旭化成 アクリル樹脂を値上げ、副原料価格の高騰に対応

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2019年10月1日

 旭化成は30日、アクリル樹脂「デルペット」「デルパウダ」全品種を10月21日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、現行価格の35円/kgアップとなる。

 人手不足に伴う物流費、設備維持・更新費、染料などの副原料価格の高騰に加え、各国当局の化学品管理・環境規制強化に対応するための分析などの費用が増加している。

 こうした中、同社は自助努力のみでは顧客の要望に応える研究・開発や、安定供給を維持することが困難な状況と判断し、今回の値上げを決定した。

アジア石化市況 エチレンは前週並みの870ドル

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2019年10月1日

ベンゼン上昇基調継続、SMも1000ドル台を回復

 アジア地域の9月第1週の石化市況では、エチレンは下値がステイ、上値が10ドル安となり、870~900ドル/tでの取引となった。

 新規エチレン設備が立ち上がってきているものの、アジア域内で設備トラブルが発生したことや大型設備が定修に入ったこともあり、前週並みの価格を維持している。ただ下値は

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財務省 8月の輸入ナフサ価格はCIF3万8300円/kl

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2019年9月30日

 財務省が27日に発表した貿易統計によると、8月の輸入ナフサ価格はトン514.71ドル、CIF3万8300円/kl(為替レート:107.2円/米ドル)となった。

 なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は4万300円/kl。8月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比

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ウレタンMDI 中国スポット市況は底堅さを維持

2019年9月30日

中国メーカーが生産調整、追加関税が懸念材料に

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、事業環境が良くない中、中国スポット市況は一定の水準を維持。足元ではモノメリックは2000ドル/t台、ポリメリックは1400ドル/t台で取引されている。

 3月からの比較では、モノメリックは400ドル安、ポリメリックは100ドル安と弱含んでいるが、「中国メーカーが生産を調整して

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三菱ケミカル トリアセテート長繊維を来月から値上げ

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2019年9月26日

 三菱ケミカルは25日、トリアセテート長繊維「ソアロン」を10月1日出荷分から現行価格に対し10%値上げすると発表した。

 同社は、これまで環境対策や品質・サービスの向上、製造コストの削減などに取り組んできた。しかし、昨今の人手不足を背景に物流費が大幅に高騰し、加えて梱包材料などの資材費も上昇。また、工場を維持・管理する諸費用も上昇しており、事業採算を圧迫している。

 このような状況下、同社は製造コストの一層の削減、販管費の圧縮などの徹底したコストダウンに取り組んできたが、自助努力だけではコスト上昇分を吸収することは極めて困難であると判断した。今後も安定した供給を継続するため、今回の価格改定を実施することにした。

宇部興産 カプロラクタムの9月価格は前月比80ドル安

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2019年9月26日

冬の需要期入りも、米中貿易摩擦で買い控えに

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、9月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比80ドル安の1450ドル/tで決着した。

 7月に底打ち感が出たことで8月は4カ月ぶりに反転していたが、トランプ大統領が中国に対し第四次追加関税を発表したことを背景に、需要家の購買意欲が一気に後退。そうした中、中国・SINOPECが、8月(下旬決め)の契約価格を

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