JXTGエネルギー 8月のベンゼンACPは670ドルに

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2019年8月2日

 JXTGエネルギーは1日、8月分のベンゼンACP(アジア契約価格)をトン670ドルで決着したと発表した。

 7月のベンゼン市況は、引き続きおう盛な米国向け輸出と堅調な域内需要を受けて上昇。こうした市場環境を反映し、8月契約価格は前月比35ドル/t高で決着した。なお、国内価格換算想定値は78.1円/kg。

三菱ケミカル フェノール関連製品値上げ、コスト上昇に対応

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2019年8月1日

 三菱ケミカルは31日、フェノール関連製品を8月19日出荷分から値上げすると発表した。

 改定幅は、キュメン、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)、ビスフェノールA(BPA)、αメチルスチレンが5円/kg、フェノールが10円/kgとなっている。

 これらの製品に関しては、人手不足を背景に物流費が大幅に高騰しているほか、修繕費用などの諸経費も上昇しており、事業の採算を圧迫している。

 同社は、製造コストの削減や販管費の圧縮などの徹底したコストダウンに取り組んできたが、自助努力ではコスト上昇分を吸収することは困難な状況となっており、安定的な製品供給のため、今回の価格改定が必要と判断した。

 

財務省 2Q国産ナフサ4万5400円/kl 2期ぶりに上昇

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2019年7月31日

 財務省が30日に発表した貿易統計によると、今年2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は4万5400円/klとなり、前期比4100円高と2四半期ぶりに上昇した。

 原油価格に連動し、スポットナフサ市況が上昇基調となり、平均為替もやや円安(前期比0.3円安)に振れたことが、国産ナフサ価格を押し上げる要因となった。

 一方、米中貿易摩擦をはじめとする世界経済の鈍化懸念などから、4月末以降にスポットナフサ市況が急落した。6月初旬の453ドル/tを底値に上昇に転じたが、足元では500ドル/t台での取引で推移。為替の変動にもよるが、現時点では

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三菱ケミカル ポリプロピレン長繊維を10月から値上げ

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2019年7月30日

 三菱ケミカルは29日、ポリプロピレン長繊維「パイレン」を10月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は「キロ50円」。

 原油・ナフサ価格の上昇に伴い、「パイレン」の主原料であるポリプロピレン樹脂の価格が上昇している。加えて、副原料・燃料の価格や人手不足を背景に物流費が大幅に高騰しており、事業の採算を圧迫している。

 このような環境下、同社は製造コストの削減、販管費の圧縮などの徹底したコストダウンに取り組んできたが、こうした自助努力だけでは、コスト上昇分を吸収することが極めて困難であると判断し、今後安定した供給を継続するため、価格改定に踏み切った。

 

アジア石化市況 エチレンは7週ぶりに反転

2019年7月30日

 アジア地域の石化市況では、エチレンの7月第1週は5月第2週以来7週ぶりに反転し、下値が前週比30ド高、上値が10ドル高となり、780~800ドル/tでの取引となった。誘導品の需要が強くないものの、原油上昇に伴いナフサ価格に先高感が出てきたことでエチレンに買いが入ったことが背景にある。

 スプレッドは

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