アジア石化市況 エチレン845ドル/tに上昇

2024年7月23日

ブタジエンは一段高、芳香族3製品はまだら模様

 アジア地域の6月第2週の石化市況では、エチレンは前週比15ドル高の845ドル/tで取引された。3月第5週以来11週ぶりの上昇となる。センター各社が稼働調整に取り組んだことで、ようやく底打ち感が出てきたことが背景。ただナフサが強含んだことで、

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住友ベークライト 医薬品包装用フィルム・シート、9月値上げ

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2024年7月19日

 住友ベークライトは18日、医薬品包装用フィルム・シート製品について、9月1日出荷分より値上げする、と発表した。対象製品と値上げ幅は、「スミライトVSS・VSL」が「7%以上」、「スミライトNS・CEL」が「8%以上」。

 昨今の原料事情はさらに悪化を続け、原油・ナフサ価格の高騰のほか輸送費、人件費、設備維持費、エネルギーコストなどの上昇を理由に樹脂原料メーカー各社から大幅値上げが打ち出され、原料価格は急上昇。同社製品も、輸送費、副資材費、人件費の上昇で、自助努力だけで吸収するのは極めて困難な状況で自社でのコスト負担は限界に達し、製品の安定供給を継続するには価格改定は避けられないと判断した。

ウレタンMDI 中国の景気回復遅れで需要低調

2024年7月18日

ポリメリックのみ市況上昇、物流混乱などが背景

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、アジアのスポット市況が引き続き低水準となっている。6月末のスポット市況は

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ダウ日本 プロピレン系グリコールエーテル溶剤を値上げ

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2024年7月18日

 ダウ・ケミカル日本は17日、プロピレン系グリコールエーテル溶剤について、8月1日納入分より値上げすると発表した。

 対象製品は「プロピレン系グリコールエーテル溶剤(工業用グレード)と「同(電子材料グレード)」で、値上げ幅は工業用グレードが「35円/kg」、電子材料グレードが「45円/kg」。

 燃料費や物流費が上昇し、安定操業と供給維持を図るために、今回の値上げを決定した。プロピレン系グリコールエーテルは、主用途の塗料や電子機器向け洗浄剤の他、家庭用洗浄剤やシンナーなど幅広い用途で欠くことのできない溶剤として利用されている。

 

アジア石化市況 エチレン3週ステイで下げ止まり

2024年7月17日

ブタジエンは上昇基調、ベンゼンは原油安で急落

 アジア地域の6月第1週の石化市況では、エチレンは前週並みの830ドル/tで取引された。これで3週連続のステイとなっている。需要は依然として弱いものの、センター各社が

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三菱ケミカルグループ アセトン、MIBK、DAA値上げ、8月から

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2024年7月17日

 三菱ケミカルグループは16日、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)について8月1日出荷分から値上げを実施することとし、取引先と交渉を開始すると発表した。改定幅は、アセトンが「16円/kg以上」、MIBKとDAAが「21円/kg以上」。

 当該製品の主原料である国産ナフサ価格は、原油市況の上昇と為替などの影響により、8万5千円を伺う勢いで上昇している。同社は、大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、採算是正と安定供給維持のため、価格改定の実施を決定した。