宇部MC過酸化水素 過酸化水素を値上げ、収益を改善

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2022年8月22日

 宇部MC過酸化水素は19日、過酸化水素を9月1日出荷分から値上げすることを決定しユーザーとの交渉を開始すると発表した。改定幅は、ローリーが「20円/kg以上」、その他荷姿が「25円/kg以上」。なお、同製品の値上げを表明するのは、2021年10月以来となる。

 同社は、原燃料価格の上昇を製品価格に転嫁し、事業収益の改善を図るため、値上げを決定した。過酸化水素は紙・パルプの漂白や工業用酸化剤、廃水処理、土壌改良、半導体の製造工程における洗浄剤など幅広い分野で利用されている。

 

出光興産 水添石油樹脂を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年8月19日

 出光興産は18日、水添石油樹脂「アイマーブ」全グレードについて、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「60円/kg以上」。当該製品の値上げは、昨年12月以来となる。

 原油・ナフサ価格の上昇が続く中、急激な円安が進み、原料コストや用役費、また設備維持を目的とした修繕費や物流費といった各種コストが増加している。同社は、コスト低減に継続して取り組んでいるものの、こうしたコストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えていることから、さらなる価格改定をせざるを得ないと判断した。

 なお、原料など各種コストが想定以上に大きく変動する場合には、改定幅を修正するケースもあるとしている。

クラレ 液状ゴムを値上げ、主要原料価格が高騰

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2022年8月19日

 クラレはこのほど、液状ゴムを9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内向けが「100円/kg」、海外向けが「1.0USドル/kg」。

 当該製品は主要原料価格が高騰し、収益を圧迫している。同社は、製造コストの著しい上昇は自助努力による吸収の範囲を超えることから、供給の継続と事業運営の維持のため、値上げを決定した。

デンカ 球状シリカと球状アルミナを10月から値上げ

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2022年8月19日

 デンカおよび子会社のデンカアドバンテックは17日、「デンカ球状シリカ」および「デンカ球状アルミナ」について、10月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、「デンカ球状シリカ」の「FB」「FBX」「SFP」グレードが「70円/kg以上」、「デンカ球状アルミナ」全グレードが「155円/kg以上」となっている。

 当該製品製造時に使用する電力、ガスなどのユーティリティ価格ならびに原材料価格が引き続き上昇している。同社は、さらなる生産効率化や諸経費の削減など、徹底したコスト削減に取り組んできたが、製造コスト上昇は自助努力で吸収できる範囲を超える状況にあることから、製品の安定供給ならびに事業の維持継続のため、値上げせざるを得ないと判断した。

東洋紡 PBO繊維を値上げ、10月から「5~11%」

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2022年8月12日

 東洋紡はこのほど、PBO繊維「ザイロン」を10月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は現行価格から「5~11%」。

 昨今の原油・ナフサ価格の高値水準の継続を背景に、対象製品の原料や副原料価格の上昇が継続しており、今後も一層の高騰が懸念されている。加えて、燃料費や電力費、物流経費などの諸経費も上昇し、製造コストを押し上げている。こうした状況下、同社では徹底したコスト削減を行っているものの、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、価格改定の実施を決めた。

 

旭化成 スチレン系熱可塑性エラストマーを値上げ

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2022年8月12日

 旭化成はこのほど、スチレン系熱可塑性エラストマーについて今月15日から値上げすると発表した。対象製品は、スチレン系熱可塑性エラストマー(「タフプレン」「アサプレンT」など)、および水添スチレン系熱可塑性エラストマー(「タフテック」「S.O.E」)で、改定幅はいずれも「100円/kg以上」となっている。

 昨今の原油価格の高騰や急速な円安の進行などに伴い、主原料価格が今年1月の価格改定時から大幅に上昇し、同様に用役、副原料コスト、物流費も上昇を継続している。同社は、これらの製造コストが自助努力の範囲を超えた状態が続いていることから、製品の安定供給を維持するために、値上げせざるを得ないと判断した。なお、今後の原料市況動向次第では、再度の改定の可能性があるとしている。

トクヤマ 次亜塩素酸ソーダを値上げ、採算が悪化

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2022年8月12日

 トクヤマはこのほど、次亜塩素酸ソーダの国内価格について9月1日出荷分から値上げすることを決定し、商社および需要家などとの交渉に入ると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 製造コストは原燃料価格高騰の影響を大きく受け、また物流費や物流インフラを中心とした設備の維持・更新コストも上昇し、採算は大幅に悪化している。同社は、今後も安定供給を長期的に継続していくにあたり、自社の合理化努力のみで吸収することは困難と判断し、値上げを決定した。

トクヤマ 珪酸ソーダカレットを値上げ、原料価格が高騰

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2022年8月12日

 トクヤマはこのほど、珪酸ソーダカレットの国内価格について9月1日出荷分から値上げすることを決定し、商社および需要家などとの交渉に入ると発表した。改定幅は「28円/kg以上」。

 主な原料である珪砂およびアルカリのコストは上昇を続けており、また原燃料価格高騰の影響も受け、採算は大幅に悪化する見通し。今後も国内メーカーとして安定供給を長期的に継続していくにあたり、自社の合理化努力のみで吸収することは困難と判断し、値上げを決定した。

トクヤマ 重曹(重炭酸ナトリウム)を9月から値上げ

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2022年8月12日

 トクヤマはこのほど、重曹(重炭酸ナトリウム)の国内価格について9月1日出荷分から値上げすることを決定し、商社および需要家などとの交渉に入ると発表した。改定幅は「35円/kg以上」。

 原燃料価格の高騰が当初の想定以上となり、採算が大幅に悪化することが見込まれる。同社は、今後も安定供給を長期的に継続していくにあたり、自社の合理化努力のみで吸収することが困難であると判断し、値上げを決定した。

トクヤマ 固体カセイソーダを値上げ、採算是正を図る

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2022年8月12日

 トクヤマはこのほど、固体カセイソーダの国内価格について9月1日出荷分から値上げすることを決定し、商社および需要家などとの交渉に入ると発表した。改定幅は「40円/kg以上」。

 電解製造コストにおける原燃料価格の高騰が当初の想定以上となり、採算が大幅に悪化する見通し。同社は、今後も安定供給のために電解の安定稼働を維持していくにあたり、自社の合理化努力のみで吸収することが困難であると判断し、値上げを決定した。