デンカは5日、クロロプレンゴム「デンカクロロプレン」を、11月1日出荷分から44円/kg以上値上げすると発表した。
耐熱性・耐オゾン性・耐油性のバランスに優れ、世界中で様々な用途に使用されているクロロプレンゴムは、国内外で需要が増加しており、昨年来すべての需要には対応できない状況が続いている。
同社では原燃料や物流費の高騰に対し、徹底した合理化を実施しているが、製品の安定供給と事業の維持継続を目的に、価格改定を実施することにした。
2018年10月9日
2018年10月5日
大手ポリオレフィンメーカーの原燃料高やコスト高に対応した値上げが打ち出され、10月中旬以降からの実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。
ポリエチレンでは、日本ポリエチレンが改定幅10円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表。同様にポリプロピレンでは、日本ポリプロが12円/kg以上で今月15日納入分から、プライムポリマーが15円/kg以上で今月22日納入分からの値上げを発表した。
大手である両社が値上げに動いたことで、他のポリオレフィンメーカーも近いうちに値上げを打ち出すことになりそうだ。
今回の値上げの背景として、
2018年10月5日
2018年10月5日
新日本理化は4日、フタル酸系可塑剤を21日納入分から24円/kg以上値上げすると発表した。対象製品はDBP、DOP、DINPとその他フタレート。
同社は6月に原油・ナフサの高騰による原料高を受け、7月2日納入分からの価格改定を発表し、決着させている。
しかし、その後も中東の地政学的リスクなどを背景に急騰する原油・ナフサ価格が、同社の収益を大きく圧迫している状況だ。
このような環境の下、新日本理化は、コスト上昇分を自助努力のみで吸収することは非常に困難だと判断。今後の安定供給と事業継続のため、今回、価格改定の実施を要請せざるを得ないと判断した。
なお、原料などの変動状況によっては、再度の価格改定が検討される模様である。
2018年10月4日
2018年10月4日
2018年10月4日
2018年10月3日
2018年10月3日
2018年10月3日
プライムポリマーは2日、ポリエチレン(HDPE、LLDPE)とポリプロピレン(PP)を、今月22日納入分から15円/kg以上値上げすると発表した。
米国制裁によるイランの輸出減や中東の政情不安を背景に原油価格は大幅に上昇しており、また米国利上げにより為替が円安に進行していることから、主原料である国産ナフサの基準価格は、今後6万円/kl超と見込まれている。
同社はこうした厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力で吸収できる水準を超えるものとなるため、今回の価格改定を要請せざるを得ないとの判断に至った。
なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は再度、価格の修正をする場合もあるとしている。