JSR エラストマー事業、BD下落で厳しい局面

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2020年4月2日

SSBRや新規SBRなど、高付加価値品に注力

 JSRは、エラストマー事業が厳しい局面にあることから、SSBRなど高付加価値品の拡充に注力するとともに、汎用品を中心に事業の構造改革を検討していく考えだ。

川橋社長
川橋社長

 近年、エラストマー製品の原料であるブタジエン(BD)は、米中貿易摩擦の影響により需要が悪化し、アジア市況の低迷が続いている。さらに昨年11月には、中国発の新型コロナウイルス感染が発生、自動車減産によるタイヤ需要の落ち込みが懸念され、BD市況は

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ウレタンMDI 中国スポット市況は底堅く推移

2020年4月1日

 需要低迷も、大手メーカーの稼働調整が下支えに

 ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける中、直近の中国スポット市況は底堅く推移している。足元の市況を1月と比較してみると、モノメリックは1800ドル/t程度とほぼ横バイ、ポリメリックは

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アジア石化市況 コロナ感染拡大で全面安の展開

2020年3月31日

ナフサが300ドル台に、3年7カ月ぶりの低水準

 アジア地域の3月第2週の石化市況では、オレフィン・芳香族とも全面安の展開となった。新型コロナウイルス感染が欧米を中心に拡大し、世界経済の悪化が懸念されている。同週のナフサ価格は、原油安に連動し115ドル安の315ドル/tと2016年8月以来、3年7カ月ぶりの300ドル/t台を記録した。

 こうした中、エチレンは前週比で、

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塩ビ樹脂 4月インド向け輸出は前月比70ドル安

2020年3月27日

経済失速で需要が減速、コロナで先行き不透明に

 塩ビ樹脂(PVC)の4月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比70ドル安のCFR900ドル/t、中国・その他向け同50ドル安の810ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、

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アジア石化市況 エチレン下げ一服で前週並みに

2020年3月24日

ベンゼンとキシレン反発、SMは800ドル台回復

 アジア地域の3月第1週の石化市況では、エチレンは前週並みの680~700ドル/tでの取引となった。2月の1カ月間で100ドルほど急落していたが、ここに来て下げが一服した。新型コロナウイルスの感染が世界に拡大していることを背景に石化需要は悪化しているものの、アジアでは減産を計画しているメーカーもあり需要家が様子見となった。

 スプレッドは、ナフサが下落したことで

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宇部興産 CPLの3月契約価格は前月比90ドル安

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2020年3月19日

新型ウイルスの影響拡大、先行き不透明感強まる

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比90ドル安の1310ドル/tで決着した。3カ月ぶりの下落となり、ベンゼンとのスプレッドも、

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アジア石化市況 エチレン一段安の680ドル/t

2020年3月17日

 芳香族は原油安で大幅下落、SMも800ドル/t割れ

 アジア地域の2月第4週の石化市況では、エチレンは下値20ドル安、上値50ドル安の680~700ドル/tでの取引となった。下値は昨年10月第4週以来、4カ月ぶりに700ドル/tを割り込んだ。

 新型コロナウイルスの感染が世界に拡大し、人やモノの流れが寸断され経済活動が停滞。原油・ナフサが下落したことや、誘導品の需要が悪化したこともあり、一段安となっている。ただナフサの下落幅が大きかったことで、スプレッドは

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ポリスチレン 原料高に対応した値上げ交渉が本格化

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2020年3月11日

需要はやや弱含み、新型ウイルス影響も懸念材料

 ポリスチレン(PS)メーカー3社の原燃料高に対応した値上げが出揃い、4月1日の実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。改定幅は、 “ポリスチレン 原料高に対応した値上げ交渉が本格化” の続きを読む

塩ビ樹脂 3月のインド向け輸出は前月比30ドル高

2020年3月4日

需要の強さが継続、定修が重なり供給がタイトに

 塩ビ樹脂(PVC)の3月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比30ドル/t高のCFR970ドル/t、中国・その他向けは前月並みの860ドル/tで決着した。台湾大手メーカーも、インド向け同10ドル高の910ドル/t(ボリュームディスカウント10ドル)、中国向け前月並みの860ドル/t(同)で決着している。

 国別の状況を見ると、インド向けは

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