ダウ・東レCEOと兼務、ワンチームで成長促進
ダウ・ケミカル日本は20日、7月1日付でダウ・東レの会長兼CEOと兼務する形で就任した、パトリック・マクラウド社長の会見を開催した。マクラウド氏は1987年に英国ダウコーニングに入社。以来シリコーンビジネスに関わり、2016年にダウ・コンシューマーソリューションズ事業部ビジネスディレクター、2020年から東レ・ダウ会長兼CEOを兼務してきた。

マクラウド社長は、
2022年7月25日
2022年6月27日
ダウ・ケミカル日本は24日、新社長に、ダウ・東レ会長兼CEOのパトリック・マクラウド氏が7月1日付で就任すると発表した。マクラウド氏は、ダウ・東レ会長兼CEOとダウ・ケミカル日本社長を兼務することになる。なお、桜井恵理子社長は6月30日付で退任、1年11ヵ月という短い在任期間となった。
マクラウド氏は、1987年ダウ・コーニング(英国)入社、2006年ダウ・コーニング傘下のマルチベース社CEO、2016年ダウ・コンシューマーソリューションズ事業部ビジネスディレクター、2017年同事業部シニアグローバルビジネスディレクターとなり、2020年から現職を兼務している。
2022年1月19日
ダウ・ケミカル日本は、東京ビッグサイトで開催される「第14回オートモーティブワールド」(19~21日)に、ダウ・東レとの共同チームとして出展し、自動車分野の持続的な発展に合わせた数々の革新的な技術を紹介する。
ハイライトは、ジャガーTCSレーシングの公式素材科学パートナーとして車両電動化を支援する、ダウの素材科学技術。同社は、ジャガー・レーシングが2020/2021年のフォーミュラE世界選手権でチーム2位を獲得したことに貢献し、ジャガーがパフォーマンスを向上させる材料を使って持続可能なモビリティの限界を拡大するサポートを果たした。
ブース(小間番号:37‐8)では、「MobilityScienceプラットフォーム」を通じて、eモビリティおよび輸送業界に対する同社の専門知識と注力技術を紹介。eモビリティに向けた革新的なソリューションとして、先進運転支援システム(ADAS)をサポートする材料、電子制御ユニット(ECU)、熱、接着、シーリング、生産性の課題を管理し、信頼性の高い保護とシールドを実現するためのバッテリーとパワーエレクトロニクス用製品、より安全な運転環境を実現するための自動車照明用ソリューション、電子機器をサポートするためのアレイ材料などを展示する。
また、製品展示を通じて、最先端の素材科学技術と顧客との密接な協力関係により、低炭素モビリティのニーズに対応するという同社のコミットメントを示す。ダウはグローバルで、年間の純炭素排出量をさらに15%削減し、2030年までに約30%削減、2050年までにカーボンニュートラルになることを目標としている。
2022年1月17日
2021年12月24日
ダウ・ケミカル日本はこのほど、循環型社会の実現に向けた地域参加型リサイクルプログラムを通じて、回収した廃プラスチックを利用して作られた約5000枚のごみ袋を協力パートナーに寄贈すると発表した。
昨年9月から始まった同プログラムは、環境ソーシャルベンチャーであるテラサイクルおよび国際環境NGOバードライフ・インターナショナル東京と協力。バードライフと社会連携活動を実施する「Jリーグ鳥の会」参加クラブの協力により、地域と連動した清掃活動、環境教育、廃プラのリサイクルを推進する取り組みとして実施された。
コロナ禍の影響により、プログラムは当初の清掃活動規模から縮小して実施されたが、「Jリーグ鳥の会」の協力を得て、福岡県北九州市に広がる曽根干潟や鳥取県において約50㎏のプラごみを回収。11月18日には、「Jリーグ鳥の会」のギラン会鳥(ギラヴァンツ北九州)から、共に清掃活動を行った曽根東小学校(北九州市)の児童へ、回収プラごみを利用して作られたごみ袋の一部が届けられた。
今後は、ガイナーレ鳥取や谷津干潟自然観察センター(千葉県習志野市)などにごみ袋が寄贈される予定。寄贈されたごみ袋は、ダウのPCR(ポストコンシューマーリサイクル)樹脂が活用され、日生化学の協力で製作された。
PCR樹脂の特長として、原料となる再生ペレットはプラ製の飲料容器や産業用のフィルムなどを利用、ダウのバージン樹脂や改質剤を配合することで通常の再生ペレットと比較し物性面の安定性が改善、再生材料の配合率拡大のみでなくフィルムの強度の改善にも貢献、ごみ袋以外にも集積シュリンクフィルム・産業用ストレッチフィルム・硬質プラ容器などにも活用可能、などが挙げられる。
グローバルにおいてダウは、直接的またはパートナーシップを通じて、100万tのプラ回収、再利用、リサイクルを目指す追加的なプラリサイクル目標を発表。日本においても、ダウは様々な協力パートナーとの協働を通じてサーキュラーエコノミー(循環型社会)の構築に貢献していく。
2021年12月14日
ダウ・ケミカル日本は13日、エラストマー製品について、2022年1月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ポリオレフィンエラストマー「エンゲージ」が「35円/kg以上」、EPDM「ノーデル」が「30円/kg以上」。
エラストマー製品は、今年2月に米国で発生した寒波の影響による諸原料の調達難、コンテナ不足など国際的サプライチェーンの混乱に伴う海上船賃を中心とした物流費などが高騰する一方で、 国内外の需要が旺盛で製品供給がひっ迫している。海外市況が高騰する中、同社は、供給を維持するため追加的値上げを決定した。今年に入ってから、以前の価格改定では、「エンゲージ」が「100円/kg以上」、「ノーデル」が「150円/kg以上」となっていた。
2021年9月1日
ダウ・ケミカル日本はこのほど、米日カウンシル-ジャパンと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップ「TOMODACHI イニシアチブ」とのパートナー提携の継続を発表した。同イニシアチブは、東日本大震災後の日本の復興支援として発足。教育、文化交流、リーダーシップなどのプログラムを通じて、日米の次世代リーダーの育成を目指すもので、ダウ日本の支援は2014年から8年目となる。
世界中でダウは、「未来のイノベーター創出」をコミュニティー支援の柱の1つに据え、STEM(科学・技術・エンジニアリング・数学)分野の教育支援に取り組む。次世代を担う日米のリーダー同士の交流が、さらなるイノベーションを生み出すという共通理念の下、ダウ日本は、同イニシアチブとの活動を通じて、主に理系分野の女性のリーダーシップ向上に貢献してきた。
2017年からは、「TOMODACHI-STEM@Rice University Program」の主たるサポーターとして、毎年10人の理系女子大学生が5週間の米国での研修インターンシップに参加するプログラムを支援、これまでに41人の大学生が参加した。現地では、大学生たちがダウ・イノベーション・センター(テキサス州ヒューストン)を訪問し、ダウの女性やアジア人の活躍を支援するERG(社内のダイバーシティネットワーク)を中心とする、科学者との交流の機会が提供されている。
コロナ禍により昨年度は延期されたが、今年度について、ダウ日本は、新プログラム「TOMODACHI-STEM Women’s Leadership and Research Program」への支援を通じて、理工系を専攻する日本人女性の大学生に、米国人学生との文化交流や共同研究の機会を提供。また、「女子高校生キャリアメンタリングプログラム in 福島」や「女子高校生キャリアメンタリング・オンライン・プログラム in 東北 supported by TOMODACHI コンビニ基金」には、同社の女性社員が未来のロールモデルとして登壇している。
桜井恵理子社長は、「次世代を育成するというビジョンを共有する同イニシアチブと、長期的なパートナーシップを継続することができて光栄だ。未来の課題解決を担うSTEM人材の育成は日米共通の課題でもあり、今後もダウは次世代の育成、特にSTEM分野での女性のさらなる活躍のために投資していく」と述べている。
2021年5月20日
ダウ日本グループは、パシフィコ横浜で開催される「化粧品産業技術展CITE Japan 2021」(5月19~21日)に出展している。2年に1度開催される同展示会は、化粧品産業において有用かつ最新の素材・技術・サービスに関連する展示と技術発表を通じて有意義な情報交換の場を提供する。
同社グループは、ダウ・ケミカル日本、ダウ・東レが1つのチームとしてシリコーンから有機化学品までのパーソナルケア関連材料を提供している。ダウは、マーケットニーズ、サステナビリティトレンドに即した多くのイノベーションに積極的に取り組んでおり、過去3年間で約20の革新的な製品を創出している。
今回の展示会では、その中で特に差別化された最新の製品を紹介し、ブース(B6‐13)では処方キットも用意するなど、顧客に新たな機会を提供する。また、出展に合わせ、顧客の新たなデジタル・コミュニケーションプラットフォーム(https://www.dow.com/ja-jp/virtual/personal-care)も新設した。
コロナ禍で来場できない顧客も、バーチャルブースを通じて会場の臨場感を味わうことができる。会期終了後でも同プラットフォームを通じて、最新のパーソナルケア製品情報やイベント情報の確認、問い合わせやサンプル・カタログ郵送依頼など、ダウとのコミュニケーションをいつでも簡単に取ることが可能だ。
2021年3月15日
ダウ・ケミカル日本はこのほど、科学分野での仕事のやりがいや楽しさを伝える教育プログラム「カガクのチカラ」をオンラインで実施した。講師となった同社グループ(ダウ・ケミカル日本、ダウ・東レ)のボランティア社員10人が、科学が持続可能な社会を築く上で果たす役割やキャリアについて語り、私立三田国際学園中学校(東京都世田谷区)の約130人の生徒たちとワークショップを行った。
同社は2017年より都内中学校で教育プログラムを提供してきたが、コロナ禍を受け昨年は延期となり、4回目となる今回は初のオンラインでの開催となった。
ダウ日本は、科学分野で次世代育成に貢献すること、また生徒に社会で働くことの面白さを感じてもらうことを目的に、「NPO法人じぶん未来クラブ」と協働で教育プログラムを企画。今回はオンラインを活用し、動画やチャット機能を利用してボランティア社員や桜井恵理子社長との質疑応答コーナーを充実させ、生徒たちがより意欲的に参加できるプログラムを目指した。生徒たちからは、「遠回りをしても最終的にはやりたいことがやれるようになると聞き、目の前のことを頑張りたいと思った」など、多くの感想が寄せられた。
桜井社長は、「世界のためにサステナブルな未来を築くことを目指す素材科学会社として、中学生たちにとって、科学への関心を高め、働くことに前向きなイメージがもてるプログラムを提供できたことは大変喜ばしい。情熱をもって働く社会人との交流を通じて、自身の未来には可能性があふれていることに気付き、その可能性に向かってチャレンジすることの意義を感じ取ってもらいたい」と述べている。
同社は、STEM(科学・技術・工学・数学)教育への貢献として、今回のプログラムのほか、循環型経済に関する出張授業を提供し、日米の官民パートナーシップである「TOMODACHIイニシアチブ」のパートナー企業を務めるなど、持続可能な社会の構築や次世代の科学者育成、女性のさらなる活躍につながる活動を応援している。
2021年1月27日