【化学企業 入社式訓示⑤】日本触媒 五嶋祐治朗社長

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2021年4月8日

 当社の企業理念「TechnoAmenity」は「技術」と「豊かさ・快適さ」を合わせた造語で、約30年前に制定した。「私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を意味し、社内外に広く表明し実践している。

 アメニティという言葉は、快適で心地よく生活できる環境や、自然や文化の豊かさと調和し将来に希望がもてる住みよい状態であるといった深い意味をもつ。暮らしの中のアメニティに貢献できる高い機能の素材やサービスを、全社のテクノロジーを結集して産み出し、社会へ提供し貢献することを目指している。

 同時に社員のアメニティも含んでおり、全ての社員が働き甲斐をもち生き生き働いてこそ大きな成果につながり、社会貢献できる。当社は今年創立80周年を迎えるが、創業当時の「先見性のあるチャレンジ精神」は脈々と受け継がれ、独自技術で新たな価値を創出する姿勢を、常に新たにしている。次の100周年、さらにその先に向けてずっと受け継いでいってほしい。

 そして、どんな事にもどんな人にも誠実に向き合うことで、同じ思いをもつ仲間が増え、より大きな力となって成功するということ。「誠実さが成功をもたらす」ことを信じ、意識して実践してほしい。将来のありたい自分を描き、それを実現するような生き方、働き方をしてもらいたい。「身についたものは変えられない」という思い込みはやめ「自分は変えられる」「自分の能力は必ず伸びる」ことに気づき、変化を避けていてはいい状況はつくれないと自覚することが大切だ。

 まずは、自らの成長を自らの意識改革でリードしてみる。その結果として一人ひとりが会社の発展に存分に力を発揮し、会社としても変化・成長し、40年、50年先にも「皆が誇れる会社」、つまり「安全で安心して働ける会社」「汗を流した人が報われる会社」「胸を張って働いているといえる会社」であり続けることを目指していく。

《化学企業トップ年頭所感》日本触媒 五嶋祐治朗社長

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2021年1月12日

 昨年は、コロナに明けてコロナに暮れた1年だった。業績の急激な悪化や三洋化成工業との経営統合の中止という、大変厳しい結果に深くお詫びする。

 今年は、中期経営計画期間が3月末で終了する。経営環境の劇的な悪化も加わり目標達成は困難となったが、得たものも多く、それらをどう生かすかが課題だ。SAPサバイバルプロジェクトによるコスト削減、新規事業分野への挑戦、仕事革進活動など、今後さらに応用・展開・進化させていく。

 コロナ禍影響が続くため、4月からの2021年度は単年度予算で進め、次期中長期経営計画は2022年度から開始する。そこでは、既存事業の強みを再強化して安定収益源とし、技術基盤を生かした新規事業の展開で事業領域を広げ、外部環境変化に対する耐性強化を主眼とした成長戦略を構築する。あわせて、規模や収益力の増強に加え、環境負荷低減などサステナブル社会への貢献にもつながる経営計画を目指す。

 まずは足元の業績の立て直しを確実に図る。即効性のある方策だけではなく、将来にもつながる踏み込んだ方策にも着手している。新規事業テーマも個々の事業性を再確認し、優先順位を見極めながら集中的に進めていく。これらの方策で、2年以内の業績回復を図る計画だ。私自身もこれまで以上に危機感をもち、時には大胆な決断をもってやり抜く覚悟で臨むので、皆さんの結束と参画を是非お願いする。いざという時の結束力と集中力、解決力は当社伝統の力だ。今回も必ず結果を出していこう。

 今年は創立80周年を迎え、発行準備中の社史には当社の歴史を再確認できる記録がたくさん載せてある。次の100周年に向けて拠り所とすべき手掛かりを学び、将来に向けて「TechnoAmenity」という当社企業理念を生かし、さらなる成長を果たすための計画に結び付けなければならない。足元の環境や業績は最低の状態で発射台は低く、伸びしろは大きい。このような前向きな気持ちで、この節目の年を元気よくスタートしよう。

 今年も安全・安定操業をしっかりと継続し、皆さんとともに健康で幸多い年となることを祈る。

 

日本触媒の3月期 販売減やスプレッド悪化で減収減益

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2020年5月11日

 日本触媒は8日、2020年3月期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前年度比11%減の3022億円、営業利益は同50%減の132億円、親会社所有者に帰属する当期利益は同54%減の111億円となった。

 同日開催された電話会議において五嶋祐治朗社長は「昨年度を振り返ると

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【化学企業 入社式訓示⑦】日本触媒 五嶋祐治朗社長(WEB入社式)

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2020年4月27日

 日本触媒を代表し、皆さんの入社を心より歓迎する。当社は企業理念「テクノアメニティ」に基づき、化学技術(テクノロジー)で人々の暮らし(アメニティ)に貢献し、社会へ貢献する努力を続けている。

 新型コロナウイルスの治療薬の開発など、社会課題の解決には、化学の力が今後ますます重要になるだろう。日本触媒は高い技能をもった素材やサービスを提供することで、社会課題の解決に貢献していく。また、「テクノアメニティ」は社員の「アメニティ」も含んでいる。日本触媒は、仕事革新委員会を立ち上げるなど、全ての社員が働き甲斐を持てる環境づくりに取り組んでいる。

 当社は、2021年に創立80周年を迎え、来春には三洋化成工業との経営統合を控えている。両社の企業文化や技術などの違いを認め合い、生かし合うことで大きな相乗効果を生むことを期待している。

 来年は会社が大きく変わる節目の年だ。この節目を次なる成長を促す変化を起こすための絶好の機会として捉えており、社員の1人としてぜひこの新たな挑戦に取り組んでいってほしい。

 仕事をする上での心得をお話しする。まず、誠実さが成功をもたらすということ。自分の心の根底にある良心を自覚し、その良心に従い、どんなことにもどんな人にも誠実に向き合うことが大切。そうすれば同じ思いを持つ仲間が増え、どんな困難も乗り越え、成功することができる。

 次に、将来のありたい自分を描き、実現のための生き方、働き方をするということ。自分は変えられることに気づき、変化を避けてはいけない。自らの成長を自らの意識改革でリードしていってほしい。学びの実践をぜひ行っていただき、会社はそのための手助けを約束する。

 結びとなるが、まずは健康に留意し、夢や目標の実現に向け、誠実さとありたい自分を意識しながら、日本触媒社員として、Synfomix社員として頑張っていただくことを期待している。

 

【化学企業 入社式訓示⑤】日本触媒 五嶋祐治朗社長

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2020年4月8日

 新入社員の皆さん、入社おめでとう。皆さんは、本日から日本触媒の一員だ。私をはじめ、社員一同が皆さんの入社を心から歓迎する。本来であれば、新入社員99名を大阪本社に迎え入社式を行う予定だったが、日本国内における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、延期することとした。

 入社式を4月1日に開催できないことは、新入社員の皆様も残念、また不安に思う気持ちがあると思うし、我々としても非常に残念に思っている。

 現在、当社においても、全社をあげて、感染予防措置を講じている。我々としては、従業員の健康・安全の確保を企業の責務と捉え、従業員の感染によるプラント停止などのリスクを低減し、安定的に事業を継続することを重要課題としている。今回の決定は、当社の一員となる新入社員皆さんの健康・安全確保を目的とした措置であると理解してほしい。

 残念ながら、本日の出社は叶わなかったが、4月1日は皆さんの日本触媒への入社日であり、学生から社会人になる人生の大きな節目だ。また、当社においても、今年は大きな転換期を迎える。

 皆さんすでにご存じのとおり、今年の10月に三洋化成工業との統合持株会社「Synfomix」を設立する予定だ。Synfomixでは、両社の強みを生かし未知の領域へ常に挑戦し、革新的でユニークな価値を生むことで、生活のあらゆる場面を豊かにし、未来のため持続可能な社会の創造へ貢献することを目指していく。

 皆さんも日本触媒の一員として、また今後設立される「Synfomix」の一員として、長く活躍されることを期待している。また、何よりも大切なのは、皆さんはもとよりご家族も含めた健康管理だ。十分に留意され、出社に向けて準備をしてもらいたい。皆さんが元気に出社され、お会いできることを我々は心待ちにしている。

《化学企業トップ年頭所感》日本触媒 五嶋祐治朗社長

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2020年1月10日

 昨年を振り返ってみると、甚大な自然災害に見舞われ、また世界経済も減速基調となり、当社の業績にも少なからず影響が出た。このような予測困難な環境下で、リスクを最小限に抑えるための「備え」が、いかに大切かを痛感した年であったように思う。

 このような状況の下、当社は昨年11月に、三洋化成工業と経営統合の最終合意を交わした。この経営統合の大きな目的は、将来への「備え」そのものだ。今後、さらに激化するであろう、世界的な市場競争の中で、生き残り、勝ち残るための「守りの備え」と、さらなる成長、飛躍を目指した「攻めの備え」の両面の「備え」を持つことにある。

 新会社の社名は、800件を超える社内募集の中から、「Synfomix(シンフォミクス)」とした。シンフォミクス発足にあたり、次の3つを伝える。1つ目は「持続可能な社会の創造に貢献しよう」ということ。

 シンフォミクス・グループは、様々な可能性を掛け合わせ、未知の領域へ常に挑戦し、革新的でユニークな価値を生むことで、生活のあらゆる場面を豊かにし、未来のため、持続可能な社会の創造へ貢献することを目指す。「シンフォミクス」の名前が世界中で鳴り響くよう、新会社グループ一体となって持続可能な社会の創造に貢献しよう。

 2つ目は「両社の強みを融合しよう」ということ。日本触媒の競争力ある素材のバリューチェーンと、三洋化成の顧客の課題に応えるソリューションビジネスを融合することで、強みのある事業を複数保有する、グローバルに存在感のある化学メーカーを目指す。今まで1社ではできなかったことも、シンフォミクス・グループなら必ず達成することができると確信している。

 3つ目は「違いを認め合い、違っていることを生かそう」ということ。お互いに相手を理解しようと努め、様々な意見や考え方があるということを認め合おう。そして、違った考え方を掛け合わせることで、新たな考え方や仕事のやり方を生み出していこう。

 新たな挑戦に期待を抱き、気概をもって取り組めるよう、まずは心構えから、「備えよ、For the new company」。今年も安全・安定操業をしっかりと継続し、皆さんとともに健康で幸多い年となることをお祈りする。

《化学企業トップ年頭所感》 日本触媒 五嶋祐治朗社長

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2019年1月10日

 昨年は、日本では甚大な自然災害、世界では米中の貿易摩擦の激化をはじめとした混乱など、不安な事柄の多い年だった。一方、当社では、ベルギーの新プラントの立ち上げや、ささきしょうこ選手の2年ぶりの優勝など明るい話題もあり、努力が報われる前向きな良い年となった。

 当社の主力事業の一つであるSAP事業に、危機感と強い志をもって始めたSAPサバイバルプロジェクトも2年が経過し、さまざまな活動の成果が徐々に出始め、確実に収益貢献してきている。また、昨年はベルギーでのAA/SAP新プラントが商業運転を開始し、さらにインドネシアでのAA新プラント建設も決定した。拡大する世界需要に応えると同時に、収益性を重視した事業拡大を進めている。

 一方では、成長事業・分野へのシフトを掲げ、3分野8領域をターゲットとして絞り込み、さまざまな施策に取り組んでいる。既存事業の製品群でも、需要拡大に応える設備増強や、新たな領域への用途展開も精力的に進めている。

 持続的な成長に向けて、人と組織の活性化、社会からのより一層の信頼獲得、グループ経営の強化を課題として掲げ、仕事革進委員会、サステナビリティ推進委員会を中心に活動を開始している。いずれも「皆が誇れる会社」を目指し、皆が生き生きと働き、その成果が社会からもしっかりと認められ続け、自らも成長し続けることを目的とするものだ。それは、皆さん一人ひとりが〝考動〟を起こすことから始まる。明日は今日よりもっと良くしていこうという気持ちで、あらゆることに臨んでほしい。

 後半中期経営計画の中に、「その最終年度2020年度には、次の10年の確実な成長を見通せる状態を目指す」ことを掲げている。そして、次の年2021年は、当社創立80周年を迎える。この80周年が次の90周年、100周年に確実に繋がるよう、後半中期経営計画の目標をしっかりと達成していこう。

 その過程の中で私たちが志として受け継いでいくべきものが、当社グループの企業理念「TechnoAmenity~私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します~」だ。これは、ESGやSDGsの先駆けとなる理念であり、30年近く前から実践している社会にも誇れる理念だと思っている。収益だけでなく、事業活動を通じて社会へ貢献していくという考え方、今一度この志を再認識し、「新生日本触媒」の進むべき道をきちんと見定めていきたいと思う。