ABS需要は堅調も、リスク要因で先行き不透明
ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、下期に入り市況が軟化傾向にある。足元のAN市況は1500ドル/tを下回っており、上期平均の1800ドル/tから300ドル/t程度下落している状況だ。その背景として、米中貿易摩擦の長期化により、中国景気が減速していることが挙げられる。
中国市場で
2020年1月27日
2020年1月24日
2020年1月23日
2020年1月22日
三菱ケミカルは21日、オキソ製品とアクリル酸製品を今月27日出荷分から値上げすることを決定し、ユーザーとの交渉を開始したと発表した。
対象製品と値上げ幅は、オキソ製品の2‐エチルヘキサノール、ノルマルブタノール、イソブタノール、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソノニルアルコールがキロ15円以上。アクリル酸製品のアクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸メチル、アクリル酸イソブチルが20円/kg以上となっている。
国産基準ナフサ価格は、原油価格上昇の影響を受け、1Q(1-3月期)は4万6000円/kl程度に上昇する見込みとなっている。加えて、当該製品の製造にかかる用役費などの諸経費、物流費も高騰しており、こうした大幅なコストアップ分を自助努力のみで吸収することは困難であると判断した。
また、アクリル酸製品については、今回の原料高騰などによる改定額に前回の採算是正未達分に加え、価格改定を再度実施することにした。
2020年1月22日
2020年1月21日
2020年1月21日
2020年1月21日
2020年1月20日
2020年1月20日