日本触媒は27日、メラミン・ベンゾグアナミン系の熱硬化樹脂球状微粒子製品「エポスター」を、9月1日出荷分から「450円/kg以上」値上げすると発表した。
昨今の原材料価格の高騰やユーティリティコストの継続的な上昇を、自助努力のみで吸収することは困難と判断。今後の事業継続のために、値上げを決めた。
2023年7月28日
2023年7月14日
2023年7月7日
2023年7月6日
2023年6月16日
2023年6月15日
2023年6月15日
三洋化成工業は14日、界面活性剤各種製品とポリエチレングリコール(PEG)を7月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国産ナフサ価格変動分以外の諸経費の上昇に伴い、界面活性剤各種製品が「40円/kg以上」、PEGは「50円/kg以上」。
対象製品については、原料となる酸化エチレンや酸化エチレン誘導品などの価格高騰に加え、副資材や物流費、製造に関わる設備の維持補修費、ユーティリティコストなども高騰が続く。こうした環境下、同社は様々なコスト削減に取り組んできたが、これらのコスト増加分は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、安定供給を継続するためにも価格改定せざるを得ないと判断した。
2023年6月6日
2023年5月29日
2023年5月23日
レゾナックはこのほど、合成樹脂エマルジョン「ポリゾール」を6月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品はエチレン‐酢酸ビニル系エマルジョンで、改定幅は「18円/kg」。
「ポリゾール」は有機溶剤などを含まず、環境負荷が少ない製品として、住宅建材・建築・繊維・紙加工など様々な用途に使用されている。「ポリゾール」のうち、エチレン‐酢酸ビニル系は人件費・資材価格の高騰を受け、設備の安定操業に必要な定期的メンテナンス費用が上昇。また、電力費高騰による用役費、包装材、副資材、物流費などの値上がりで厳しい状況が続いている。
同社はこれまで、製造や物流の合理化によるコストダウンに努めてきたものの、これらのコスト上昇は、自助努力のみでの対応が困難であり、今後も安定供給を維持するため、価格改定せざるを得ないと判断した。