石油化学工業協会が19日に発表した7月のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年同月比8%増の9689tとなった。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが同28%減の2143t、成形材料向けは同43%%増の5764tだった。押出板・注型板向けは2カ月連続でマイナスとなった。コロナ対策用のパーティション需要が一巡したためか前年に比べ勢いが鈍化した。
一方、
2021年8月20日
2021年8月20日
業界筋によると、7月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)の3樹脂は6~8カ月連続で前年を上回る結果となった。前年は工業生産、個人消費で持ち直しの動きがあったものの、汎用樹脂の出荷水準としては近年では低めとなっていたが、7月はLDPE、HDPE、PPともにこれを上回った。
一方、ポリスチレン(PS)は、7月からの値上げを控えていたこともありマイナスに転じた。分野別に見ると、LDPEとHDPEではフィルム分野の出荷増加が続いているほか、PPでは射出成形分野、フィルム分野、押出成形分野の出荷の伸びが見られている。PSはほとんどの用途で出荷が減少した。
7月の出荷合計を品目別に見ると、
2021年8月20日
2021年7月30日
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、6月の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は前年同月比18.3%増の9万1300tと3カ月ぶりに9万t台を回復した。硬質用は同13.1%増の4万8200t、軟質用は同23.5%増の2万1200t、電線・その他は同26.1%増の2万1900tといずれもプラスを継続。国内出荷は4カ月連続の前年越えと堅調に推移する中、コロナ禍前の2019年6月との比較でも、硬質用は1.5%増、軟質用は1.9%増、電線・その他は5.3%増とすべての用途で前々年実績を上回っている。
宮島正紀理事(信越化学工業常務執行役員)は7月の定例記者会見で、国内需要について
2021年7月30日
2021年7月27日
2021年7月26日
2021年7月26日
業界筋によると、6月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)とも前月に引き続き5カ月連続で前年を上回る結果となった。前年は、国内の工業生産が底を打ち持ち直しの途上にあったことや、消費動向でも上向きの動きが出始めていたものの出荷水準としては総じて低調だった。それに対し今年は、全樹脂で大幅プラスを継続している。分野別に見ると、ポリオレフィンは総じて出荷が増加した。特にLDPEはフィルム分野、HDPEは中空成形分野、PPでは射出成形分野と押出成形分野の出荷の伸びが目立つ。また、PSでも包装分野を中心として全般的に出荷が増加している。
6月の出荷合計を品目別に見ると、
2021年7月26日
2021年7月21日