ジェイ・プラスは14日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)とDOTPについて、4月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「18円/kg以上」。
ロシアのウクライナ侵攻以降、燃料価格が上昇し、高止まりの状況が続く。これに伴い、可塑剤および主原料のオキソアルコールのユーティリティコストが上昇。加えて、可塑剤の運送費は海上、陸上ともに上昇している。こうした中、同社は、今後も原料を確保し現状の安定供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。
2023年3月16日
2022年4月15日
2022年3月15日
ジェイ・プラスは14日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)とDOTPについて、4月1日以降納入分から値上げする、と発表した。改定幅は、フタル酸系可塑剤が「70円/kg以上」(荷姿品:「75円/kg以上」)、DOTPが「58円/kg以上」(同「63円/kg以上」)。
原油・ナフサ価格が騰勢を強めており、今年第2四半期(4-6月期)の国産ナフサ基準価格は、9万円/klを超える水準が見込まれる状況となっている。また、主原料の1つである無水フタル酸についても、原料オルソキシレンの価格見直しを理由に値上げが打ち出されている。加えて用役費や物流費、包装材料費などの上昇により、諸経費も高騰している。
こうした環境下、今後とも原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
2021年12月23日
2021年10月21日
ジェイ・プラスは20日、フタル酸系可塑剤などについて、11月1日以降納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)が「47円kg以上」、テレフタル酸系可塑剤(DOTP)が「51円/kg以上」。
原油・ナフサ価格が騰勢を強める中、今年第4四半期(10-12月期)の国産ナフサ基準価格は、6万1000円/klを超える水準が見込まれている。加えて。主原料のオキソアルコールは引き続き受給のタイト基調が継続しており、国際市況の大幅な上昇による内外価格差拡大を背景とした価格改定も発表されている。こうした状況下、今後も原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。
2021年7月30日
2021年6月23日
2021年4月13日
2021年4月13日
2021年3月15日
ジェイ・プラスは12日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)について、4月1日以降納入分から「35円/kg以上」値上げすると発表した。原油・ナフサ価格が騰勢を強めており、今年2Q(4-6月期)の国産ナフサ基準価格は5万円/klをうかがう水準で推移。また、国内の可塑剤や可塑剤原料の需給ひっ迫により、原料の調達も困難となっており、大幅なコスト上昇が避けられない状況となっている。
こうした中、今後とも現状の供給を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断。同社は先月に実施した「11円/kg以上」の値上げに引き続き、追加値上げを打ち出した。なお、2Q国産ナフサがさらに高騰した場合には、価格の改定幅を見直す場合があるとしている。