需給バランスが悪化、春節明けまで回復見込めず
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、12月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比135ドル/t安の1265ドル/tで決着した。契約価格が1300ドル/tを下回ったのは、2016年2月の1175ドル/t以来となる。
今年のCPL価格は年初から上昇基調となり、4月と5月には1790ドル/tを記録したが、
2019年12月12日
2019年12月10日
2019年12月5日
2019年12月3日
2019年12月3日
2019年11月28日
2019年11月26日
2019年11月19日
2019年11月14日
中国需要が大幅に悪化、アジア市場に域外品流入
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、11月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比80ドル/t安の1400ドル/tで決着した。
中国では国慶節休暇(10月1~8日)が明けても需要が戻らず在庫の消化が遅れていることに加え、これまで好調だった欧州市場が自動車向けを中心にナイロン需要が落ち込んでおり、余った玉がアジア地域などに流れ始めている。こうしたことから中国市場の需給バランスが大幅に悪化しており、CPL価格を大きく押し下げる結果となった。
スプレッドについては、11月のベンゼンACPが前月比85ドル/t安となったことでやや持ち直したものの、事業環境は前月よりも厳しさを増している状況だ。
こうした中、中国・SINOPECは、10月(下旬決め)の契約価格を
2019年11月12日