九州大学と三井化学 空気と水からアンモニアと水素同時合成

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2023年11月27日

 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所と三井化学カーボンニュートラルセンターで組織する石原達己教授らの研究グループはこのほど、常温・常圧下、光バイオ触媒により空気(窒素)と水からアンモニアと水素を同時に合成することに成功した。

自然代謝系(左)と今回見出したバイオ光触媒によるアンモニア(NH3)と水素生成のイメージ図(右)。生態系の代謝の一部を光触媒プロセスで置き換えることで、シアノバクテリア内
のニトロゲナーゼに電荷を伝達し、高速でアンモニアと水素の合成を実現した

 今回の成果は、

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東京大学 コバルト不要の超高エネルギー密度LIBを実現

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2023年10月26日

 東京大学大学院工学系研究科の山田淳夫教授、コ・ソンジェ助教らの研究グループは、環境負荷が大きく高価なコバルトを一切含まずに、従来比1.6倍の高いエネルギー密度をもつ、「LiNi0.5Mn1.5O4」正極と「SiOx」負極からなるリチウムイオン電池(LIB)を実現した。

副反応による劣化を多角的に分析し、高価なコバルトを使用しない超高エネルギー密度のLIBを実現

 研究グループは、LIBの開発で

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東北大学 Muse細胞による脳梗塞治療、有効性など確認

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2023年10月18日

 東北大学大学院医工学研究科の新妻邦泰教授、同大学院医学系研究科の遠藤英徳教授らの研究グループはこのほど、亜急性期脳梗塞の患者に対してMuse(ミューズ)細胞製剤を投与する治験を実施したところ、臨床試験を進めるための安全性が確認され、上肢の機能回復が早期から見られるなど有効性を示唆する結果が得られたと発表した。

 具体的には、標準的な

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東京大学 化成品合成を革新するグリーン反応を実現

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2023年10月17日

 東京大学大学院理学系研究科の山下恭弘准教授、小林修教授らの研究グループは、カルボニル基α位で行う炭素―炭素結合生成反応を、入手容易で安定な炭化水素原料を使う廃棄物の少ない方法で効率的に実現した。

研究の概要図

 具体的には、青色光照射下、

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三菱ケミカルグループ 海洋細菌から新たなPBS分解酵素を発見

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2023年10月17日

 三菱ケミカルグループと北海道大学大学院水産科学研究院(澤辺智雄教授)らの研究グループは16日、ポリブチレンサクシネート(PBS)に対して分解性を示す海洋細菌「ビブリオ・ルバー(V.ruber)」を発見し、さらに同海洋細菌から新たなPBS分解酵素の特定に成功したと発表した。今後、さらなる分解メカニズムを解明することで、海洋環境におけるPBS分解促進化技術の開発や、新たな海洋分解性プラの開発に貢献することが期待される。

海洋細菌由来の新規PBS分解酵素を特定

 プラの海洋汚染は世界規模の課題であり、

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東大など 簡便な自己折り技術開発、UVプリンタを活用

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2023年8月2日

 東京大学大学院らの研究グループは、熱収縮性シートに折り紙のパターンを印刷し、シートを加熱(約70~100℃)することで、設計した多面体を自動的に折る(自己折り)技術を開発した。

お湯につけるだけで平面から立体へ自動変形した帽子

 自己折りできる折り紙の解像度は、

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北海道大学など マクロロタキサン、にじみ出ない高分子添加剤

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2023年8月1日

 北海道大学とお茶の水女子大学、東北大学、防衛大学校の研究グループはこのほど、環状高分子リング中に線状高分子が入り込んだネットワークポリマー「マクロロタキサン」の合成に成功した。

マクロロタキサンの合成方法

 ナノメートルサイズのリング分子に、

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東北大 高速量子ビット読み出し手法をグラフェンで実現

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2023年7月25日

 東北大学大学院ら研究グループはこのほど、微小グラファイト電極を使ったデバイスと回路を作製することで、高周波反射測定と呼ばれる高速読み出し手法をグラフェンデバイスで実現し、量子伝導状態の測定を行った。

 さらに数値計算で同手法により

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九州大学など 全固体電池実現へ前進、電解質の低温焼結成功

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2023年7月20日

 九州大学大学院、物質・材料研究機構(NIMS)らの研究グループは、酸化物固体電解質の中でも高いイオン伝導度をもつLi7La3Zr2O12(LLZ)に焼結助剤をナノレベルで複合化した独自材料を新たに開発し、イオン伝導度の低下を引き起こすことなく、汎用的なセラミックプロセスの焼結温度を750℃に低温化することに成功した。

研究グループが作製した全固体電池の充放電サイクル特性と正極層の拡大図(右上)

 同材料では、接触面積が増加し

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大阪大学と理化学研究所 13種類のがん、発症に関わる遺伝子を解明

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2023年7月12日

 大阪大学と理化学研究所の研究グループはこのほど、13種類のがんについて118万人のヒトゲノム解析を行い、「遺伝的素因(生まれもったがんへのかかりやすさ)」に影響を与える遺伝子多型(ヒトゲノム配列上の個人差)を新たに10ヵ所同定した。

がん発症に関わる遺伝子解析

 これまで、主に欧米人のゲノムワイド関連解析(GWAS)により

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