで吸収することは困難であることから、今後の安定良い卯休を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。

トクヤマ 化学品3製品を値上げ、採算是正を図る

, , ,

2021年11月4日

 トクヤマは2日、液体塩化カルシウム、重曹(重炭酸ナトリウム)、イソプロピルアルコール(IPA)の3製品について、12月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、液体塩化カルシウムが「10円/kg以上(固形換算)」、重曹が「22円/kg以上」、IPAはローリーが「18円/kg以上」、容器が「30円/kg以上」となっている。

 昨今の原燃料価格の高騰による製造コストの上昇、物流費や物流インフラを中心とした設備の維持・更新コストも上昇しており、事業採算が大幅に悪化している。同社は、今後も安定供給を長期的に継続していくにあたり、これらのコスト上昇を自社の合理化努力のみで吸収することは困難と判断し、3製品について価格の修正を決定した。