宇部興産 CPLの11月契約価格、前月比60ドル高

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2021年11月22日

中国の供給量が回復、オファー価格の上値抑える

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、11月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比60ドル高の2210ドルで決着した。同社はアジア地域の需給タイトを見越して2250ドルでオファーしていたが、事業環境が変化してきたことで上値が抑えられる結果となった。

 その要因として、

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アジア石化市況 エチレンは国慶節休暇明けも上昇

2021年11月16日

ブタジエンは100ドル安、芳香族は3製品とも反発

 アジア地域の10月第2週の石化市況では、エチレンは前週比5ドル高の1150ドル/tでの取引となった。中国・国慶節休暇明けも上昇基調を継続し、7週連続での上昇となっている。誘導品メーカーが電力不足の影響を受けているものの、原油・ナフサ価格が高騰していることや休暇明けで需要が戻ってきたこともあり、市況が押し上げられている。

 スプレッドについては、ナフサ上昇分をカバーできずに

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アジア石化市況 中国は国慶節休暇で小幅な値動き

2021年11月9日

ブタジエンは下落基調継続、ベンゼンも弱含みに

 アジア地域の10月第1週の石化市況では、中国市場が国慶節休暇に入ったこともあり、オレフィンを中心に小幅な値動きとなっている。エチレンは前週比10ドル高の1145ドル/tでの取引となり、6週連続で上昇した。

 中国では電力不足で稼働調整が続いたこともあり、各メーカーの在庫が低下している。ただ、誘導品メーカーも休暇中ということもあり、大きな値動きにはならなかった。スプレッドは

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塩ビ樹脂 11月のインド向け輸出価格、2000ドル突破

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2021年11月5日

中国が電力不足で供給減少、需給が一段とひっ迫

 塩ビ樹脂(PVC)の11月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比170ドル高の2050ドル/t、中国その他向けは同250ドル高の1640ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同250ドル高の1860ドル/t(ボリュームディスカウントなし)、中国向け同250ドル高の1640ドル/t(同なし)で決着している。両地域とも、大幅高となった前月からさらに上昇しており、過去最高レベルとなっている。

 その要因として、

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アジア石化市況 エチレン5週間で約200ドル上昇

2021年11月2日

ブタジエン1000ドル割れ、ベンゼンは軟化傾向に

 アジア地域の9月第4週の石化市況では、エチレンは前週比20ドル高の1135ドル/tでの取引となった。これで5週連続での上昇となり、その間で195ドルも急騰している状況だ。中国では、電力不足により生産が絞られていることに加え、コロナ対策で域外品の到着が延びている。市場に先高観が強まり、上値を追う展開が続いている。

 スプレッドも

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ENEOS 11月のベンゼンACPは前月比20ドル高

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2021年11月2日

 ENEOSは1日、11月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を1005ドル/tで決着したと発表した。10月のアジアベンゼン市況は、中国エネルギー規制などの影響はあったが、原油価格の上昇と中国国内価格の高止まりを受けて、総じて堅調に推移。こうした市場環境を反映し、11月ACPは前月比20ドル/t高で決着した。

 なお国内価格換算想定値は、119.7円/kgとなる。

宇部興産 CPLの10月契約価格、前月比110ドル高

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2021年10月27日

電力制限で中国の稼働が低下、需給タイトが影響

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、10月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比110ドル高の2150ドル/tで決着した。9月は需給バランスが緩和したことで30ドル安となっていたのに対し、10月は一転して大幅な上昇となっている。

 その背景として、中国において電力制限や環境規制の強化により工場の稼働が低下し、国内供給やアジア各国への輸出が難しくなったことが挙げられる。アジア地域では、 “宇部興産 CPLの10月契約価格、前月比110ドル高” の続きを読む

アジア石化市況 エチレンは1100ドル台を回復

2021年10月26日

ブタジエンは続落、ベンゼンとSMは調整局面に

 アジア地域の9月第3週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の1115ドル/tでの取引となった。これで4週連続での上昇となり、約4カ月ぶりに1100ドル台を回復している。

 中国では、電力不足により石化設備は停止や低稼働を余儀なくされている。ただ、川下製品の稼働も低下しているため、エチレンのタイト感が弱まり、前週までに比べ上昇幅が縮小した。スプレッドについては

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アジア石化市況 エチレンは前週比60ドル高に

2021年10月19日

ベンゼン3週連続で上昇、原油高や供給減が背景

 アジア地域の9月第2週の石化市況では、エチレンは前週比60ドル高の1080ドル/tでの取引となった。これで3週連続での上昇となり、上昇基調を強めている。中国において、環境規制の強化から電力問題が発生し設備の稼働が低下。市場に先高観が出ており、需要家の間で玉を確保する動きが強まった。スプレッドも

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塩ビ樹脂、10月のインド向け輸出、前月比280ドル高

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2021年10月7日

需要期で買い殺到も、コンテナ船不足で調達困難

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比280~290ドル高のCFR1880ドル/t、中国その他向けは同120ドル高の1390ドル/tで決着した。

 台湾大手メーカーも、

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