デンカ スチレン系製品値上げ、8月から19円/kg以上

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2024年7月2日

 デンカは1日、「食品包材用スチレン系シート」および「デンカサーモシートBOPS」について、8月1日納入分より価格改定すると発表した。値上げ幅は「19円/kg以上」。

 同社は、各種の合理化努力を実施し吸収に努めてきたが、原料価格が上昇していることもあり、現行価格では製品の安定供給と事業継続が困難と判断した。なお同製品の値上げは、今年に入ってから2月、5月に続いて3回目。値上げ幅は合計で「54円/kg以上」となる。

ジェイ・プラス アジピン酸系可塑剤などを値上げ

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2024年7月1日

 ジェイ・プラスは28日、アジピン酸系可塑剤について、7月8日以降納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、DINAが「47円/kg以上」(ドラム「50円/kg以上」)、DOAが「60円/kg以上」(同「63円/kg以上」)、D610Aが「28円/kg以上」(同「31円/kg以上」)。

 原油・ナフサ価格などの上昇、円安の進行により主原料価格が高騰している。また、資材高および人手不足から設備修繕費が大幅に上昇していることに加え、包装材料費、物流費なども高騰している。同社は、コストの圧縮に努めているものの、自助努力では吸収できないレベルにあることから、安定的な製品供給を維持していくため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

 

住友化学 MMAモノマー値上げ、原料コストが上昇

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2024年7月1日

 住友化学は28日、MMA(メタクリル酸メチル)モノマーについて、7月1日出荷分から値上げするべく需要家との交渉に入ると発表した。改定幅は「23円/kg」。

 主原料であるナフサを含む原料価格が上昇している。同社は、こうした大幅な原料コストの増加を、自助努力だけで吸収することは困難なことから、安全供給を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。

 

KHネオケム PM系製品値上げ、7月8日納入分から

2024年7月1日

 KHネオケムは28日、PM系製品について、7月8日納入分より価格改定すると発表した。対象製品は「PM(‐P)」(プロピレングリコールモノメチルエーテル)と「PMA(‐P)」(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)で、値上げ幅は荷姿品が「50円/kg以上」、ローリーとISOコンテナが「40円/kg以上」となっている。

 原燃料価格および鋼材価格・物流保管費などが上昇している。同社は、製品の安定した供給体制を維持するため、値上げの実施を決定した。

クラレ MMAの生産能力を半減、2025年7月から

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2024年6月28日

 クラレは27日、メタクリル事業においてメタクリル酸メチル(MMA)プラントの生産能力を最適化することを決定したと発表した。MMAは生産能力(年産6万7000t)を半減するとともに外部販売を停止し、川下製品は硫安およびメタクリル樹脂成形材料の生産能力を縮小する。実施時期は、2025年7月からを予定している。なお、メタクリル酸(MAA)およびメタクリル樹脂シートに変更はない。

 同社は1959年より新潟事業所でMMAや、

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サンディック OPSを値上げ、PS価格上昇に対応

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2024年6月28日

 サンディックは27日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サンディックシート」について、7月22日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「20円/kg以上」。

 当該製品の主原料であるPS樹脂は、ナフサ、ベンゼンの高騰により各社から価格改定が打ち出されている。同社は、引き続き合理化に努めているものの、これらのコスト上昇を自助努力で吸収することは極めて困難な状況にあることから、値上げせざるを得ないと判断した。

クラレ 人工皮革「クラリーノ」値上げ、7月1日から

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2024年6月25日

 クラレは24日、人工皮革「クラリーノ」について、7月1日出荷分より価格改定すると発表した。対象製品は人工皮革「クラリーノ」の国内向け製品で、改定幅は「10%のアップ」。

 主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、自助努力によるコスト吸収の範囲を超える状況にあり、安定供給を維持するために価格改定を実施することにした。