旭化成は11日、硝酸について7月21日出荷分から「7円/kg以上」値上げすると発表した。
硝酸の主原料であるアンモニア価格の高騰と急激な円安の進行、加えて電力をはじめとするエネルギーコストの急騰により、製造コストや外部からの調達コストが上昇している。
こうした環境下、同社は、徹底した合理化、効率化に懸命に取り組んできたものの、自助努力の範囲を大きく超える状況にあることから、国内での安定供給ならびに事業継続を行うためには、価格改定が不可避であると判断した。
2022年7月12日
2022年7月12日
2022年7月11日
2022年7月11日
2022年7月8日
2022年7月8日
DICの子会社であるDICグラフィックスは7日、主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキや接着剤製品、食品用金属容器などに使用される塗料やインキ製品について、今月20日出荷分から値上げすると発表した。
対象製品と改定幅は、グラビア、フレキソインキ全般が「70~120円/kg」、接着剤が「50~80円/kg」、硬化剤が「70~180円/kg」、クリヤーが「80~100円/kg」、ホワイトコーチングが「100~120円/kg」、金属インキが「70~100円/kg」となっている。
同社は今年1月に当該製品の価格改定を実施したが、その後も原油・国産ナフサ価格の更なる高騰、石化原料の需給バランスひっ迫などに伴い、インキ製品の原材料価格が上昇し続けている。加えて、昨今の世界情勢を背景としたエネルギー価格の高騰もあり、ユーティリティ費、物流費、容器費、設備保全などのコストも上昇が続いている。
同社は自助努力を続けてきたが、これらの費用を吸収するのは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と品質の維持・向上を図るため、追加の値上げが避けられないと判断した。
2022年7月8日
2022年7月7日
2022年7月7日
2022年7月7日