日本ABS樹脂工業会 ABS樹脂の上期の総出荷は10%減、輸出の不振響く

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2019年7月24日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、今年上期(1-6月期)の総出荷量は前年同期比10%減の17万2900tとなった。国内出荷は同2%減の11万7900t、輸出は同23%減の5万5000tとなり、いずれも前年の水準を下回った。

 昨年上期も国内・輸出ともマイナスだったが、昨年上期の国内出荷が同1%減、輸出が同4%減だったのに対し、今年上期は減少幅が拡大し、特に輸出の落ち込みが歴然としていることから、ABS樹脂の事業環境は、不確実性が高まっていると言えそうだ。

 上期の用途別国内出荷量は、車輌用が

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石化協 MMAモノマーの1-6月国内出荷は前年並み

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2019年7月19日

 石油化学工業会が19日に発表したMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、今年上期(1-6月期)のモノマーの国内出荷は、前年並みの6万3471tとなった。

 ポリマーの上期国内出荷は、押出板・注型板向けが前年同期比8%減の1万2638t、成形材料向けが

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汎用4樹脂 1-6月の国内出荷はPP除き前年実績下回る

2019年7月19日

 業界筋によると、今年上期(1-6月期)の汎用4樹脂の国内出荷は、ポリプロピレン(PP)を除き、前年同期を下回った。

 上期の国内出荷を品目別で見ると、低密度ポリエチレン(LDPE)は前年同期比3%減の63万8400t、高密度ポリエチレン(HDPE)は同1%減の35万4200t、PPは同8%増の120万8800t、ポリスチレン(PS)は同1%減32万6500t。

 上期の生産量については、LDPEが同2%増の

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石化協 1-6月のエチレン生産は5%増、平均稼働率96.0%

2019年7月19日

 石油化学工業協会が18日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、今年上期(1-6月期)のエチレン生産は、前年同期比5%増の313万9700tとなった。稼働プラントの上期平均稼働率は96.0%となり、ほぼ

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塩ビ樹脂 4-6月期総出荷は9%増、輸出堅調が貢献

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2019年7月18日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)が17日に発表した需給実績によると、今年4-6月期の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同期比9%増の391800tとなり、昨年10-12月期から3期連続のプラスとなった。4-6月期の国内出荷は1%減の251400tで推移。

 用途別で見ると、硬質用は4%減の132800t、軟質用は3%減の6800t、電線・その他用は7%増の57800t。輸出は、34%増の14400tと大幅な増加となった。

 同日開催の定例会見で、横田浩会長(トクヤマ社長)は、「国内出荷は対前年同期比で、若干下振れしたが、ほぼ前年並みの仕上がりと捉えている。2017年との比較で見ると、

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経産省 6月のエチレン生産は4ヵ月連続でプラス

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2019年7月17日

 経済産業省が12日に発表したエチレン生産速報によると、6月の生産量は前年同月比20.5%増の49万2900tとなり、4カ月連続で前年実績を上回った。前月比では1.7%減で、3カ月連続でマイナスとなった。

 前年同月が3プラントで定修を行っていたのに対し、今回は2プラントだったことで、生産量が2桁増になったと考えられる。

日本スチレン工業会 PSの1-6月期国内出荷は1%減

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2019年7月17日

 日本スチレン工業会が16日に発表した生産出荷実績によると、2019年1-6月期のポリスチレン(PS)の国内出荷は前年同期比1%減の32万7000tとなった。

 同日開催の定例会見で佐藤公会長(PSジャパン社長)は、「4月の値下げを見越し3月は買い控えで落ち込んだが、4月以降は反動で回復してきている」と総括した。

 輸入品については「1、2月は内外価格差が逆転し輸入品が増加したが、4月の値下げで再逆転し5月は1500tに減少した」とし年間換算では3万8400t(昨年約3万t)との見通しを示した。

 1-6月期の国内出荷を用途別で見ると、

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プラ工連 5月の実績は原材料・製品の生産・輸出入ともに減

2019年7月10日

 日本プラスチック工業連盟はこのほど、定例会見を開き、原材料・製品の生産・輸出入状況などの報告を行った。

 確報となる4月のプラスチック原材料生産状況は、前年同月比3%減の85万9000tとマイナスに転じ、5月の速報でも同1%減となっている。5月の主要製品は、ポリプロピレンが回復したものの、ポリエチレンとポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂を含む)は前月に続き前年割れ、塩化ビニル樹脂は前月の2桁増から一転してマイナスとなったことで、全体として前年水準を下回った。

 また、4月のプラスチック製品生産状況は、同微減の49万1000tと2カ月連続でマイナスとなり、5月の速報でも前年割れで推移している。5月は主要製品の機械器具部品と容器(中空成形)は前年を上回ったものの、主力のフィルム・シートが振るわず、パイプや日用品・雑貨なども軒並みマイナスとなった。

 一方、確報となる5月のプラスチック原材料輸出は、4カ月ぶりに減少した。熱硬化性樹脂の数量は

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