東ソー 芒硝を値上げ、9月から「10円/kg以上」

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2021年7月27日

 東ソーは26日、芒硝について9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 同社の芒硝は、臭素製造由来の副生原料精製品から事業を開始し、現在は国内唯一の合成プラントを併せて稼働させることで、国産芒硝メーカーとして顧客への安定供給に努めてきた。しかし、ここ数年にわたるコストの上昇に加え、コロナウイルスの影響を主とした国内需要減退による販売数量低迷も相まって、事業採算は一段と悪化している。

 同社は、事業採算改善に向けあらゆるコストの総点検を実施してきたが、自助努力での改善には限界があり、今後の供給継続のため、今回の値上げを決定した。

三菱ケミカル アセトンなどを値上げ、コスト上昇に対応

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2021年7月27日

 三菱ケミカルは26日、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、ダイアセトンアルコール(DAA)について、8月20日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、アセトンが「19円/kg以上」、MIBKとDAAがいずれも「24円/kg以上」となっている。

 国産ナフサ基準価格は、原油価格上昇の影響を受け騰勢を強めている。さらに、製品の製造にかかる用役費・副原料費などの諸経費も上昇を避けられない事態にある。同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、価格改定の実施を決定した。なお同社は、同製品について、4月に値上げを実施している。

三菱ケミカル ビスフェノールAを値上げ、原料高に対応

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2021年7月27日

 三菱ケミカルは26日、ビスフェノールA(BPA)について、8月20日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「20円/kg以上」。

 国産ナフサ基準価格は、原油価格上昇の影響を受けて騰勢を強めており、原料となるベンゼンの価格も同様に上昇している。さらに、こうした状況に伴い、製造にかかる用役費・副原料費などの諸経費も上昇を避けられない事態となっている。

 同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、今回、値上げの実施を決定した。なお、同社は同製品について今年4月に「67円/kg以上」の値上げを実施している。

DIC 可塑剤を値上げ、原料や包装材料費の高騰に対応

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2021年7月16日

 DICは15日、可塑剤について今月26日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ポリエステル系可塑剤が「25円/kg以上」、エポキシ化大豆油(ESBO)が「30円/kg」、その他エポキシ系可塑剤が「35円/kg以上」、アジピン酸系可塑剤が「22円/kg以上」、トリメリット酸系可塑剤が「23円/kg以上」、特殊可塑剤が「25円/kg以上」となっている。

 原油・ナフサ価格の上昇および需給のひっ迫により可塑剤の主原料である各種酸、植物油、アルコール類の価格が高騰を続けている。さらに、鋼材価格の上昇からドラム・缶の包装材料費も高騰している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今の原料価格および包装材料コストの上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るためには値上げが避けられないと判断し、今回の値上げを決定した。

三菱ケミカル 酢酸ビニルモノマー再々値上げ、原料高に対応

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2021年7月14日

 三菱ケミカルは13日、酢酸ビニルモノマーについて、今月20日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「25円/kg以上」。

 同社は、今年2月と4月にも酢酸ビニルモノマーの値上げを実施しているが、原料価格は想定以上に上昇を続けている。同社は、これらのコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難であり、今後の安定供給体制を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。

ポリオレフィン 値上げ交渉本格化、原料高に対応

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2021年7月9日

昨秋から4回目の価格改定、ナフサには先高観も

 ポリオレフィンであるポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)メーカー各社による原燃料高やコスト高に対応した値上げが出揃い、今月中の実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。改定幅は、PEではプライムポリマー、住友化学が「10円/kg以上」、東ソーが「12円/kg以上」、日本ポリエチレン、旭化成、宇部丸善ポリエチレンが「15円/kg以上」。一方、PPでは、プライムポリマー、住友化学が「10円/kg以上」、日本ポリプロ、サンアロマーが「15円/kg以上」で打ち出した。昨年10月から数えると、 “ポリオレフィン 値上げ交渉本格化、原料高に対応” の続きを読む

クラレ エラストマー3製品再々値上げ、原料費など高騰

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2021年7月9日

 クラレは8日、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」、ブロック化エラストマー「TUポリマー」のグローバル価格を、8月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「0.33米ドル/kg」。

 同3製品については、2月、4月に続く今年3度目の値上げとなる。対象製品の主要原材料やユーティリティ・物流費用などを含む各種コストの上昇は、同社の自助努力による吸収の範囲を超えてきている。こうした状況下、安定供給の維持と採算改善のために価格改定の実施を決めた。

 

住友化学 PEとPPを値上げ、原料コストの上昇に対応

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2021年7月7日

 住友化学はこのほど、ポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)について、今月12日納入分から値上げすると発表した。改定幅はPE、PPとも「10円/kg以上」。

 同社は、4月1日納入分から、「15円/kg以上」の値上げを実施していた。しかし、足元の原油価格はOPECプラスによる協調減産の段階的な縮小や、新型コロナウイルスのワクチン普及に伴う移動制限の緩和が進む中、輸送燃料向け需要の高まりなどを受けて上昇している。また、国産ナフサ価格も、原油価格の上昇と旺盛な需要により、前回の値上げ時に想定していた水準を超えてさらに上昇している。

 同社は、こうした原料コストの増加は自助努力だけでは吸収できないことから、安定供給を継続するためにも、今回の値上げを決定した。なお、想定したナフサ価格が大きく変動する場合は、改定幅の修正をお願いする、としている。

三菱ケミカル OPSを値上げ、樹脂価格上昇に対応

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2021年7月5日

 三菱ケミカルは2日、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サントクリア」「ソフトクリア」について、8月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「27円/kg以上」。

 原油およびナフサ市況の上昇に伴い、原料となるポリスチレン樹脂の価格が上昇し、事業の採算を圧迫している。同社は、継続的なコスト削減に鋭意努力してきたものの、これらのコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難であり、今後の安定供給体制を維持するために、値上げせざるを得ないと判断した。

サンアロマー PP全製品を再々値上げ、16日から実施

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2021年7月5日

 サンアロマーは2日、同社の製造・販売するポリプロピレン(PP)全製品について、7月16日出荷分から「15円/kg以上」値上げすることを決定し、顧客との交渉を開始したと発表した。

 PPの主原料であるナフサの価格は、欧米を中心としたコロナワクチン接種の進展による経済活動の正常化と、燃料油需要の回復で原油価格が高騰したことを背景に、急速に上昇を続けている。足元の国産ナフサ市価は5万円/klを大幅に超え、すでに5万3000円/klに達している。

 同社は今年に入り、1月と3月に原料価格上昇を理由に値上げを打ち出してきたが、こうした原料価格の高騰は、コストダウンに取り組む同社の自助努力の範囲を超えているため、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。なお、ナフサ価格が想定より大幅に上昇した際には、価格改定幅を変更する場合もあるとしている。