東海カーボンはこのほど、摩擦材の各製品について11月1日から値上げすると発表した。
対象製品は焼結摩擦材と摺動材製品(東海カーボン製品)で、改定幅は「現行価格の10%」となっている。
同社は、当該製品の安定供給を継続するため、値上げせざるを得ないと判断した。
2021年10月5日
2021年10月5日
2021年10月5日
三菱ケミカルは4日、フィルム4製品を今月11日受注分から値上げすると発表した。
対象製品と改定幅は、二軸延伸ガスバリアナイロンフィルム「スーパーニール」、二軸延伸ナイロンフィルム「サントニール」、透明蒸着フィルム「テックバリア」(ONY系)が、いずれも「連400円」(15㎛換算)。
透明蒸着フィルム「テックバリア」(PET系)が「連200円」(12㎛換算)。
4製品の原料価格、設備維持費用や物流費などの上昇が製造コストを押し上げていることから、同事業の採算を圧迫している。
同社はこれまでも継続的なコスト削減に取り組んできたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難だと判断し、今回の価格改定実施を決めた。
2021年10月5日
プライムポリマーは4日、ポリエチレン(HDPE、L-LDPE)、ポリプロピレン(PP)について、10月21日納入分から「15円/kg以上」値上げすると発表した。
原油価格は、新型コロナワクチン普及による景気回復への期待を背景に上昇に転じている。またOPECプラスによる協調減産の継続に加え、北米原油設備のハリケーン被害による減産の長期化も重なり、同製品の主原料である国産ナフサ価格も今年10-12月期基準価格は6万円/klを超える水準で推移すると見込まれる。
同社は、厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに注力しているが、このようなコストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えるものとなるため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は、改定幅の修正もあるとしている。
2021年10月4日
2021年10月4日
2021年10月4日
2021年10月1日
日本ポリプロは30日、ポリプロピレン全製品を10月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。
世界経済はコロナ禍による停滞から回復しつつある中、原油の需要は拡大観測が高まっている。一方、OPECプラスの増産ペースは緩やかで、また米国のハリケーン被害の影響も長引き原油価格は大きく上昇している。
国産ナフサ価格も原油価格の上昇に加え、タイトな需給を背景に5万7000円/klを超える水準に上昇することが見込まれており、諸費用も増加している。
こうした中、同社は徹底したコスト削減に努めているものの、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難なため、値上げせざるを得ないと判断した。
なお、前提とした国産ナフサ価格が想定を超えて上昇する場合には、改定幅を変更する可能性もあるとしている。
2021年10月1日
日本ポリエチレンは30日、ポリエチレン(PE)全製品について、10月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。
世界経済はコロナ禍から回復しつつあり、原油需要の拡大観測が高まっている。一方、OPECプラスの増産ペースは緩やかで、また米国のハリケーン被害の影響も長引く中、原油価格は大きく上昇。国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加えタイトな需給状況を背景に5万7000円/kl超える水準まで上昇することが見込まれ、諸費用も増加している。
こうした厳しい経済環境の下、同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、値上げせざるを得ないと判断した。
2021年10月1日
三菱ケミカルおよび三菱ケミカルメタクリレーツは30日、メタクリル酸エステルの国内価格を10月1日出荷分から値上げすることを決め、取引先との交渉を開始したと発表した。
対象商品は、メタクリル酸エステルのうち、BMA(メタクリル酸ブチル)、IBMA(メタクリル酸イソブチル)、TBMA(メタクリル酸ターシャリーブチル)、HEMA(メタクリル酸ヒドロキシエチル)で、改定幅はいずれも「25円/kg以上」となっている。
メタクリル酸エステルで使用されているブチルアルコール、イソブチルアルコール、ターシャリーブチルアルコール、エチレンオキサイドは、原料ナフサの高騰と固定費などの増加を背景に、4月以降、価格が大幅に上昇しており、ナフサの高止まりを受け、今後もその状況が継続することが見込まれている。
同社は、コスト上昇分を吸収するためにこれまで自助努力を続けてきたものの、これ以上の負担は極めて困難な状況となり、今後も顧客へ良品質の製品を安定的に供給していくためには、値上げせざるを得ないと判断した。