塩ビ樹脂 11月のインド向け輸出価格、2000ドル突破

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2021年11月5日

中国が電力不足で供給減少、需給が一段とひっ迫

 塩ビ樹脂(PVC)の11月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比170ドル高の2050ドル/t、中国その他向けは同250ドル高の1640ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同250ドル高の1860ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同250ドル高の1640ドル/t(同なし)で決着している。両地域とも、大幅高となった前月からさらに上昇しており、過去最高レベルとなっている。

 その要因として、

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アジア石化市況 エチレン5週間で約200ドル上昇

2021年11月2日

ブタジエン1000ドル割れ、ベンゼンは軟化傾向に

 アジア地域の9月第4週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル高の1135ドル/tでの取引となった。これで5週連続での上昇となり、その間で195ドルも急騰している状況だ。中国では、電力不足により生産が絞られていることに加え、コロナ対策で域外品の到着が延びている。市場に先高観が強まり、上値を追う展開が続いている。

 スプレッドも

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ENEOS 11月のベンゼンACPは前月比20ドル高

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2021年11月2日

 ENEOSは1日、11月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を1005ドル/tで決着したと発表した。10月のアジアベンゼン市況は、中国エネルギー規制などの影響はあったが、原油価格の上昇と中国国内価格の高止まりを受けて、総じて堅調に推移。こうした市場環境を反映し、11月ACPは前月比20ドル/t高で決着した。

 なお国内価格換算想定値は、119.7円/kgとなる。

宇部興産 CPLの10月契約価格、前月比110ドル高

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2021年10月27日

電力制限で中国の稼働が低下、需給タイトが影響

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、10月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比110ドル高の2150ドル/tで決着した。9月は需給バランスが緩和したことで30ドル安となっていたのに対し、10月は一転して大幅な上昇となっている。

 その背景として、中国において電力制限や環境規制の強化により工場の稼働が低下し、国内供給やアジア各国への輸出が難しくなったことが挙げられる。アジア地域では、 “宇部興産 CPLの10月契約価格、前月比110ドル高” の続きを読む

アジア石化市況 エチレンは1100ドル台を回復

2021年10月26日

ブタジエンは続落、ベンゼンとSMは調整局面に

 アジア地域の9月第3週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の1115ドル/tでの取引となった。これで4週連続での上昇となり、約4カ月ぶりに1100ドル台を回復している。

 中国では、電力不足により石化設備は停止や低稼働を余儀なくされている。ただ、川下製品の稼働も低下しているため、エチレンのタイト感が弱まり、前週までに比べ上昇幅が縮小した。スプレッドについては

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アジア石化市況 エチレンは前週比60ドル高に

2021年10月19日

ベンゼン3週連続で上昇、原油高や供給減が背景

 アジア地域の9月第2週の石化市況では、エチレンは前週比60ドル高の1080ドル/tでの取引となった。これで3週連続での上昇となり、上昇基調を強めている。中国において、環境規制の強化から電力問題が発生し設備の稼働が低下。市場に先高観が出ており、需要家の間で玉を確保する動きが強まった。スプレッドも

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塩ビ樹脂、10月のインド向け輸出、前月比280ドル高

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2021年10月7日

需要期で買い殺到も、コンテナ船不足で調達困難

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比280~290ドル高のCFR1880ドル/t、中国その他向けは同120ドル高の1390ドル/tで決着した。

 台湾大手メーカーも、

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アジア石化市況 エチレンは先高観で7週ぶり上昇

2021年10月5日

コロナ影響で物流が混乱、芳香族・SMとも反転

 アジア地域の8月第4週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の975ドル/tでの取引となった。7月第3週以来7週ぶりの上昇となる。アジア地域において定修が予定されていたことに加え、中国でコロナ新型株の感染が拡大し物流が混乱したこともあり、需要家の中で購買意識が高まった。

 スプレッドも

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宇部興産 CPLの9月契約価格、前月比30ドル安

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2021年10月4日

ベンゼン市況が軟化傾向、誘導品需要も弱含みに

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、9月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比30ドル安の2040ドル/tで決着した。前月まで4カ月連続でステイとなっていたが、2月以来7カ月ぶりの下落となっている。

 その背景として、高騰していた原料ベンゼンの市況が軟化してきたことや、アジア市場の需給バランスが緩和してきたことなどが挙げられる。

 スプレッドについては、

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ENEOS 10月のベンゼンACPは前月比5ドル高

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2021年10月4日

 ENEOSは1日、10月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を985ドル/tで決着したと発表した。

 9月のアジアベンゼン市況は、中旬にかけて中国のベンゼン在庫の低下と、原油価格の上昇を受けて、前月比堅調に推移。こうした市場環境を反映し、10月ACPは前月比5ドル/t高で決着した。

 なお、国内価格換算想定値は、115.4円/kgとなる。