三菱ケミカル PVA製品群を値上げ、採算是正を図る

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2022年1月24日

 三菱ケミカルは21日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、国内と輸出の取引価格を2月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品はPVA「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」、アモルファスビニルアルコール系樹脂「ニチゴーGポリマー」、ゴーセネックスZ用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅はいずれも国内価格が「50円/kg」、輸出価格が「500USドル/t」または「450ユーロ/t」。同製品群は昨年11月に続く値上げとなる。

 現在、PVA系樹脂の需給バランスがタイトな状況にあり、対象製品も供給が一層ひっ迫している。さらに、各種コストの上昇により、同社の事業収益は悪化が進んでいる。こうした中、同社は、安定供給を維持するためには採算是正が必要であると判断し、今回の値上げを決定した。

三菱ケミカル C4誘導品製品を値上げ、安定供給を維持

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2022年1月24日

 三菱ケミカルは21日、C4誘導品「ガンマーブチロラクトン」および「N‐メチル‐2‐ピロリドン」について、2月1日出荷分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始すると発表した。改定幅は両製品とも「80円/kg」。

 当該製品は、旺盛な需要を背景として世界的に需給がひっ迫している。こうした中、同社は、採算是正と安定供給体制を維持していくため、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル 高周波特性を向上、超低誘電損失フィルム開発

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2022年1月19日

 三菱ケミカルは18日、高周波領域の誘電損失を低減した、高周波通信向けの超低誘電損失フィルムを新たに開発したと発表した。

 次世代通信規格として普及が見込まれているミリ波帯5Gやビヨンド5Gなどは、波長が短い高周波帯を利用する。高周波帯は

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三菱ケミカル 特殊エポキシ樹脂、福岡事業所に生産拠点新設

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2021年12月17日

 三菱ケミカルは16日、福岡事業所(福岡県北九州市)において、半導体封止材・電子材料向け特殊エポキシ樹脂の新たな生産拠点を設けることを決定したと発表した。2023年4月の商業生産開始を予定しており、グループ会社の新菱(福岡県北九州市)が生産を請け負う。

 エポキシ樹脂は塗料や接着剤、半導体封止材など幅広い用途で使用されている。特に、同社の特殊エポキシ樹脂は、高耐熱・低溶融粘度・低吸水などの特性に優れ、半導体封止材用途のデファクトスタンダードとして世界中で採用されている。

 同社は現在、三重事業所(三重県四日市市)においてエポキシ樹脂を生産しているが、半導体市場は今後も著しい成長が見込まれている。同社は旺盛な需要に対応するとともに、サプライチェーン強化を図るため、福岡事業所に新系列を設置することを決定した。

 今回の増強により、同社の半導体封止材・電子材料向け特殊エポキシ樹脂は、現行比で約3割の能力増強となる。引き続き、エポキシ事業強化のため、さらなる生産能力増強も検討していく。

三菱ケミカル キレート剤を国内外で値上げ、原料価格が上昇

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2021年12月16日

 三菱ケミカルは15日、キレート剤のエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、L‐アスパラギン酸N、N‐二酢酸(ASDA)について、2022年1月1日出荷分より価格改定の実施を決定し、各需要家と交渉に入ったと発表した。改定品目と改定幅は、EDTA類とDTPA類が国内「35円/kg以上」輸出「300ドル/t以上」、ASDAが国内「25円/kg」輸出「200ドル/t以上」となっている。

 キレート剤は国内の洗剤や肥料向けの需要が堅調に推移し、海外では水処理用途を中心に需要が伸張している。一方、供給面では、足元の原油価格上昇に伴い直近の国産ナフサ価格は6万円/klを超えるレベルで推移している。これを受けてEDA・苛性ソーダ・ホルマリンなどのキレート剤の原料価格が大幅に上昇している。加えて梱包材料、物流費などの諸経費の上昇、近年の働き方改革や設備安全への要求の高まりから製造コストは上昇しており、採算が悪化している。

  こうした中、同社は、生産の効率化などによるコスト低減努力を続けているものの、現在の原料価格の上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、このコスト上昇分を価格に転嫁せざるを得ないと判断し、価格改定の実施を決定した。

三菱ケミカル 光学用透明粘着シート、韓国で特許侵害を提起

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2021年12月14日

 三菱ケミカルは13日、光学用透明粘着シートの製造・販売会社である韓国TMS社に対し、特許権に基づいて、韓国における製造・販売などの差止と損害賠償を求める訴訟を、今月1日に韓国ソウル中央法院に提起したと発表した。

 同訴訟は、スマートフォンやタブレットのダイレクトボンディング材などに用いられる光学用透明粘着シートOCAに関する三菱ケミカルの韓国特許を実施して、TMS社が製造・販売していると判断し、特許侵害で提起した。

 特許は、被着部材貼合後に紫外線によるアフターキュア(加工後に熱硬化)が可能な光学用透明粘着シートに関するもの。三菱ケミカルが製造販売している光学用透明粘着シートは、優れた段差吸収性、裁断加工性および耐発泡信頼性の実現により、顧客の歩留まりを向上させ、業界初のアフターキュア型OCAとしてパネルメーカー各社から多くの支持、評価を得ている。

 アフターキュア型OCAは、他社に先駆けて長年開発し続けてきた独自技術であり、三菱ケミカルは、顧客に安心して使用してもらうために、積極的な投資により事業展開を行うとともに、知的財産権の積極的な保護・活用にも努めてきた。

 今回の訴訟は、重要な知的財産を法により守るためであり、光学用材料産業の健全な発展と秩序維持に貢献できると捉えている。同社は今後も、許諾なしに特許を実施して物品の製造・販売・使用などの行為が行われた場合、看過することなくいかなるケースに対してもその責任を追及し、全世界において適正な対応を取っていく。

三菱ケミカル・クリンスイ LINE公式アカウント開設

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2021年12月10日

LINE公式アカウント

 三菱ケミカルのグループ会社である三菱ケミカル・クリンスイはこのほど、「Cleansui」LINE公式アカウントを開設した。ユーザーとの直接的なコミュニケーションの機会を創出することで、様々なサービスの向上を計っている。

 LINEは、国内に8900万人のユーザー(9月末時点)、10~60代まで幅広い世代をカバーし、すでに生活インフラとして定着。個人情報不要で登録が可能、ユーザーが企業アカウントから情報を受け取ることも一般化している。これまで、クリンスイの浄水器製品を使用しているユーザーからは、「カートリッジの交換時期を教えてくれる機能」へのニーズの声が多数寄せられていた。

 同社は、浄水器本体に「お知らせ機能」を搭載した商品を充実させるほか、ハガキ、HPのフォームからの登録者へ、交換時期を知らせるなど各種サービスを行なってきたが、今回、日常に寄り添うLINEのサービスを活用しながら、ユーザーにとってストレスの少ないコミュニケーションを通してさらなるサービスの構築を図る。

 具体的には、カートリッジの交換時期を個別にお知らせ(浄水器分野全商品対象)、新商品やキャンペーン・イベント情報の配信、オフィシャルウェブサイトやSNSなどと連動した水にまつわるインタビューやコラムの掲載、など多岐に渡る情報の発信などを行っていく。

三菱ケミカル アクリル樹脂CR、解重合技術の実証に成功

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2021年12月10日

 三菱ケミカルおよび連結子会社である三菱ケミカルメタクリレーツ(MCM)は9日、米国アジリックス社(米国オレゴン州)と進めてきたPMMA(アクリル樹脂)の解重合技術の検討において、アジリックス社のプラントスケール設備で同技術の実証に成功したと発表した。

 アジリックス社は、ポリスチレンをはじめとする様々なプラスチックに適用できる、独自の熱分解技術を保有。3社は、2020年よりラボスケールでのアクリル樹脂の解重合試験を行ってきた。今年8月からアジリックス社のプラントスケール設備で本格的な実証試験を実施し、アクリル樹脂の解重合に成功した。なお、実証試験で得られた解重合後の分解物は、従来法で製造されたMMAと同水準の品質レベルまで純度を高めるべく、イギリス・ウィルトンにある同社グループのパイロットプラントで蒸留精製検討を進めている。

 三菱ケミカルとMCMは、かねてよりアクリル樹脂のリサイクルに向けた検討を行っており、日本ではマイクロ波化学と協力し、事業化に向けた実証試験を進めている。今回、アジリックス社でのプラントスケール設備における実証試験の成功を受けて、欧州と日本国内でその地域特性に適したアクリル樹脂のケミカルリサイクル(CR)プラントの建設に向けたさらなる検討を加速する。

 三菱ケミカルは、MMAおよびアクリル樹脂の世界ナンバーワンシェアのメーカーとして、同事業のサーキュラーエコノミー実現に向けた取り組みを積極的にリードしていく。

 

ジャパンコーティングレジン エマルジョンなどを再値上げ

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2021年12月9日

 三菱ケミカルの子会社であるジャパンコーティングレジンは8日、エマルジョン製品、パウダーエマルジョン製品、水溶性樹脂製品について、今月20日納入分から価格改定を実施することとし、取引先との交渉を開始したと発表した。改定幅は、エマルジョン製品および水溶性樹脂製品が「30円/kg以上」、パウダーエマルジョン製品が「60円/kg以上」。

 同社は当該製品について、原料価格の高騰、物流費、包材費などのコスト上昇を背景に6月1日納入分からの値上げを実施した。しかし、それ以降も原料価格の高騰が続いており、採算が大きく悪化している。同社は合理化など自助努力により現状維持に努めてきたが、これ以上の改善ならびに向上は望めないことから、再値上げせざるを得ないと判断した。

三菱ケミカル 酢酸および酢酸塩類を値上げ、コスト高に対応

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2021年12月3日

 三菱ケミカルは2日、酢酸および酢酸塩類について、2022年1月1日出荷分から値上げすることを決定したと発表した。対象製品と改定幅は、酢酸が「30円/kg」、酢酸ナトリウム(結晶)が「15円/kg」、酢酸ナトリウム(無水)が「20円/kg」、粉末酢酸が「20円/kg」となっている。

 当該製品については、急激な原燃料の価格高騰によりコストが上昇し、事業環境は厳しい状況にある。こうした中、同社は、各種経費の削減や効率化を実施しているものの、自助努力のみで全てを吸収することは難しく、安定供給体制を維持するためにも、値上げせざるを得ないと判断した。