三井化学と九州大学 産学連携でCN研究拠点新設

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2021年11月4日

組織対応型連携契約の宣言書を手にする三井化学・橋本修社長(右)と九州大学・石橋達朗総長=10月28日、九州大学・アイスナーにて

カーボンネガティブも視野に早期社会実装目指す

 三井化学と九州大学は1日、両者の連携契約に基づき、同大学のカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER:アイスナー)内に、「三井化学カーボンニュートラル研究センター」(MCI-CNRC)を設置し、共同運営を始めた。運営期間は2031年3月末までの10年間。三井化学は約20億円の研究開発費を投入する予定で、両者は2050年ネットゼロエミッションへの取り組みに向け、2030年度までに有望な技術開発と早期社会実装への技術検討を進めていく。

 先月28日、三井化学の橋本修社長や九州大学の石橋達朗総長らが列席の下、同大学のある福岡市で契約締結式と合同記者会見を開催。「MCI-CNRC」設置を前提に、カーボンニュートラル(CN)関連の技術開発・実用化・事業化の推進を共同で行う組織対応型連携契約の宣言書に署名した。

 橋本社長は、今回の九州大学との組織連携と「MCI-CNRC」の設立目的について、

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