ユニチカ スパンレース不織布を値上げ、6月1日から

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2023年4月26日

 ユニチカは24日、スパンレース不織布各種について、6月1日出荷分から値上げすることを決定したと発表した。対象製品は、コットンスパンレース不織布「コットエース」、コットン&合成繊維スパンレース不織布「エスコット」、リヨセル繊維スパンレース不織布「ルベナ」で、改定幅はいずれも「40円/kg」。

 スパンレース不織布の原料価格は高止まりの傾向が続く。さらに、昨今の電力を中心とした電燃費、物流経費なども大幅に上昇し、今後も一段と厳しい状況が予想されている。同社は、様々な合理化策を推進し企業努力による価格維持に努めてきたものの、限界を超えていることから、顧客への安定供給を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカルグループ アセトン、MIBK、DAA値上げ、採算是正

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2023年4月26日

 三菱ケミカルグループは25日、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)について4月26日出荷分から値上げを実施することとし、取引先と交渉を開始したと発表した。改定幅は、アセトンが「12円/kg以上」、MIBKとDAAが「30円/kg以上」。加えて、荷姿がドラム缶、石油缶の場合は、鋼材費価格高騰分を改定する。

 昨今のエネルギー価格急騰に伴い、当該製品の生産にかかる電気・蒸気などの用役費に加え、物流保管費などの諸経費、修繕費などの固定費の上昇も避けられない事態となっている。同社は、こうした大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、採算是正と安定供給維持のため、価格改定の実施を決定した。

アジア石化市況 エチレンは原油安で下落基調継続

2023年4月25日

ブタジエンは大幅安、芳香族はキシレンのみ反発

 アジア地域の3月第3週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル安の950ドル/tで取引された。原油・ナフサ価格が軟化基調となったことで、2週連続の下落となっている。ナフサとのスプレッドは

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DICグラフィックス インキ・接着剤・塗料など値上げ

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2023年4月24日

 DICの子会社であるDICグラフィックスは21日、今年2月に発表した白インキの価格改定に加えて、グラビア・フレキソインキ、接着剤、製缶用塗料、金属缶用のカラーインキについて、5月1日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、グラビア・フレキソインキのカラーインキが「50~100円/kg」、メジューム・ニスが「30~50円/kg」、接着剤の主剤が「50~80円/kg」、硬化剤が「50~100円/kg」、製缶用塗料が「50~70円/kg」、金属インキが「70~100円/kg」。

 白インキの主原料である酸化チタン以外でも顔料、樹脂、容器費など各製品の主原料価格は高止まりの状況が続く。加えて、昨今の世界情勢に伴うエネルギー価格の高騰により、電気・ガス代などのユーティリティ費、物流費、設備保全などの大幅なコスト増加も引き続き収支への圧迫要因となっている。同社は、自助努力による吸収を続けてきたものの、安定供給と品質の維持・向上を図るため、追加での価格改定が避けられないと判断した。