クラレ 人工皮革全製品を国内外で値上げ、来年から実施

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2021年12月7日

 クラレは6日、人工皮革「クラリーノ」全製品について、2022年1月1日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。改定幅は「10~15%のアップ」となる。前回の実施は4月(発表は3月)。

 対象製品の主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。

クラレ 人事(2022年1月1日)

2021年12月6日

[クラレ・人事](2022年1月1日)▽ビニルアセテート樹脂カンパニー管掌ビニルアセテートフィルムカンパニー管掌兼同カンパニー長、代表取締役・専務執行役員早瀬博章▽社長補佐、取締役・常務執行役員阿部憲一▽経営企画室担当、サステナビリティ推進本部担当、グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室担当、経理・財務本部担当、同役員多賀敬治▽社長補佐、専務執行役員豊浦仁▽同柏村次史▽技術本部担当、国内事業所担当、環境安全センター担当兼技術本部長、常務執行役員大村章▽イソプレンカンパニー長、同役員尾松俊宏▽イノベーションネットワーキングセンター担当、研究開発本部担当、IPマネジメントセンター担当、同役員津軽利紀▽イノベーションネットワーキングセンターExecutive Advisor、執行役員P.スコット ベニング▽ビニルアセテートフィルムカンパニー高機能中間膜事業部長、同役員スティーヴン コックス▽クラレアメリカ社長、同役員川原孝春▽総務・人事本部担当、購買・物流本部担当兼総務・人事本部担当、同役員藤波智▽経営企画室長、同役員藤原純一▽経営監査本部長大井秀雄▽サステナビリティ推進本部長井出章子▽イノベーションネットワーキングセンター長中野一郎▽経理・財務本部長難波憲明▽購買・物流本部副本部長土方禎雄▽IPマネジメントセンター長中川直▽ビニルアセテート樹脂カンパニーポバール樹脂事業部副事業部長松本和也▽ビニルアセテートフィルムカンパニーモノソル事業部長兼モノソル社長クリスチャン ハーマン▽イソプレンカンパニーイソプレンケミカル事業部長松田英樹▽倉敷事業所長小橋俊文▽経営監査本部長補佐音石和男▽グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室長スタンリー フクヤマ(2022年3月株主総会開催日予定)【クラレトレーディング】▽退任(取締役会長)村井研三【クラレプラスチックス】▽退任(取締役会長)中島多加志【倉敷国際ホテル】▽退任(取締役会長)鳥生雅夫。

クラレ PVA繊維およびポリエステル短繊維を値上げ

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2021年12月3日

 クラレは2日、ポリビニルアルコール(PVA)繊維であるビニロンと「クラロン K‐Ⅱ」、およびポリエステル短繊維について、2022年1月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ビニロンと「クラロン K‐Ⅱ」が「10~20%のアップ」、ポリエステル短繊維が「10%のアップ」。

 原油価格の上昇に伴う主要原材料、ユーティリティーコストの大幅な上昇に加え、物流費の高騰や設備の維持・更新費用の増加などに伴う製造コストが引き続き収益を圧迫し、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした中、同社は、採算改善を行い、安定供給を維持するために、今回の値上げを決定した。

クラレ 役員人事(2022年3月下旬株主総会開催日)

2021年12月1日

[クラレ・人事](2022年3月下旬株主総会開催日)▽退任(取締役常務執行役員)阿部憲一▽常務執行役員藤波智▽執行役員大井秀雄▽同下浩幸▽同中村吉伸▽同井出章子▽退任(専務執行役員)豊浦仁▽同(同)柏村次史▽同(執行役員)P.スコットベニング。

クラレ 組織改正(2022年1月1日)

2021年11月30日

[クラレ/組織改正](2022年1月1日)▽コーポレートガバナンスをグローバルに強化するため、業務監査室の機能を拡充し経営監査本部に改組する▽事業活動と密接に連携したサステナビリティ推進を強化するため、CSR本部を改組しサステナビリティ推進本部とする▽グローバルかつ全社的なイノベーション創出を推進するため、イノベーションネットワーキングセンターを創設する▽デジタル・トランスフォーメーションを経営レベルで推進するため、グローバルデジタルトランスフォーメーション推進室を創設する▽グローバルなサプライチェーン・マネジメントの強化を図るため、ビニルアセテート樹脂カンパニーおよびビニルアセテートフィルムカンパニーの国際事業部を購買・物流本部に統合する▽事業部の知的財産戦略をサポートするとともに、事業戦略に沿った全社的な知的財産戦略の立案・推進を図るため、IPマネジメントセンターを創設する。

クラレ、「ランドセルは海を越えて」 アフガンで配付開始

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2021年11月19日

 クラレはこのほど、毎年実施している国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」を通じて全国から寄せられた使用済みランドセルの配付を、アフガニスタンで開始した。今年は全国から約7800個のランドセルが集まり、7月初旬に横浜港を出港。同国ジャララバード(ナンガハール州の州都)にクリニックと事務所を置くアフガン医療連合の協力の下、先月5日から配付がはじまった。

ランドセルをプレゼントされたアフガンの子ともたち。全国から寄せられたランドセルの配付が始まった

 まずは同州バティコット郡の女の子や男の子たちのもとに、色とりどりのランドセルが届けられた。ランドセル用素材として7割以上のシェアを誇る人工皮革「クラリーノ」を生産するクラレは、2004年に同活動を開始。使い終わったランドセルをノートや鉛筆などの学用品と一緒に、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントしている。18年目を迎え、これまでに14万個以上のランドセルが海を越えて、アフガニスタンの子どもたちに希望とともに届けられた。

クラレ 耐熱性ポリアミド樹脂を値上げ、コスト増に対応

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2021年11月19日

 クラレは18日、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の国内外向け価格を12月1日出荷分から値上げすると発表した。対象銘柄と改定幅は、フィラー強化銘柄は、国内「40円/kg」、海外「0.40米ドル/kg」。ガラス繊維強化ハロゲン難燃銘柄は、国内「60円/kg」、海外「0.60米ドル/kg」。ガラス繊維強化ノンハロゲン難燃銘柄は、国内「150円/kg」、海外「1.50米ドル/kg」。

 対象製品の主要原材料や物流費用などを含めたコストの上昇は、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えていることから、安定供給を維持するために価格改定の実施を決めた。

クラレ 中間膜PVBフィルム値上げ、コスト高に対応

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2021年11月15日

 クラレは11日、建築・自動車向け合わせガラス用中間膜について、12月1日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。対象製品はポリビニルブチラール(PVB)フィルム「トロシフォル」などで、改定幅は「15%以上」。

 対象製品に関する主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えてきている。このような状況下、同社は、安定供給を維持するために、価格改定の実施を決定した。

クラレの1-9月期 全セグメントが好調で増収増益

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2021年11月11日

 クラレは10日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比17%増の4592億円、営業利益67%増の543億円、経常利益71%増の510億円、純利益89%増の286億円と大幅な増益となった。

 セグメント別に見ると、ビニルアセテートは増収増益。ポバール樹脂は、世界的に需要回復が進み幅広い用途で販売量が増加したが、原燃料高の影響を受けた。光学用ポバールフィルムは、前年後半から続く旺盛な液晶パネル需要を背景に好調だった。

 PVBフィルムは

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クラレ PVB樹脂を値上げ、原燃料費など上昇で

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2021年11月10日

 クラレは9日、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂「モビタール」を12月1日出荷分からグローバルで値上げすると発表した。改定幅は、国内向けが「60円/kg以上」、アジアパシフィック、北中南米、中東・アフリカ向けが「600米ドル/t以上」、欧州向けが「500ユーロ/t以上」。

 同製品については、5月と7月に値上げを実施したものの、その後も主要原材料や燃料、物流費用などを含めたコストの上昇は継続しており、同社の自助努力によるコスト吸収の範囲を超えてきている。このような状況下、安定供給を維持するために、価格改定の実施を決めた。