東ソーは11日、ポリウレタン原料のジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)類全製品を8月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「50円/kg以上」。
同製品は4月に続く、今年2度目の値上げとなる。MDI製品の主要原料価格の高騰は依然として継続しており、ユーティリティコストや物流コストの上昇も続いている。こうした環境下、同社では製品の安定生産・安定販売を維持するためにも、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
2022年7月12日
2022年7月12日
2022年7月11日
2022年7月8日
2022年7月8日
DICの子会社であるDICグラフィックスは7日、主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキや接着剤製品、食品用金属容器などに使用される塗料やインキ製品について、今月20日出荷分から値上げすると発表した。
対象製品と改定幅は、グラビア、フレキソインキ全般が「70~120円/kg」、接着剤が「50~80円/kg」、硬化剤が「70~180円/kg」、クリヤーが「80~100円/kg」、ホワイトコーチングが「100~120円/kg」、金属インキが「70~100円/kg」となっている。
同社は今年1月に当該製品の価格改定を実施したが、その後も原油・国産ナフサ価格の更なる高騰、石化原料の需給バランスひっ迫などに伴い、インキ製品の原材料価格が上昇し続けている。加えて、昨今の世界情勢を背景としたエネルギー価格の高騰もあり、ユーティリティ費、物流費、容器費、設備保全などのコストも上昇が続いている。
同社は自助努力を続けてきたが、これらの費用を吸収するのは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と品質の維持・向上を図るため、追加の値上げが避けられないと判断した。
2022年7月7日
2022年7月7日
2022年7月5日
2022年7月4日
東洋紡は1日、ポリエステルスパンボンド不織布製品を8月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から10~15%」。
同製品の値上げは昨年10月以来。昨今の原油・ナフサ価格上昇の継続や、足元の急激な円安などを背景に、対象製品の原料価格上昇が続いている。さらなる高騰も懸念される中、燃料費や電力費、物流経費、設備維持費用などの諸経費も上昇し、製造コストを押し上げている。
同社では徹底したコスト削減や生産性の向上に努めているが、度重なる原燃料価格や諸経費の高騰は企業努力のみで対応できる範囲を大きく超えていることから、顧客への安定的な製品供給を継続するために価格改定せざるを得ないと判断した。
2022年6月30日