トクヤマ セメントと固化材を値上げ、採算是正を図る

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2022年7月28日

 トクヤマは27日、セメントおよびセメント系固化材の国内価格について、10月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「3300円/t以上」。

 同社は、石炭をはじめとする原料価格の急騰、設備老朽化に伴う大規模補修・維持更新投資、物流コストの上昇などによる急速な採算悪化を受け、昨年12月出荷分より「2200円/t以上」の値上げを打ち出した。しかし、その後もロシア・ウクライナ情勢を背景に、石炭価格、海上運賃の上昇が継続。さらに急速な円安の進行もあり、製造コストが大幅に上昇しており、未だかつてない厳しい収益状況となっている。

 同社は、今後もコスト削減を推進していくものの、企業努力のみで吸収することは極めて困難であることから、事業継続のため、さらなる価格修正の実施を決定した。

トクヤマ 柳井市に電解槽事業の製作・開発拠点を開設

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2022年7月27日

 トクヤマは26日、再生可能エネルギーを活用した水素・酸素を製造する「アルカリ水電解装置」の早期事業化を目的として、先進技術事業化センター(山口県柳井市)内に製作・開発拠点を開設したと発表した。2023年6月頃の操業を予定している。

 アルカリ水電解装置は、

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トクヤマ 健康食品の新ブランド、台湾でデビュー

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2022年7月8日

 トクヤマは7日、台湾で健康食品の新ブランド「Vitura(ヴィチュラ)」を立ち上げると発表した。台湾徳亞瑪(台湾新竹市)が販売元となり、2023年春のスタートを目指していく。

健康食品 新ブランドロゴ

 新ブランドは、今年3月に現地法人化した研究開発拠点のTMRC(新竹市)が中心となり、2021年からブランド開発を進めてきた。「Vitura」は、

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トクヤマと三菱ガス化学 CO2活用メタノールを社会実装

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2022年7月1日

 トクヤマと三菱ガス化学は30日、三菱ガス化学が新たに開発したメタノール製造技術を適用し、トクヤマの徳山製造所にて排出されているCO2と同所内で生じる水素を原料としたメタノール製造販売の事業化検討(FS)に合意し覚書を締結したと発表した。なお、FSでは、バイオマス発電によるグリーン電力を利用して製造される水素の活用も視野に入れている。

 メタノールは様々な化学製品の基幹物質。CO2を

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トクヤマ ソーダ灰値上げ、「25円/kg以上」で実施

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2022年6月21日

 トクヤマは20日、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)の国内価格を値上げすることを決め、商社や需要家などとの交渉に入ると発表した。改定幅は「25円/kg以上」(仕切価格)。

 想定を超える原燃料価格の高騰により事業採算は大幅に悪化。また、海外市場では需給バランスのひっ迫が長期化し、海外市況の高騰が続く。同社は今後も国内唯一のソーダ灰メーカーとして安定供給を長期的に継続していくため、早急な価格修正による収益改善が必要だと判断した。

トクヤマ 液体カセイソーダ値上げ、8月から実施

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2022年6月21日

 トクヤマは20日、液体カセイソーダの国内価格を8月1日出荷分から値上げすることを決め、商社や需要家などとの交渉に入ると発表した。改定幅は「30円/kg以上」(仕切価格、固形換算)。

 原燃料価格の高騰が当初の想定を上回り、採算が大幅に悪化する見通しとなったことから、安定供給の維持のためにも、収益改善が急務となっている。同社はコスト削減に努めているが、自助努力のみで吸収することは困難と判断し、価格修正を決めた。

トクヤマ 山口県の2拠点に、CO2フリー電気を導入

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2022年5月30日

 トクヤマは26日、CO2フリー電気「やまぐち維新でんき~やまぐち水力100プラン~」について、今年4月から先進技術事業化センター(山口県柳井市)に、5月から珪石の採掘を行う麻郷鉱業所(山口県熊毛郡)にそれぞれ導入を開始したと発表した。 今回、両拠点所で使用する電力を「やまぐち水力100プラン」に切り替えることで、年間2000t以上のCO2排出削減を見込む。

  「やまぐち水力100プラン」は、

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トクヤマ 中国で疎水性シリカ増産、市場成長に対応

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2022年5月23日

 トクヤマは20日、100%出資子会社の徳山化工(浙江)有限公司(中国浙江省嘉興市乍浦経済開発区)において、乾式シリカ疎水グレードの生産ラインを増設すると発表した。今年9月に着工し、2023年8月の稼働開始を予定している。

 乾式シリカの疎水グレードは、

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トクヤマ つくばに第二研究所の開設決定、R&Dを強化

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2022年5月17日

 トクヤマは16日、中期経営計画で掲げた事業ポートフォリオ転換の達成を目的とし、研究開発強化のため、つくば第二研究所(仮称)の開設を決定したと発表した。つくば研究所(茨城県つくば市)の近隣の土地および建物を取得し、2023年1月の運用開始を予定している。

「つくば第二研究所(仮称)」を予定する建物

 第二研究所では、

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トクヤマの3月期 原燃料などコスト増加が響き減益に

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2022年5月9日

 トクヤマは28日、2022年3月期の連結業績を発表した。売上高(収益認識基準適用)は前年比3%減の2938億円、営業利益21%減の245億円、経常利益16%減の259億円、純利益14%増の280億円となった。

 オンラインの決算会見で横田浩社長は、 “トクヤマの3月期 原燃料などコスト増加が響き減益に” の続きを読む