東ソー 重金属処理剤を値上げ、安定供給の継続図る

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2021年10月8日

 東ソーは7日、重金属処理剤の全グレードについて、2022年1月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、現行価格から「15円/kg以上」。

 同社は、コスト削減、省力化や合理化などのあらゆる施策を実施し、競争力のある製品の生産・供給に努めている。

 しかし、直近の原料価格ならびに各種ユーティリティ、物流費などのコスト上昇により、現行価格での販売が極めて困難な状況となっている。こうした状況を踏まえ、同社は、今後も安定供給を継続するため、値上げの実施を決定した。

 

東ソー 石油樹脂2製品を値上げ、コスト高に対応

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2021年10月5日

 東ソーは4日、C9系石油樹脂「ペトコール」と、C5-C9系石油樹脂「ペトロタック」の全グレードについて、10月25日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、現行価格から「40円/kg以上」。

 同社は1976年の事業開始以来、石油樹脂の安定生産、安定供給ならびにコスト削減に努めてきた。しかしながら、設備維持を目的とした修繕費などの諸経費の増加、さらには世界経済正常化による需要回復と原燃料高により、ユーティリティーや物流費など各種コストも上昇しており、自助努力で吸収できる限界を超えている。

 こうした中、同社は、安定供給を維持するためにも、値上げせざるを得ないと判断した。

 

東ソー 重炭酸ナトリウムを値上げ、採算改善図る

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2021年10月4日

 東ソーは1日、重炭酸ナトリウム(重曹)を、10月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「20円/kg以上」。

 同社はこれまで、安定品質、安定供給を果たすために、生産体制の維持・向上に努めてきた。しかし、ここ数年にわたる製造設備維持コストや物流コストの上昇、昨今の原燃料価格の高騰を受け、事業採算は大幅に悪化している。

 こうした環境の下、同社は、事業採算性の改善を行い、あらゆるコストの総点検を実施してきたが、自助努力での改善には限界があり、今後の安定供給を継続するため、今回の値上げを決定した。

東ソー 新型コロナウイルス抗原検査試薬の販売を開始

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2021年9月29日

 東ソーは28日、同社の全自動化学発光酵素免疫測定装置「AIA-CL2400」および同等機種向けの専用試薬として、新型コロナウイルス抗原検査試薬である「AIA-パックCL SARS-CoV-2-Ag」の販売を開始したと発表した。なお同試薬は、今月14日に製造販売承認を取得し、同日に保険適用された。

「AIA-パック CL SARS-CoV-2-Ag反応試薬」(左)と「AIA-CL用 SARS-CoV-2-Ag検体処理液」

 同試薬は、横浜市立大学をはじめ外部機関の協力を得て開発され、試料中のコロナ抗原を特異的に25分で測定が可能となる。また、「AIA-CL2400」を利用することで1時間に最大120検体を測定できる。同社は、「AIA-CL」装置向けの専用試薬として、新型コロナウイルスを構成するヌクレオカプシドたんぱく質およびスパイクたんぱく質に対する4種の抗体検出試薬をすでに販売しており、抗原測定と抗体検出が同一の装置上で可能となった。

測定装置「 AIA-CL2400」

 同社は、既存製品である遺伝子検査試薬「2019新型コロナウイルスRNA検出試薬 TRCReady SARS-CoV-2i」と合わせ、同社の製品による迅速測定が、これからも新型コロナウイルスの診療、研究、および疫学調査など多方面への貢献を可能にすると考えている。

東ソー、塩酸を値上げ 安定供給継続のため採算改善図る

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2021年8月24日

 東ソーは23日、塩酸について9月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「5円/kg以上」。

 同社は、生産や物流コスト削減・効率化に継続して取り組み、安定供給に努めてきた。しかし、物流費、設備の維持・補修費などの高騰により、事業採算は悪化し、自助努力のみでの吸収は困難な状況にある。同社は、今後も安定供給を継続するために、今回、値上げの実施を決定した。

 

東ソー、U/HPLCカラム製品、発売開始から50周年

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2021年8月20日

 東ソーはこのほど、U/HPLC(超高速液体クロマトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィー)カラム製品「TSKgel」が発売開始から50周年を迎えたと発表した。

「TSKgel」カラム

 同社は、1971年に国産としては初となるGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)カラム「TSKgel S」タイプの開発・商品化に成功し発売を開始した。その後も、U/HPLCカラムの開発・商品化を継続し、ほぼすべての分離モードの商品を全世界に販売している。なかでも、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)カラムは製品ラインアップ上の主力と位置づけており、特に1977年に発売を開始した「TSKgel SW」シリーズはバイオ医薬品業界では抗体医薬品の品質管理用途としてファーストチョイスのSECカラムとなっている。

 

 「TSKgel」は、液体クロマトグラフィーの科学技術が進化していく中で、基礎生物学研究、創薬、医薬化学、化学、食品、その他の産業用途など、あらゆるニーズに最適なソリューションを提供している。同社は、ライフサイエンス分野の製品やサービスの提供を通じて、人々の健康と福祉に関する社会課題の解決に貢献できるよう、これからも積極的に取り組んでいく。

高速 GPC 装置「 HLC-8420GPC」
高速 GPC 装置「 HLC-8420GPC」

 

東ソー クロロプレンゴムを値上げ、採算是正を図る

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2021年8月19日

 東ソーは17日、クロロプレンゴム「スカイプレン」全品種について、9月16日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「キロ40円以上」。

 クロロプレンゴムの世界需要はラテックス用途を中心に伸長しており、供給不足は今後も継続が見込まれる。また、ユーティリティコストや物流費、設備維持・補修費用の上昇は、自助努力の限界を超えていることから、適正な採算確保が困難な状況となっている。こうした中、同社は製品の安定供給を維持するためにも、値上げせざるを得ないと判断した。

東ソー 人事(16日)

2021年8月19日

[東ソー・人事](16日)▽解兼ウレタン事業部企画開発室長、執行役員ウレタン事業部長木内孝文▽ウレタン事業部企画開発室長熊田信隆▽解兼南陽事業所ポリマー製造部ペースト塩ビ課長、南陽事業所ポリマー製造部長堀靖史▽南陽事業所ポリマー製造部ペースト塩ビ課長松下大也。

東ソー ポリウレタン原料MDI値上げ、コスト高に対応

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2021年8月11日

 東ソーは6日、ポリウレタン原料のMDIについて、今月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「30円/kg」。

 同社は日頃より、輸入品をはじめとした競合各社との競争が激しくなる中、国内の取引先に対して安定供給に努めてきた。しかし、最近では、依然としてMDIの主要原料価格の高騰が継続しており、さらにユーティリティコストや物流コストも上昇している。同社は、今後も安定生産・安定供給を図っていくために、国内の取引先に対して、値上げの実施を決定した。

東ソーの4-6月期 第1四半期として過去最高益を達成

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2021年8月4日

 東ソーは3日、2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比29%増の2012億円、営業利益301億円(同311億円増)、経常利益321億円(同326億円増)、純利益217億円(同237億円増)と大幅な増収増益となった。オンラインによる決算会見の中で、米澤啓上席執行役員は「ウレタン原料の市況が “東ソーの4-6月期 第1四半期として過去最高益を達成” の続きを読む