DIC フェノール樹脂を値上げ、原料やコスト高に対応

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2020年3月5日

 DICは3日、フェノール樹脂について3月16日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、固形樹脂が「30円/kg」、液状樹脂が「20円/kg」。

 昨今、フェノール樹脂の主原料となるフェノール価格の高騰に加え、物流費や環境に係るコストの上昇が続いている。こうした中、同社は、コストダウンを続けてきたが、今回の大幅な原材料価格の上昇を自助努力で吸収することが極めて困難な状況にあることから、安定供給と事業継続を図るために価格改定が避けられないと判断した。

PSジャパン ポリスチレン樹脂を4月1日から値上げ

2020年3月5日

 PSジャパンは4日、ポリスチレン樹脂「PSJ‐ポリスチレン」を4月1日出荷分から値上げすることについて、需要家との交渉に入ったと発表した。改定幅は、全グレード「6円/kg以上」となっている。

 原油ならびにポリスチレンの主原料であるナフサ、ベンゼンが騰勢を続け、原料コストは大幅に上昇している状況にある。こうした中、同社は、引き続きコスト低減に取り組んでいるものの、これらコスト上昇をすべて自助努力で吸収することは極めて困難であると判断し、価格改定の実施を決定した。

塩ビ樹脂 3月のインド向け輸出は前月比30ドル高

2020年3月4日

需要の強さが継続、定修が重なり供給がタイトに

 塩ビ樹脂(PVC)の3月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比30ドル/t高のCFR970ドル/t、中国・その他向けは前月並みの860ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同10ドル高の910ドル/t(ボリュームディスカウント10ドル)、中国向け前月並みの860ドル/t(同)で決着している。

 国別の状況を見ると、インド向けは

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東洋スチレン 4月1日からポリスチレン樹脂を値上げ

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2020年3月3日

 東洋スチレンは2日、ポリスチレン樹脂とポリスチレン難燃樹脂「トーヨースチロール」を、4月1日出荷分から値上げすることについて、需要家との交渉に入ったと発表した。値上げ幅は、GPグレード、HIグレード、難燃グレードとも「6円以上/kg」。

 昨今の緒原料の高騰により、主原料であるスチレンモノマー価格が上昇している。同社では引き続きコスト低減に取り組んでいるが、これらの価格上昇は自助努力を超えるものであり、安定供給と事業継続を図るためには、適正な価格体系の維持確立が不可欠であると判断し、価格改定の実施を決定した。

アジア石化市況 エチレン下落基調が強め700ドル

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2020年3月3日

ベンゼン下落基調を継続 SMは800ドル割れに

アジア地域の2月第2週の石化市況では、エチレンは下値80ドル/t安、上値65ドル/t安の700~770ドル/tでの取引だった。中国発の新型コロナウイルスの感染が国内外に拡大したことを背景に、ここ2週間で140ドル/t安と下落基調を強めている。

 スプレッドも

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JXTGエネルギー 3月のベンゼンACPは665ドル

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2020年3月2日

 JXTGエネルギーは28日、3月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を665ドル/tで決着したと発表した。2月のアジアベンゼン市況は、原油価格に連動して前月比で下落。こうした市場環境を反映し、3月ACPは前月比45ドル/t安で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、78.9円/kgになる。