アジア石化市況 エチレンは需要低調で動き少なく

2024年2月14日

芳香族はいずれも強含み、米国市況の上昇が背景

 アジア地域の1月第1週の石化市況では、エチレンは12月4週並みの850ドル/tで取引された。年末年始で需要家が様子見となり、スポット市場は静かな状態となっている。スプレッドについては、ナフサ価格が

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三菱ケミカル PVA製品群を値上げ、採算是正を図る

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2024年2月14日

 三菱ケミカルグループは13日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、2月19日出荷分から値上げする、と発表した。対象製品はPVA樹脂「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」および「ニチゴーGポリマー」、「ゴーセネックスZ」用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅は国内取引価格が「60円/kg」、輸出取引価格が「450USドル/t」および「450ユーロ/t」となっている。

 ナフサ価格高騰に伴う原材料価格の上昇に加え、ユーティリティーや物流に係るコストの上昇が継続し、事業収益が悪化している。同社は、自助努力のみによるコスト吸収は難しいことから、安定供給を維持するために採算是正が必要と判断し、今回、価格改定の実施を決定した。

アジア石化市況 エチレン長期契約難航で下落基調

2024年2月6日

芳香族は原油高で強含み、SMも1000ドル台回復

 アジア地域の12月第4週の石化市況では、エチレンは前週比10ドル安の850ドル/tで取引された。誘導品需要の低迷により長期契約の交渉が難航している。スポット市場も大きな動きがなく、3週連続の下落となった。スプレッドについては、

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